UFO墜落現場に遺された奇妙な悪臭の謎! ヴァルジーニャ事件の現場に遺された異星人の残留物/遠野そら

文=遠野そら

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    ブラジルのUFO墜落事件には「におい」にまつわる証言も多い。独特の悪臭は地球外に由来するのか?

    UFO墜落と異星人の捕獲

     1996年1月、南米ブラジルでUFOが墜落、軍が2体の異星人を捕獲するという事件が起きた。ブラジル版ロズウェルとして知られる「ヴァルジーニャ事件」である。
     この事件をめぐっては真偽も含め様々な説が飛び交っていたが、ブラジル軍が捕獲したと思われる異星人の映像や、墜落機から逃げ出した異星人と思しき姿を捉えたビデオが流出するなど、いまだ人々の関心が尽きることはない。

    事件当時は奇妙な異星人遭遇事件として報道された。
    https://nypost.com/2022/10/28/filmmaker-claims-video-exists-of-captured-alien-creature-from-brazil-ufo-incident/

     概要についてはwebムーで報じているため(参考)ここでは割愛するが、この事件の要はやはり目撃情報であろう。別名・ヴァルジーニャ事件の記録簿とも称されるドキュメンタリー映画『モーメント・オブ・コンタクト』のジェイムス・フォックス監督は、異星人にまつわる情報を調査していくなかで、目撃者が共通してある”異臭”を感じていたことを明かしている。

     ヴァルジーニャ事件において一躍注目を浴びた目撃者といえば、ヴァルキリア・シルヴァ(当時14才)、リリアーヌ・シルヴァ(当時16才)姉妹と、その友人カティア・シャビエル(当時22才)であろう。

     彼女たちはUFO墜落から7日後の1月20日午後3時30分ごろ、自宅近所の空き地で謎の生物が壁に身を寄せるように潜んでいるのを発見した。近づいてみると、体長は1.5メートルほど。体毛のない痩せた体を小さく丸め、見るからに怯えている様子だった。大きな赤い目をしており、濃い褐色の肌は油がまとわりついているようにヌメヌメと濡れているようにみえた。そして助けを懇願するかのように細く高い金切り声を上げると、逃げるように走り去っていったという。

    1996年、自宅近所の空き地で異星人を目撃したというカティア、ヴァルキリア、リリアーヌ。。彼女たちの証言は当時大きな話題となった。
    https://nypost.com/2022/10/28/filmmaker-claims-video-exists-of-captured-alien-creature-from-brazil-ufo-incident/
    当時に作成された異星人の再現イラスト。
    https://nypost.com/2022/10/28/filmmaker-claims-video-exists-of-captured-alien-creature-from-brazil-ufo-incident/

     姉妹から話を聞いた母ルイザ・シルヴァもすぐさま現場へ向かったが、すでに異星人の姿は無く、代わりに辺りには嗅いだことのない異臭が残されていたそうだ。

    「濃いアンモニアのような匂いがしました。カトリック教徒の私達には、悪魔のように見えましたが、とても弱々しくて…。恐怖心を抱いているのがすぐに分かりました。とても暑い日で、照りつける太陽の光に苦しんでいるように見えました」

    濃いアンモニア臭が鼻から離れなかった

     当時の状況について彼女たちは「明らかに異様で異形の生物だった」と語っており、その後約1ヶ月もの間、鼻が完全に麻痺し、何度うがいをしても悪臭が鼻について離れなかったと明かしている。

    約30年の時を経て異星人に遭遇した現場でインタビューに答える3人。
    https://nypost.com/2022/10/28/filmmaker-claims-video-exists-of-captured-alien-creature-from-brazil-ufo-incident/

     その後、軍は3人が空き地に住み着いているホームレス(ムジーニョと呼ばれていた)を謎の生命体と勘違いした、と発表。事態の収拾を図ったものの矛盾点があまりにも多く、今だ決着はついていない。

     そしてもちろんフォックス監督も、この説に真っ向から反論する1人である。
     墜落現場に居合わせたというカルロス・ソーザ氏を始め、事件に関与した人々誰もが共通して「腐敗臭」「アンモニア臭」「硫黄臭」が混ざりあった強烈な匂いを感じていることから、3人が遭遇したのはホームレスではない、と断言。彼らが感じた匂いは異星人が発するもの、つまり、異星人の体臭であると推測しているのだ。

    硫黄、スカンク、腐った卵……の悪臭

     異星人の体臭ーー。これはもう想像するしかないが、カティアはその時の匂いをこう表現している。

    「硫黄よりも強く激しい匂いでした。100匹のスカンクが悪臭を放っているような…、耐えられないほど強烈で不快な匂いです」

     またソーザも「現地に到着し車から降りた途端、腐った卵とアンモニアのような凄まじい匂いがしました。涙目になりながら着ていたシャツで鼻を覆いました」と語っていることから、かなり酷い匂いであることは間違いないだろう。

     そして気になる捕獲した異星人の行方だが、米軍が関与している可能性が非常に高いようだ。フォックス監督は、異星人の移送を担当したという匿名の人物(ミリタリーX)のコンタクトに成功。軍は足先がV字型でシリコンのようなヌルヌルした皮膚の生命体を捕獲し、バルジーニャのフマニタス病院からESA陸軍基地へ移送したところまで突き止めている。その後は、カンピーナス空港で米空軍機に積み込まれた可能性が高いというが、米軍がどのような目的でヴァルジーニャ事件に関与しているのかまでは分からないという。

    「にわかには信じられませんが、これは全て事実です」

     フォックス監督はヴァルジーニャ事件は明らかに隠蔽されていると強く主張、今後も真相の追求を止めるつもりはないと語っている。

     1947年に起きたロズウェル事件に比べ、ヴァルジーニャ事件はまだ30年も経過していない。このことから生存している目撃者も多いだろう。今後さらなる進展を期待したいと思う。

    映画『Moment of Contact』予告編

    参考
    https://nypost.com/2022/10/28/filmmaker-claims-video-exists-of-captured-alien-creature-from-brazil-ufo-incident/

    遠野そら

    UFO、怪奇現象、オーパーツなど、海外ミステリー情報に通じるオカルトライター。超常現象研究の第一人者・並木伸一郎氏のスタッフも務める。

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