ノストラダムス「2024年の大予言」に戦慄! 米中戦争、気候変動… 今年を上回る絶望的1年か?
あの大予言者ノストラダムスは、2024年の世界はどうなると予言したのか――!? もうすぐ始まる新たな1年に向けての心構えとして、しっかりと把握しておこう。
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1972年夏、高知県介良で、少年たちが小型UFOを捕獲したーー。具体的な接触体験と奇妙な顛末で記録される介良UFO事件の現場を調査する!
日本を代表する「2大UFO事件」と呼ばれているものがある。ひとつが、1975年に山梨県甲府市で起こった「甲府事件」。簡単に説明すると、ぶどう畑に着陸したUFOから降りてきた宇宙人を現地の子供たちが目撃したという事件である。そして、もうひとつの事件が1972年の夏に高知県で起こった「介良(けら)事件」である!
今年は介良事件から50年目にあたるため、筆者のようなUFOファンの界隈ではアニバーサリーイヤーとして盛り上がっている。そこで先日、まさに50年が過ぎた介良事件の現場へ、筆者は調査に向かった。そこで新たに判明した新事実などもあったので、そのご報告をさせていただく。
まずは、ごくごく簡単にであるが、「介良事件」とは一体どういったものなのかを紹介しよう。
始まりは、1972年の8月25日だった。高知県高知市東部にある介良地区で、中学生の男子数名が田んぼの中に、地上1メートルくらいの位置に浮かんでいた発光体を目撃する。
少年たちは怖くなってその場から逃げ出したが、それから一週間ほどたっても、この不思議な飛行物体が田んぼの上を飛んだり、地面の上に着陸したり、強烈な光を放つ様子が目撃できたという。
そして、9月6日。ついに彼らは小型UFOの捕獲を試みた!
謎の物体の探査を続けていた少年グループは、この日、田んぼに着陸していた小型UFOに近付くと、コンクリートのブロックを叩きつけるという非常に乱暴な方法で小型UFOの動きを停止させた。素手でビニール袋に入れ、ナップサックにしまって、メンバーの自宅まで持ち帰った。
少年たちは捕獲した小型UFOを叩いたり、水をかけたりしたという。水をかけたのは、小型UFOを雨が降っている日に目撃したことはなかったので、水が弱点に違いないという少年たちの推測によるものであった。小型UFOの正体が何なのかは不明であるが、もし宇宙人の乗り物、所有物だった場合、この少年たちの行動が原因で宇宙戦争に発展しそうではないか。実際はそんなことがなかったのは幸いであった。
捕獲にも成功したのだから、鮮明な写真なども残っていると思われる方も多いであろう。しかし、残念なことに小型UFOの写真は、捕獲前に離れた場所から撮影されたかなり不鮮明なものが一枚あるのみである。
何故そんなことになっているのか? 少年たちも当然、小型UFOの写真は撮ろうとしたのだが、不思議なことに撮影しようとすると何故かカメラのシャッターが下りなかったのだ。小型UFOからは撮影を妨害する電波のようなものでも発せられていたのだろうか?
仕方なく、少年たちは捕獲した小型UFOのスケッチを残すことにした。これがこの事件の貴重な資料となっている。
捕獲された小型UFOに関しては子供たちだけでなく、少年の両親など大人も目にしているので、正体は不明だが、「何か」があったことは間違いない。
さて、この捕獲された小型UFO。現在はどうなっているのか?
残念なことに、消息不明なのだ。完全に機能が停止したわけではなかったのか、捕獲された小型UFOはテレポーテーションでもしたかのように消失してしまったたのである。小型UFOはその後も何度も元の田んぼで少年たちの前に現れ、彼らも何度も捕獲に成功する。そして何度捕まっても消失してしまう。
この不思議な事件も1か月ほどで終わりを迎えることになる。頻繁に少年たちの前に姿を見せていたUFOは、ある日を境に現れなくなったのである。
介良事件には関わっている人物も多く、また目撃された回数も多いため、情報量が膨大で複雑な事件となっている。
この小型UFOを巡って起こった騒動については、他にもご紹介したいエピソードが満載であるのだが、紙幅の都合もあるので、ここからは話を50年先に進めよう。
2022年の8月25日。
介良地区の田んぼで最初に小型UFOが目撃されてから、ちょうど50年目の記念日に、筆者は現地へと向かった。筆者と同行したのは、甲府事件の現地調査も一緒に行った友人のザクレスホビーさん。彼は大のUFO宇宙人マニアで、甲府事件で目撃された宇宙人のソフビ人形や缶バッジなどのグッズも商品化しており、介良事件にも並々ならぬ関心を持っている。
介良という場所自体は我々のようなUFO好きを相手に観光地化を進めている……ようなことはまったくない。
小型UFOの絵が描かれた看板も、介良事件にちなんだお土産などもまったく存在しなかった。
それでも、我々は「介良」の2文字が書かれている看板などを見かけただけで嬉しくなってしまい、記念写真なども撮影した。まさに聖地巡礼である。
