コロナ禍の巣ごもり生活でUFOと遭遇するようになった女性の新生活様式とは? 水色の肌の異星人少女との出会い
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“エイリアンアブダクション”現象が広く知られるようになるはるか前にショッキングな事件が起きていた――。UFO内部に連れ込まれた女性が語るこの事件は何故かこれまであまり知られてこなかったのだ。
異星人による拉致、いわゆるエイリアンアブダクションが世に知られるきっかけとなったのは、1961年の「ヒル夫妻誘拐事件」なのだが、それよりも8年前に米カリフォルニア州ロサンゼルス郊外でエイリアンによる若い女性の誘拐事件が報告されている。これまで詳細があまり伝えられてこなかった「タジュンガ峡谷UFO事件」とは、いったいどのような事件であったのか。
米カリフォルニア州ロサンゼルスの中心街から北に車で30分ほど進んだ先には、意外に思えるほどの大自然が広がっている。ビッグタジャンガ峡谷(Big Tujunga Canyon)と呼ばれる荒涼たる一帯は、今も昔も不穏な噂が絶えず、実際に数多くの人々が行方不明になってきた。
1980年にアン・ドラッフェル氏とD・スコット・ロゴ氏が出版した著書『The Tujunga Canyon Contacts(タジャンガ峡谷での接触)』には、1953年3月22日の午前2時頃、タジュンガ峡谷にある家屋でサラ・ショーとジャン・ホイットリー(共に仮名)という2人の若い女性がドーム型UFOからビーム光線を照射されて宙に引き上げられ、UFO内部で細長い顔のエイリアンからなんらかの手術を施されたことが詳細に記されている。
その日、寝室の窓を照らす信じられないほど明るい光で無理矢理起こされた2人。その後の記憶はもともと曖昧だったが、なんらかの存在に一時的に連れ去られた覚えがあり、退行催眠療法を受けた。その施術によって、当日に起きていた衝撃のエイリアンアブダクションが判明したのだ。
この退行催眠療法は、1968年にロサンゼルス市警に行動科学分析を導入したマーティン・ライザー博士が主導し、ビル・マッコール医師による2回目の催眠療法で、ついに被害者は誘拐被害の詳細を思い出したとされる。
ショー:私は浮かび始めている。私はそれに向かって浮かび始めている。
医師:それに向かって浮かび始めているというのはどういう意味ですか?
ショー:彼らは私と一緒に歩いていますが、私の足は地面に着いていません。
医師:なぜ足が地面に着いていないのですか?
ショー:光のビームがあります。まるで、まるで……。
医師:光のビームが見える?
ショー:私は光のビームの上にいます……。
(『The Tujunga Canyon Contacts』からの抜粋)
歴史的UFO事件の研究者でポッドキャスト番組「Strange Skies」の運営者、ロブ・クリストファーセン氏は、本件について「エイリアン誘拐事件の中でも間違いなく非常に初期のケースです」「あまり話題に上りませんが、もっと調査されるべきだと思います」と語る。
ロサンゼルスという大都市の郊外で起きた衝撃的なエイリアンアブダクション事件であるにもかかわらず、なぜこれまであまり語られてこなかったのだろうか。
その点についてロサンゼルスの地元メディア「LAist」は、「過激さが足りないからかもしれない」「UFOコミュニティは今日でも本当に保守的です」と、超常現象研究者のC・S・マシューズ氏の見解を引用している。
実は、ショーとホイットリーのほかにもタジャンガ峡谷周辺でUFO目撃やエイリアンとの遭遇を体験したと話す女性たちが複数存在する。そして彼女らはLGBTQコミュニティに属しており、全員ではないにせよほとんどがホイットリーと何らかのつながりを持っていたことがわかっている。この地には、彼女らが集団で暮らす家屋があり、彼女たちはその住人であったのだ。
ショーとホイットリーが自身のアブダクション体験について作家のドラッフェル氏に持ち込んだのは実は1970年代になってからのことであった。1950年代、まだLGBTQの女性たちにとって積極的に表に出ることはためらわれていたのである。
2022年にネット上で発表された「Tujunga Canyon Contacts: Revisited, Reconsidered(タジャンガ峡谷の接触:再訪、再考)」と題された記事で、マシューズ氏は次のように書いている。
「1950年代、彼女たちにはこうしたことを話す勇気がなかっただろう。しかし彼女らは、意を決して名乗り出てくれた。そうしなければならないと思ったのだ」(マシューズ氏)
エイリアンアブダクション被害者がLGBTQコミュニティの女性たちであったことから、まだまだ保守的であった当時、この事件はナーバスな話題としてあまり取り上げられることがなかったようである。
そして前述の通り、そもそもタジャンガ峡谷一帯はきわめて奇妙な場所であるとの指摘がある。
カリフォルニア州パサデナ在住の脚本家でポッドキャスト番組「Richard Hatem’s Paranormal Bookshelf(リチャード・ハテムの超常現象の本棚)」の主催者であるリチャード・ハテム氏は、不思議な現象が多く起きているにも関わらず、タジャンガ峡谷のことを誰も話したがらないのだと訝しむ。
「奇妙なことに、ロサンゼルスは超自然的な歴史をあまり考えようとしない街なのです。超自然的物事に関する歴史はたくさんあるにもかかわらず」(ハテム氏)
問題の峡谷が実は超常現象のホットスポットであるとすれば、これまでのUFO事件史の盲点であったことになる。この地に埋もれている超常現象事例の発掘と今後の研究次第によっては、タジャンガ峡谷がロズウェルや「エリア51」のような場所と肩を並べて語られる日が来るのかもしれない。
【参考】
https://laist.com/news/la-history/alien-abduction-case-ufo-hotbed-big-tujunga-canyon
仲田しんじ
場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター https://twitter.com/nakata66shinji
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