【速報】米国で再び開催された「UFO公聴会」で新事実続出! 4人の証言者と語られたことを最速分析

文=webムー編集部

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    UFO情報について隠蔽体質の米政府に対し、透明性を求める証言者たちは何を語ったのか──。トランプ政権が間もなく誕生するアメリカで、再び「UFO公聴会」が開催された!

    4人の識者が数々のUFO新情報を暴露

     米下院の監視・説明責任小委員会が主催する「UFO公聴会」が、「未確認異常現象:真実の暴露」と題して10月13日(現地時間)に開催された。政府の透明性を訴える4人の識者たちが証言台でどのような機密情報を語ったのか、驚くべき証言内容をお伝えしていこう。

     退役海軍少将ティム・ギャロデット氏は、2015年に起きた事件について証言。米国東海岸沖でおこなわれた海軍の演習を監督していた際、艦隊司令部作戦部長から「緊急」と記された機密メールを受け取ったという。特異な飛行性と構造特性を持つ未確認物体との空中衝突が複数回発生し、「早急に解決しなければ演習を中止せざるを得ない」と記されていたそうだ。

    ティム・ギャロデット氏

     ところが翌日になるとメールそのものが消えており、作戦部長や上官も事件について触れようとしない。UFOとの空中衝突が事実であれば軍事行動に展開しかねなかった事態であり、「在職中ずっと不安だった」というギャロデット氏は、事件を機に政府に対して透明性の向上を訴えるようになったと述べた。

    ルイス・エリゾンド氏

     元国防総省職員ルイス・エリゾンド氏は、「米国政府、あるいは他のいかなる政府によっても製造されていない先進技術が、世界中の機密軍事施設を監視している」と言及。さらに米国に加えて一部の敵国がUAP技術を保有していると暴露し、米政府の過度な秘密主義について「忠実な公務員・軍人・国民に対する悪行」だと断じた。エリゾンド氏は、かつて国防総省で未確認異常現象を研究する秘密組織の最高責任者を務めていたとされる人物だ。証言内容の信憑性は高いとみていいだろう。

    マイケル・ゴールド氏

     政府への批判という意味では、NASAにおけるUAP独立研究チームメンバーのマイケル・ゴールド氏も語気を強めたひとり。政府機関や学者たちによって「科学的な対話と開かれた議論」が妨げられていると主張し、汚名を返上すべきだと強調。加えて、「我々は真実に直面するのに十分な勇気を持つ必要がある」とも語った。

    戦闘機が複数のUFOから包囲されていた?

     パブリックニュースサイトを運営するマイケル・シェレンバーガー氏は、米政府が「Immaculate Constellation(※)」と呼ばれる極秘諜報活動をおこなっていると主張。内部告発報告書とされる文章を議員たちと共有し、詳しい日時・場所は不明としながらも、哨戒中のF-22戦闘機が約3~6機のUAPに包囲されたと明かしている。なお、国防総省は「Immaculate Constellation」の存在を否定しており、両者の証言は真っ向から食い違っている状況だ。

    ※ 「Immaculate Constellation」を素直に訳すと「無原罪の星座」となる。キリスト教の教義にある「Immaculate Conception(無原罪の御宿り)」を想起させるとともに、「Immaculate(完全無欠の、汚れなき)」「Constellation(そうそうたる物事の群)」を暗喩するダブル・ミーニングではないかとの噂もあるが、もちろん命名の真意は不明だ。

    マイケル・シェレンバーガー氏

     4人から数々の証言がもたらされたが、UAPの存在を裏付ける決定的な証拠が提示されたわけではない。一方で、これまでのUFO公聴会とは異なり、アンナ・パウリナ・ルナ下院議員がUFOの正体について「生きた乗り物」である可能性について質問し、これに対してエリゾンド氏が「そのようなシナリオも否定できない」と述べるなど、UFOが「なんらかの非人間的知性体である可能性」を頭ごなしに否定する進行ではなかった点も注目に値する。

     今回の公聴会を経て、次期トランプ政権はUFO問題とどのように向き合うのか。近年のUFO現象にまつわる情報開示の流れが、さらに加速することになるかもしれない。

    【参考】
    https://www.npr.org/2024/11/13/nx-s1-5189426/ufo-uap-hearing-congress-2024

    webムー編集部

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