UFO情報隠蔽に逆戻りするペンタゴン! 「モスル・オーブ」めぐる不審な動きと“司法”捜査の怪/宇佐和通
近年、積極的に公開されてきたUFO情報だが、ここに来て変化が見られるという。そのことが如実にわかるのは、「モスル・オーブ」をめぐる一連の展開だ――。
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米国に続き、なんとメキシコでも9月12日に史上初となるUFO公聴会が開かれることが決定した! 実現に動いた大物ジャーナリストの思惑と、その裏で着々と進められる米政府の新たな方針とは……!?
米国防総省(ペンタゴン)による「ニミッツUFO事件」の公認に端を発した近年のUFO情報開示の流れのもと、米議会では昨年5月、今年4・7月と計3度の公聴会が開かれ、数々の新事実が暴かれるとともにUFO現象が国家的脅威として広く認識されるに至った。
一昔前と比べて隔世の感がある展開だが、この流れは今後、世界へと波及していくのかもしれない。なんと隣国メキシコでも、9月12日(現地時間)にUFO公聴会が開かれることが決定したのだ。メキシコと言えば、UFO目撃の世界的ホットスポットとして名高いポポカテペトル山や、異星人や地球外文明とのつながりが疑われる古代文明の遺跡などを擁するミステリーの宝庫。公聴会ではどのような展開が期待されるのか?
メキシコでの公聴会は、同国を代表する超常現象研究家でジャーナリストのハイメ・マウサン氏が議会に働きかけたことで実現したという。半世紀にわたるキャリアの中で彼が最後に辿り着いたテーマこそ“UFOと異星人”であり、同国で絶大な人気を誇る超常現象番組「Tercer Milenio」の司会を20年近く務めてきた発信力と知名度は、もはやラテンアメリカ全土に及んでいるほど。また、メキシコの現大統領ロペス・オブラドール氏が日頃から超常現象に並々ならぬ理解を示していることも好材料だったかもしれない。
開催まで3週間を切ったメキシコのUFO公聴会には、米海軍の元パイロットで米議会が開いた7月の公聴会でも証言台に立っているライアン・グレーブス氏のほか、国会議員やメディア関係者、海外からのゲストなど、数多くの専門家が参加する予定だという。マウサン氏は、X(旧ツイッター)で次のように宣言する。
「メキシコの歴史において、これほど重要なイベントが開かれるのは初めてのことです。時代は変化しています。この公聴会は間違いなく、この国に変革をもたらすでしょう」
実はつい先日、米議会では下院監視委員会が「今後UFO公聴会は開かれない可能性がある」と言及している。その理由として、陰謀論の広がりと、ペンタゴンの権威の失墜につながる点などが示唆されたが、世界のUFOコミュニティからは米国が以前のUFO隠蔽路線に戻ろうとしているのではないかと懸念する声が上がり始めていたのだ。
そんな動きに対抗するかのように、隣国の、しかも大物ジャーナリスト主導による公聴会の開催が発表されたことは、ただの偶然だったのか? 今後、米国がUFO隠蔽路線へと逆戻りするならば、他から情報開示の機運を高めていかなければならない――そんなことをハイメ・マウサン氏は先陣を切って世界にアピールしているのかもしれない。9月12日の公聴会の内容も速報でお届けすることを約束しよう。
【参考】
https://curiosmos.com/mexico-gears-up-for-historic-ufo-hearing-led-by-top-ufologist/
webムー編集部
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