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無限に広がる宇宙に地球外生命体はいるのか? そして彼らと公式に対峙した時、どのような事態が起きるのか? インドの宇宙機関トップが腹を割って話した――。
現代の宇宙科学にとって永遠のテーマともいえる「地球以外に生命は存在するのか」という問いについて、インドの宇宙機関トップが「間違いなく存在する」と明言して世界的な話題を呼んでいる。
注目を浴びているのは、「インド版NASA」と呼ばれる「インド宇宙研究機関(ISRO)」を2022年から率いるシュリードラ・ソマナス氏。先日、某ポッドキャスト番組のインタビューに応じたソマナス氏は、地球外生命体の存在について「証拠はない」と前置きしつながらも、「ISROの会長として、地球外生命体は確実に存在するとお伝えします」と語った。
ソマナス氏は地球外生命体について、「宇宙の他の場所にある生命システムや文化」と定義。人類より1000年、1万年先を進んだ技術力を有しているなら、「間違いなく地球を訪れることができるでしょう」とも話す。そんなソマナス氏が喩えとして挙げたのが“動物園”だ。地球外生命体が地球を観察する行動について、人間が動物園でライオンを観察するようなものに違いないという。
なお、ソマナス氏は地球外生命体が地球にやって来たとしても人類との接触を望むとは思えないという立場だ。「細菌・植物・魚・動物・人間など地球上のすべての生命体は、なんらかの形でつながっています。私たちはすべて共通の祖先から進化しました」と説明するソマナス氏は、地球外生命体がゲノム構造やタンパク質構造を持たない、“全く別の方法”で進化の道をたどっている可能性を指摘。「未知の者同士が接触すると、一方が他方を支配しようとするのが生命の本質。他方が生き残ることを許さず、一方が凌駕し、破壊するのです」と警鐘を鳴らしている。
人類と地球外生命体との衝突を危惧するソマナス氏だが、「もし彼らが私たちより1万年先を進んでいたら、すでに解決策を見つけているかもしれない」と前置きしつつ、地球上の生命の活動にとって不可欠な酸素が、地球外生命体にとっては有毒である可能性も視野に入れているようだ。
ソマナス氏によれば地球外生命体に魅了されているISRO職員は多く、ソマナス氏も若いスタッフとよく話しているそうだ。世界最大の人口を抱える大国、インドの宇宙機関トップが地球外生命体について「存在する」と明言したことのインパクトを過小評価することはできない。我々は地球外生命体とどのように接するべきなのか、今後の議論にますます拍車をかけるニュースといえるだろう。
【参考】
https://metro.co.uk/2024/08/27/theres-no-doubt-earth-visited-aliens-says-space-agency-21495162/
webムー編集部
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