しかし、観光地化されていない介良事件の現地調査は難しい。市が事件について案内するマップや看板などを用意しているわけではなく、役場の観光課に尋ねてみても詳しいことはわからないのだ。
事件があった現場がだいたいどのあたりなのかを調べたが、厳密に小型UFOが目撃された場所を特定するのは非常に難しい。事件があった辺りは見渡す限り田んぼ、田んぼ、田んぼの田園地帯。ハッキリ言って、どこに目を向けても同じような風景であり、これでは、せっかく現地調査に来ても、事件が本当にあった現場にピンポイントで足を運ぶことは不可能に近い。
だが、筆者は幸運にも、少年たちが最初に小型UFOに遭遇したその場所へと行くことが出来た。
事件のあった現場に案内してくれたのは高知県在住の超常現象研究家ゲッター・ショーンさん。そもそも事件から50年を迎えた今年、一緒に現地調査をしませんかと声をかけてくれたのが彼である。
ゲッター氏は、調査のために何度も介良を訪れている。現代の地図と当時の地図を比較しつつ、事件直後に報道されたテレビ番組の映像などもヒントに、事件があった現場を特定することに成功したのだ。
ゲッター氏の案内で、我々は少年たちがUFOに出会ったその場所へ辿り着くことが出来たのだ。
「ここで、UFOが目撃されたのか!!」と興奮する我々の前で、更なる感動を演出するアイテムが現れる。それは小型UFOの模型……ではなく、介良事件のUFOにそっくりの形状の灰皿である。
実は、介良事件の小型UFOに関しては、当時から灰皿を使った少年たちのイタズラ説が唱えられていた。そして、少年たちが残したスケッチに描かれた小型UFOそっくりの灰皿を発見したのが、超常現象を懐疑的に研究し続けるグループ「ASIOS」会長の本城達也さん。今回、介良事件の現地調査を行うことになった我々のために、灰皿をお貸しいただいた。
実は、ゲッター氏も超常現象に関しては懐疑的な人物であり、今回の調査は、筆者&ザクレス氏のような超常現象肯定派と懐疑派が協力して行うものとなった。
この日の夜は、ゲッター氏の案内で、50年前に小型UFOを捕獲した男性の1人が経営している飲食店で夕食を取った。介良事件には複数の少年たちが関わっていた。事件直後は皆が事件について語っていたのであるが、あれから50年が経ち、今でも積極的に語っている人と、もう語りたくはないという人に分かれてしまった。この飲食店を経営している男性は、もう事件についてはあまり語りたくないというスタンスの人物であった。(そのため、店の詳しい情報などはここでは伏せる)
小型UFOを捕獲した男が営む店で美味しいご飯を食べられたことは、得難い体験となったが、お店の主人が我々の前に現れることはなかった。もしかすると、我々が介良事件調査のために来ていることを察して、厨房から出ないようにしていたのかもしれない。
翌日も朝から、介良事件の現場調査を行う。昨日は事件の始まりの場所に向かったが、この日は事件が終わった場所、最後にUFOが消えた場所にも向かった。ここで消えたきり、50年間UFOは現れていないのかと思うと、どこか寂しさも感じた。
また、現地を訪れたUFO愛好家が立ち寄ることも多いスポット・田んぼの中に突如出現する巨大な岩も観察してみた。筆者は最初にこの岩群を見たとき、田んぼの神様(道祖伸)のようなものではないかと考えた。実際にそのように考えるオカルトマニアも多いらしい。ただ、現地を何度もフィールドワークしているゲッター氏は、岩がしめ縄で巻かれているわけでもなく、祠のようなものも見当たらないことから、この岩群の正体に関しては現段階では不明であると述べた。
海外に目を向ければ、イギリスのストーンサークルはUFOを召喚する装置だという説もある。田園地帯の中で明らかに異質なこの岩群は、ケラストーンとでも呼びたくなるような圧倒的な存在感を訴えていた。
実際に現地に来て分かったことのひとつは、介良事件の認知度の高さである。
筆者はザクレスホビー氏と共に、甲府事件の現地調査を行ったことがある。介良同様に、甲府事件も(我々UFOマニアにとっては有名で、愛すべき事件であるが)観光に利用されるようなこともなく、40年以上も前に起こった事件のことを知っている人と遭遇することもほぼ無かった。
だが、介良事件の調査中には「昔この辺りで小型UFOが捕まった」という話を聞いたことがあるという人物に何人も会うことが出来た。東京から介良事件の調査に来たことを語ると「頑張ってくださいね」と、温かい声をかけてくださる方も大勢いた。逆に、ここまで認識され、愛されてもいるのに、この事件がまったく観光などに利用されていないのが不思議なくらいであった。
そして、この日の夕方。
我々はなんと、介良事件の当事者と出会うことに成功する!!
50年前に小型UFOを直接目にした男の一人が、「会いたかったよ~っ!!」という声と共に、筆者の前へと現れたのである。
(続く)
中沢健
作家、UMA研究家。UMAのお土産を集めるのが最大の趣味で、町興しや観光に利用されているUMAが特に好き。
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