臨死体験の起源は動物の“擬死”だった!? 生理学的な現象としての解明へ研究が進む
臨死体験者たちが垣間見た死後の世界はどれもよく似ている。一部の科学者は、その理由について臨死体験とは生理学的現象であり、瀕死の事態に直面した生物の“最終奥義”だと考えているようだ。
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世界中のファンに衝撃を与えた、生死をさまようほどの大事故──。大人気俳優が自身の身に起きた衝撃の臨死体験を赤裸々に語った!
映画『アベンジャーズ』シリーズで「ホークアイ」役を務めるなど、世界的な人気を誇る俳優ジェレミー・レナー。2023年の元旦、除雪作業中に6トン以上ある除雪車の下敷きとなり、全身の38か所を骨折する大事故に見舞われた。一緒に作業していた甥の様子を見るために運転席から身を乗り出したところ転落したという。
片方の眼球が飛び出し、折れた骨が肝臓に突き刺さるほどの大惨事だったが、奇跡的に生還を果たしたことは日本でも大きく報道されたため、胸を撫で下ろしたファンも多かったことだろう。複数回の手術と長期入院を経たレナーは撮影現場に復帰し、回想録『マイ・ネクスト・ブレス』も出版。臨床的に死亡したと思われた短い瞬間に感じていたという「電撃的な静けさ」について述べ、死を恐れなくなるほどの「圧倒的な安らぎの感覚」に満たされたと記している。
その後、出演したポッドキャスト番組『Let’s Talk Off Camera』でレナーが語ったところによると、蘇生した瞬間に彼が感じた反応は、意外にも「失望」だったそうだ。自身の臨死体験について、レナーは「自分の体から解放され、本当に素晴らしい安堵感を覚えた。今まで感じたことのないほど爽快な安らぎだった」とコメント。「戻りたくなかった。覚えている。この世界に戻された時、すごく腹が立った」という言葉からも、瀕死状態のレナーが垣間見た世界の居心地の良さが伝わってくるのではないか。
レナーいわく“死後の世界”に時間は存在せず、言語や直線的思考といった人間の制限から解放された「純粋な知識の場所」だという。短い時間ではあったものの臨死体験を経て、事故は「本当に大切なものを見極める助けとなった」と明かしたレナー氏。自分が何に価値を置くのか再考せざるを得なくなり、「株や債券には投資しない。仮想通貨やビットコインにも投資しない。愛と、愛を共に体験する、私と私の共有する関係に投資する」との思いを語っている。
ハリウッドの第一線で活躍する人気俳優が命を落としかけた大事故だが、レナーはパーキングブレーキのかけ忘れなど“小さな気のゆるみ”が原因だったと認めている。
「その小さな、しかし重大な心の過ちが、私の人生の進路を永遠に変えてしまうことになった」
「1万4000ポンドもある亜鉛メッキ鋼の機械がゆっくりと、容赦なく単調に私の体を踏み潰し、骨が砕ける恐ろしい音が響いた」(レナー)
A “not no great” ICU DAY, turned to amazing spa day with my sis and mama❤️. Thank you sooooo much pic.twitter.com/pvu1aWeEXY
— Jeremy Renner (@JeremyRenner) January 5, 2023
事故直後、頭が裂け血を流す彼の手を、甥のアレックス氏が45分間握っていたという。「(甥に)恐怖と不安のすべてを植えつけてしまった」と、レナーは後悔の言葉を述べている。蘇生した瞬間の感情こそ苛立ちだったものの、家族のために、とくに娘であるアヴァさんのために回復することが使命だと感じたそうだ。
以前にもお伝えした通り、臨死体験を経た人々は人生観や仕事観に大きな変化が現れることが最新の研究で判明している。レナーのケースも、やはり他の多くの臨死体験者と同じく俗世的な価値観からは距離を置くように変化したようだ。
その良し悪しは別としても、まさに奇跡の復活劇を見せたレナーは役者に復帰し、Netflixの人気映画シリーズ『ナイブズ・アウト』第3弾の2025年内配信も控えている。臨死体験を経た彼の演技に、どのような変化が起きているのか注目したい。
webムー編集部
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