ネッシーは宇宙人がUFOで連れてきた!? ネス湖底にワームホール… 衝撃のUMA最新分析/中沢健
UMAの代表格として世界的な知名度を誇るネッシー。果たしてその正体は何か。作家・中沢健が今、改めて過去の情報を整理しつつ、新しい可能性を提唱する!(第2回/全3回)
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世界各地に存在する爬虫類型生命体にまつわる伝説。時には人類に知恵を授ける神として、またある時は人に害なす悪鬼として伝えられている。そして今回、紹介するのはベトナムの爬虫類型生命体——トカゲ人間だ。
東南アジア・ベトナムの北部山岳地帯に、爬虫類型生命体と同じような伝承が残されているようだ。それは「洞窟の奥深くには、灰色のトカゲ人間が住んでいる」というもの。ベトナム北部からラオス国境の近くまで洞窟群が広がっているが、そのうちのひとつ、フォンニャ=ケバン国立公園の中のソンドン洞窟にトカゲ人間が生息しているというのだ。
地元では古くから「トカゲ人間の生息地」として知られていたソンドン洞窟だが、あくまでも民俗奇譚のようなもの。だが2009年4月には公式な調査が行われているのだ。イギリスの洞窟協会の調査チームが、別の洞窟調査のため募った地元協力者から得た情報をもとに調査し、「発見」に至ったというである。
詳しい内部調査の結果、洞窟は約300万年前に形成されたものであり、内部空間が高さ最大240メートル、幅約90メートル、全長約9キロと、世界最大級であることが明らかになった。また、地下には何十万年という歳月を経て形成された河川が広がり、洞窟内に生い茂る古代ジャングルには絶滅危惧種を含む、多種多様な野生生物が存在するという、そこはまさにSF映画のような地中世界が広がっていたのだ。
このことから、ソンドン洞窟という秘境の発見は、各方面から多くの注目を集める結果となったのだが、内部が一般公開されるようになると、少しずつ無気味な報告が増えるようになる。
それは、「爬虫類のような特徴のヒト型生命体を見た」というものだ。
ツアー客が目撃した生命体の正体については、真相は明らかになっていない。
だが、ベトナム戦争で武器保管庫や防空壕として利用されていた時には、駐留アメリカ兵がトカゲのような爬虫類型の生命体を発見、発砲したことが報告されている。それによると生命体の身長は2メートルほどで、二足歩行をしており、発砲後すぐに逃げてしまったということだ。
現地に古くから伝わる伝承と、不気味な目撃情報の一致はただの偶然なのだろうか。その真相について、ジャーナリストのデビッド・チルドレスは、実に興味深い説を唱えている。それは、「世界各地で目撃されている爬虫類型生命体はすべて地底人である」というものだ。
チルドレスは、山や洞窟の近くでのUFO目撃情報が多いことを挙げ、洞窟や火山口を地底世界への出入り口として利用していると主張。地底には、われわれの想像を凌駕するテクノロジーを持つ地底人が文明を築いていると説いているのだ。
氏は、ベトナムのちょうど反対側に位置するペルー、特にクスコ周辺でも地底に生息する『アマル』と呼ばれる蛇神の伝説が残されており、カバラの教えにある『セルフィム』やインドの『ナーガ』など、同じような特徴を持つ生命体の伝承が世界中に点在していることを指摘。このことから伝説や伝承に登場する爬虫類型生命体は、洞窟や火山を利用して地上に現れたのだと推測している。
事実、UFOの目撃場所として火山や洞窟周辺は非常に多い。仮にチルドレスの主張が事実だとすれば、世界各地に伝わる爬虫類型生命体の伝説はすべて地底人であり、火山や洞窟は彼らと地底を繋ぐトンネルのような役目を果たしていることになるだろう。
最近ではインドネシア・スラウェシ島の洞窟でも、爬虫類の頭に人間の体をしたモチーフの壁画が発見されたばかり。米・ロサンゼルスでも約5000年前に建築されたと推測される地底トンネルが報告されているが、それら点と点を結ぶとどのような答えが導き出されるのか。
謎多き地底国だけに、今後の報告にもぜひ注目していきたいと思う。
【参考】
https://www.howandwhys.com/vietnam-gigantic-underground-cave-habitat-to-ancient-reptilian-race/
https://www.youtube.com/watch?v=IROLRx0Bypw
https://oxalisadventure.com/cave/son-doong-cave/
遠野そら
UFO、怪奇現象、オーパーツなど、海外ミステリー情報に通じるオカルトライター。超常現象研究の第一人者・並木伸一郎氏のスタッフも務める。
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