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1年で最も街が賑やかで華やぐクリスマスシーズン。クリスチャンではなくても心躍らせている読者は多いことだろう。それは世界のUFOコミュニティも同じこと。というのも近年、実はこの時期が「UFOシーズン」でもあることが周知されつつあるからだ。
英紙「DAILY STAR」紙(12月20日付)をはじめとする複数の海外メディアによると、かねてより世界各地でクリスマス前後のUFO目撃報告は枚挙に暇がなかったという。
たとえば1978年、クリスマスから新年にかけて、夏真っ盛りのニュージーランドでUFO目撃事件が相次いでいる。同国南島の東岸に位置するカイコウラ上空で、貨物機が怪しく光る5つの発光体と遭遇。航空管制レーダーもUFOの存在を掴んだことから追跡が行われたが、信じられないほどの速度で移動していることが判明した。
5機のUFOは、突然消滅しては再び別の場所に現れる驚異的挙動を繰り返し、別の航空機や地上からも目撃報告が相次いだ。さらにUFOはテレビ局のカメラでも撮影され、マスメディアを巻き込んだ大騒動に発展したが、政府はUFOの存在を否定している。
しかし、実際は当時のロバート・マルドゥーン首相が強い関心を示したとされ、極秘裏に捜査が行われた可能性も指摘されている。しかしその場合も、情報開示はまだ数十年先になると考えられているのだ。
そして1980年12月27日には、英サフォーク州の森で、かの有名な「レンデルシャムの森事件」が起きている。正体不明の発光体が森に降下していく光景を目撃した米兵が現場に向かうと、着陸した未確認飛行物体に出くわしたが、直後に消失。さらに数日にわたって奇怪な事件が連続した歴史的UFO事件であり、今も数々の憶測や陰謀が囁かれている。
また、第二次世界大戦中には、連合国軍の戦闘機パイロットがクリスマスシーズンにオレンジ色の発光体を目撃する事例が多発。それらのUFOは「フー・ファイター」と名付けられ、今もUFO史上最大の謎の一つとされている。
他にも、米国の作家シェリル・コスタ氏は1971年のクリスマスイブに、軍人として駐留していたベトナムでUFOを目撃したことを明かしている。
最近でも2008年に英国で、2011年にはドイツ、2017年にはカナダで、いずれもメディアが報じるほどのUFO騒動が発生しており、クリスマスシーズンはさながら世界的「UFO要注意期間」と化している実態があるのだ。
ドイツの事例などでは、カラフルなUFOを「本物のサンタクロースだと思った」と証言する人もいたようだが、歴史的にこれほどクリスマスシーズンのUFO目撃が相次いでいるならば、そもそもトナカイが引くソリに乗って空を飛んでくるサンタクロースのイメージは、UFO現象が基になり醸成された可能性すら否定できないのではないか。
いずれにしても、今年のクリスマスは例年と趣向を変えて、空気の澄んだ冬の夜空をじっくり眺めてみるのも一興だろう。もしかすると、あなたも歴史的なUFOの目撃者となれるかもしれないのだから。
・ 夜中にどこからともなく響く怪音! アステカ「死の笛」の音か!?
webムー編集部
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