なりすまし事件と富士山噴火の真相ーー漫画家「たつき諒」が未来予言を語る!/中村友紀
1996年に発売された漫画『私が見た未来』。東日本大震災の日を的中させたとして、インターネットの世界では大きな話題となった。その作者であるたつき諒氏が、20年の沈黙を破り、自らの予言や予知夢について解
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2025年7月5日──。この日を巡り、ある予言が話題となっている。さまざまな角度からの証言により、考えられ得る衝撃の未来図を三上編集長がMUTubeで解説。
「大災害は2011年3月」──本誌読者ならすでにご存じであろう、あの有名な予言の言葉だ。
1999年7月に出版された漫画単行本、「私が見た未来」のカバーに描かれたもので、著者はたつき諒氏。同氏が漫画家引退を決意した後に出たこの本は、皮肉なことに10年以上の歳月を経たのちに、人々に大きな驚きを与えることになる。
いうでもなく、東日本大震災だ。
2011年3月11日に発生したこの大地震の被害は甚大で、東北地方から関東の東海岸一帯を襲った大津波は、多くの家屋の倒壊・浸水と多数の死傷者を出すことになった。
まさに予言が的中した、というわけだが、加えて単行本のなかに、津波による洪水をテーマにした作品が収められていたことも注目された。
それが表題作になった「私が見た未来」(1996年作品)だ。
同作品ではまず、水難事故の遺体発見、ロックバンド・クイーンのヴォーカリスト、フレディ・マーキュリーの急死、親族の葬儀風景など、たつき氏が夢で「見た」未来体験が描かれる。そして最後は、どこかの町が大津波に襲われるシーンで終わるのだ。それが単なる夢なのか、それとも予知夢なのかはもうすぐわかる、としながら……。
これだけの内容が描かれていて、話題にならないはずがない。
しかも大震災当時、この本はすでに絶版で、出版社も解散してなくなっていた。そのため「幻の予言書」として、一時期、インターネットでは10万円を超える価格で売買されていたほどだ。
そして──。
それから10年がすぎた2021年、飛鳥新社から『私が見た未来 完全版』が出版された。
これは、かつて収録されていた漫画作品のほかに、著者自身による夢日記の解説、「大災害は2011年3月」と書いた理由、その後に見た予知夢など、まさにたつき氏の夢予言を補完する「完全版」となっている。
ところが──。
「漫画の中で描いた大津波は2011年3月のことではない」
たつき氏は解説のなかで、はっきりとそう断言したのだ。
実はたつき氏が大津波の夢を見たのは、まだ彼女が10代のころだったという。あまりにもショッキングな夢だったので、できるだけ記録しておこうと漫画の原案としてメモに残したのが1981年。東日本大震災の30年も前だ。
そのせいか、自分の夢が東日本大震災の大津波だったのか、最初はよくわからなかった。世間で「予言が当たった」と騒ぎになっていても、本人に自覚はまるでなかったのだ。
ただし、今は違う。
あの夢は、東日本大震災の大津波ではない。はっきり、そういっている。
なぜなら夢のなかでたつき氏は、半袖の夏服姿だったからだ。しかも夢で見た津波は、テレビ映像などで目にした東日本大震災のものよりも、はるかに巨大だった。
だが、そうなると夢で見た大津波は、まだ起こっていないということになる。
これほどの大災害がこれから先に待っているとしたら、まさに身の毛もよだつ思いだろう。そしてたつき氏は同書において、その日についても新たな予言をしているのだ。
(文=坂野康隆/嵩夜ゆう/中村友紀 イラストレーション=坂之王道)
続きは本誌(電子版)で。
webムー編集部
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