深夜、病院の廊下で「貞子」と遭遇!? ベネズエラ全土が震える心霊写真

文=webムー編集部

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    静まり返った病院の廊下に浮かぶ、長い黒髪に白いワンピース姿の女。南米・ベネズエラに、ジャパニーズホラーのアイコンと瓜二つの幽霊が現れた!?

    廊下の奥からこちらを見つめる女の霊

     南米ベネズエラ・マラカイボ市に建つヘネラル・デル・スール病院で4月14日午前2時頃(現地時間)に撮影されたという戦慄の写真。そこに写っているのは、廊下の奥の方で足元が透けた女性が空中に浮かんでいる姿だ。

    画像は「Noticia al Dia」より引用

     現地メディア「Noticia al Dia」によると、撮影者は建物内の深夜巡回を担当する警備員だ。恐怖のあまり女性にそれ以上近づくことができなかったものの、とっさに携帯電話を取り出してシャッターを切った。そして翌朝、出勤した上司や病院職員に事態を報告した後、「Noticia al Dia」に写真が提供され、不気味な幽霊の姿がベネズエラ全土に知れわたることになった。

     報道によれば、マラカイボでは時を越えて語り継がれる数々の超常現象が都市伝説化しており、いまも老若男女の記憶に深く刻まれているそうだ。

    拡大するとその姿がはっきりと分かる。 画像は「Noticia al Dia」より引用

     市内では何年にもわたって超常現象が目撃され、とくにアティコス・ポル・アバホ、エル・ミラグロ、ラ・シエガ、ラ・マリーナ、イスラ・ドラダなどの地域で多発している。また、ベラ・ビスタの廃屋では、幽霊の叫び声やうめき声のような奇妙な音が聞こえるという噂もある。

     今回の騒動の舞台となったヘネラル・デル・スール病院も80年以上におよぶ歴史があり、以前から医療スタッフや管理スタッフは「幽霊が頻繁に現れる」と訴えていたという。警備員が目撃した女についても、「この病院で最期を迎えた女性の霊だろう」と指摘している。

     一方、懐疑派からはデジタル加工などによる“でっちあげ”だと主張する声もある。確かに「幽霊を捉えた写真」としてはあまりにも出来が良いため、否定的な意見が噴出するのも無理はない。とはいえ、場所が場所だけに「作り物」のひと言で片づけてしまうのは早計だろう。

    足のない姿が想起させる“日本の幽霊”

     今回の写真で注目すべきは女性の足が透けていることだ。日本の怪談に登場する幽霊は、煙のように足元が霞んだ描写が多く、逆に海外では足のない幽霊は珍しい。つまり、遠く離れたベネズエラで、日本の怪談とよく似た特徴の幽霊が目撃されたことになる。

     また、「Noticia al Dia」も指摘しているが、写真の女性は日本を代表するホラー映画『リング』に登場する呪いの象徴「貞子」に瓜二つ。貞子は足のある存在だが、表情を隠すほどの長い黒髪と、床まで届きそうな白い衣装についてはほぼ同じだ。

     騒動を巻き起こした写真は、たとえば“足のない幽霊”、“貞子”という日本のホラーアイコンを参考にしたフェイクなのか。それとも、同じ特徴を持つ幽霊が実際に現れたのか。真相が明らかにされる日が来ることを期待したい。

    【参考】
    https://www.noticialdia.com/zulia/la-foto-del-fantasma-de-una-mujer-que-anda-por-los-pasillos-del-general-del-sur

    webムー編集部

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