負のエネルギーを跳ね返す秘策は「明るい変化」! エスパー・小林が「呪いの解き方」を指南

監修=小林世征

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    霊能者・小林世征氏が指導する「呪いの解き方」第3回。今回は、自分に向けられたネガティブなエネルギーを跳ね返すための心構えと具体的なアクションについてお伝えする。

    運気を下げる場所を見分けよう

     ここに住みはじめてから、運気がどんどん下がっていく——そんなふうに感じたら、引っ越しを決意して間違いないと、小林氏はいう。
    「冷たいプールに入りつづけていたら、体温を奪われて体が冷えてしまうのと同じで、よくない場所にいつづけたらエネルギーがどんどん奪われ、やがては枯渇してしまいます。
     かつて病院や刑場があった場所、古戦場跡など、人が大勢死んでいる場所は、住むのを避けたほうが無難です」
     また、引っ越しや転職を考えているのであれば、候補となった物件や職場となるかもしれないオフィスビルの周辺を散策してみるとよいそうだ。
    「霊感のない人でも、その土地が自分のエネルギーを上げてくれるかどうかは、雰囲気でなんとなく察知できます」
     雰囲気を感じとるのに加えて、具体的にチェックすべきポイントも教えていただいた。
    「薄暗くて落書きが多い場所は避けてください。ガラクタが不法投棄されていたり、ゴミが積み重なったりしている場所もよくありません。
     活気のあるエリアに住むと、自分自身のエネルギーも上がっていきます。街のエネルギーに守られて、呪いとは無縁に生きられる可能性が高まります」
     よい場所を選んだら、利用する店についてもしっかりと見きわめることで、運気がいっそう向上する。
    「食事をする店や買い物をする店も、気の流れや客層を確認して選びましょう。そうした日々の選択が、積もり積もって運気を変えていきます」
    薄暗くて落書きの多い場所に住むと運気が落ちかねない。明るくて活気のある場所を選ぼう。

    土地に憑いた霊にお供えをする

     小林氏は、土地の因縁がらみで除霊の依頼があった場合、引っ越しをすすめることが少なくないという。しかし、おいそれとは引っ越せないケースも多々ある。そんなときは、土地を鎮めるそうだ。
    「土地を鎮めるには、その土地に憑いている霊が好むものや喜ぶものをお供えすることが基本です」
     そう話す小林氏は、その霊が生きていた年代、性別、職業などがすべて見えるので、何をお供えすべきかが瞬時にわかる。そのような力を持たないわれわれは、どうすればよいのか。
    「どの霊にも喜んでもらえるものがあります。
     オールマイティーに効くのは鏡と、ガラス玉でもイミテーションの宝石でも、とにかくキラキラしたものです。
     食べ物をお供えするなら炊いた米、味噌汁、漬け物の3点セットがいいでしょう」
     鏡や宝石などは、ホコリがかぶりっぱなしにならないよう、こまめに手入れを。食べ物は、しばらく供えた後、お下がりをいただくとよいだろう。

    運気を晴れやかにする5つのアクション

     運気が停滞してマイナスの感情に飲みまれそうだ。自分は呪いを受けているかもしれない……。「そんなふうに思ったときは、以下の事柄を試してください」と、小林氏はいう。
    
    (1)いつもと違う行動をとる
     家にこもりがちな人は、外へ出てショッピングを楽しむ。しょっちゅうショッピングをしている人は、図書館や公園へ行ってみる。いつも近所のファスト・ファッション店で洋服を買っている人は、銀座などまで足を延ばしてみる。
     通勤・通学のルートや生活のリズムを変えたり、イメチェンをしてみたりするのもよい。
    「あなたが別人のようになれば、あなたに届くはずの呪いは自然と逸れていきます」
    
    (2)自分をいたわり、喜ばせる。
     調子が悪い自分を放置せず、少しでもよい方向へ変えるための行動をしよう。
    「自分が何を望んでいるのか、自分の心に聞いて実行するのはとても気持ちがいいことです。そうした晴れやかでポジティブな心は呪いを寄せつけません。たとえば最近流行している〝推し活〟は、自分を喜ばせ、呪いを跳ね返すには最適でしょう」
    
    (3)生花を部屋に飾る
     小林氏によれば、花は、奪われた精気を補充してくれるエナジードリンクのようなものだという。
    「値段は関係ありません。100円程度で売られているものでも十分です。
     もし、あなたや家族のだれかが呪いを受けていたら、花はすぐに枯れます。その場合は花の量を増やしてください。枯れなくなってきたらセーフです」
    生花は、奪われた精気を補充してくれるエナジードリンクのようなもの。すぐに枯れるようなら量を増やすとよい。
    (4)歌う・笑う・泣く・聴く
     大きな声で歌うと、意識がスパッと切り替わるそうだ。「悪い念が集まってきているかも」と感じたときには、思いきり歌ってみるとよいとのこと。
     また、笑える映画や泣ける映画を見るのも、邪気を祓い、気分を一新させるには効果的だ。
    「古典落語を聴くのもおすすめです。私は車で仕事に出かけるとき、とくにお祓いに行くときは、車中で古典落語を聴くのが常です。
     もちろん、好きな音楽を聴いたり、好きなアーティストのMVを視聴したりするのもOKです。この曲を聴いたらいいことがあった、気分が前向きになるという経験がなかったかを思いだし、それらの曲を存分に活用しましょう。基本的に、自分の好きなものに没頭している人は、他人が放った呪いなどは寄せつけないものです」
    
    (5)光る物を身につける
     ほとんどの女性は、ダイヤ、水晶のように透明な石、もしくは真珠を身につけると運気が上がるそうだ。
    「できればネックレスなど、肌に直接つけるアイテムをおすすめしていますが、職業的に難しければ、内ポケットなどに入れて持ち歩くだけでも効果が得られます。
     ダイヤと水晶のようにキラキラと光る物は、男性にも有効です。一時期マイケル・ジャクソンがつけていたような銀色の手袋もいいですね」
    エスパー・小林こと小林世征氏の著書『知らずにかけられた呪いの解き方』(三笠書房/本体780円+税)。小林氏が解決した呪いの実例や、呪いの解き方がわかりやすくまとめられている。

    小林世征

    1959年、東京都生まれ。学生時代より占術に興味を持ち、タロット、人相、手相を独習。10代後半から霊能力が発動し、20代後半から昼は雑誌記者、夜は占い師として活動。1991年に霊能者として独立。除霊、透視、ヒーリングなどを得意とし、政財界や芸能界にも熱心なファンを持つ。

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