「UFOとのセルフィー」公開したブラジルの研究家を襲った恐怖とは!? 12日間の入院を余儀なくされた悲劇
UFO研究者とともに写真に収まった、謎の飛行物体。史上初の可能性もある「UFOとのセルフィー」は、軍事介入という思いもよらない事態を招いたようだ。
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昨年カナダで起きた未確認飛行物体の撃墜事件。今回、情報公開請求によってその衝撃的写真が明かされた!
2023年2月4日に米国で発生した、中国の偵察気球らしき未確認飛行物体の出現・撃墜事件。実はその数日後の2月11日、カナダのユーコン準州でも未確認飛行物体が(米軍のF-22戦闘機によって)撃墜されていたが、ついにカナダ政府が本件に関する機密資料を公開した。(事件発生時の速報はこちら)
事件発生当初、情報の一般公開が承認されており、カナダの元国防参謀総長のウェイン・エア将軍も、飛行物体の写真を添付してソーシャルメディアに投稿することを提案していた。ところが国防省は、画像が不鮮明であることや米国での偵察気球事件を受けた世論の動きなどを考慮し、「さらなる疑問や混乱が生じる可能性がある」と主張。事件は一転して機密扱いとなり、情報公開を求めるメディアに対し、同省広報担当官は「米国が(事件の調査に)関与しているうちは公開されないだろう」と明言していたのだ。
そして今回、情報公開請求によりカナダの放送局「CTV News」が入手した機密資料。未確認飛行物体を捉えた画像と、政府関係者の間で交わされた電子メールの内容が明らかになっている。
領空に侵入した未確認飛行物体は全部で3機だが、公開された写真はそのうちの1機を捉えたもので、アルファベットの「C」を逆さにしたような奇怪な形状だ。メールによると「上部の4分の1は金属で、残りは白色。その下には長さ20フィート(約6メートル)のワイヤーが伸び、なんらかの荷物を吊り下げていた」ようだが、残念ながら画像からは確認できない。
やはり、中国の偵察気球がカナダ上空にも現れたのか、それとも地球外由来の飛行物体だったのか? いくつもの可能性が考えられる衝撃的事件だが、結局のところ正体について結論は出ていないようだ。
なお、昨年9月に機密解除された資料には、カナダ軍戦略統合参謀本部やカナダ空軍、NORADの報告書も含まれている。NORADとは「北米航空宇宙防衛司令部」の略称で、大陸を攻撃から守る役割を担うカナダと米国の共同防衛グループだ。それらによると、厳しい冬の天候と遠隔地の山岳地帯を理由に残骸回収作業は中止になったという。
3機の未確認飛行物体について当時、ジョー・バイデン米大統領は「(中国発とはいえ)個人用または研究用の気球」である可能性も踏まえ、「おそらく脅威にはならない」と最終判断を下している。一方、米国とカナダの防衛体制の“潜在的な脆弱性”を指摘するのが米コロラド大学国家安全保障イニシアチブセンター所長のイアン・ボイド氏だ。
事件を振り返ったボイド氏は、米国とカナダが自国空域内の物体を正確に識別できなかったことを最終的に示したと言及。その結果、事件を非公開とする“秘密主義”につながったと述べている。
なお、撃墜された物体は「2023年に入って北米で追跡された23番目の未確認航空現象」として、資料内で「UAP #23」と呼ばれている。その正体が何であれ、国家の安全を揺るがす大事件であることだけは間違いない。公開された情報に対する米加両政府の反応が注目される。
webムー編集部
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