ペンタゴン元UFO調査官が巨大な「UFO母艦」の写真を公開! 真実をめぐり議論紛糾

文=webムー編集部

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    米国防総省で元UFO調査責任者を務めていたルイス・エリゾンド。いまUFO界隈で最も注目を集める男が新たに公開したのは、空に浮かぶ「UFO母艦」の写真だった――!

    巨大なUFOの母艦が雲の中に……!?

     これまでUFO(UAP)に関わる数々の国家機密をリークしてきた米国防総省(ペンタゴン)の元職員ルイス・エリゾンド氏が、またもや衝撃的な情報を公開した。10月28日にフィラデルフィアで開かれた有料イベントで、UFOの母船と思われる謎の物体を捉えた写真を披露したのだ。

     複数の海外メディアが報じた内容によると、エリゾンド氏は写真について2022年にルーマニアのアメリカ大使館で撮影されたものだと主張。さらに東欧・中東の民間機パイロットや軍のパイロットから「想像もできないようなこと」について報告を受けていると話し、多くのパイロットがルーマニアのUFOと同様の母船を目撃してきたことも明かした。

    画像は「Daily Mail」より引用

     問題のUFO(の母船)は大通りの上空に佇んでおり、雲に隠れたフリスビー状の機体の影と、雲を突き抜けて真下に伸びた光(?)が確認できる。まるでSF映画『未知との遭遇』に登場した巨大なUFOのようだ。エリゾンド氏はUFOについて「空に浮かんだミニ都市」と表現しており、そのスケールを考えれば、あながち大袈裟な表現ではないといえるだろう。

     写真が本物であればまさに映画さながらの衝撃的光景だが、懐疑的な目を向ける人も多い。その急先鋒たる人物が、長年にわたって政府の透明性を主張してきたジョン・グリーンウォルド・ジュニア氏だ。写真の出処を追跡したグリーンウォルド氏は、2023年9月に「Mysterious Ancient Discoveries」というFacebookアカウントが同じ写真を投稿していることに気づいた。

     さらに、周囲の建物から米国大使館から撮られた写真ではないと判断し、謎の物体についても「窓ガラスに反射した室内のシャンデリア」である可能性を指摘。グリーンウォルド氏の考察を詳細に伝えた「Daily Mail Online」では、有料のイベントでエリゾンド氏が取った行動に一部のUFO研究家から不満の声があがっていることも紹介している。

    政府と真っ向から対立するエリゾンド氏の証言

     エリゾンド氏といえば、近年におけるUFO情報の積極的開示の流れの中で、もっとも注目を集める人物のひとりだ。かつてペンタゴンに存在したUFO調査プログラム「先進航空宇宙脅威識別プログラム(AATIP)」の責任者を務めた経歴があり、今年8月には数々のUFO事件について綴った暴露本『Imminent:Inside the Pentagon’s Hunt for UFOs』の発売でも話題を呼んだ

     著書の中でエリゾンド氏は、1947年の「ロズウェル事件」以外のUFO墜落事件でも異星人の回収がおこなわれたと告白。米政府はこれまで一貫して異星人の遺体回収・保管の噂を否定しているため、エリゾンド氏の証言は政府の発表と真っ向から対立するかたちとなる。

     結局のところ、「ルーマニアのUFO母船」は写真自体の真偽が定かではない。改めて写真について説明の場を設けることになるのか、エリゾンド氏の動向が気になるところだ。

    【参考】
    https://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-14020503/pentagon-chief-ufo-mothership-photo-reveal.html

    webムー編集部

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