奇現象を招き、災厄をもたらす有翼の怪物「モスマン」/ムーペディア
毎回、「ムー」的な視点から、世界中にあふれる不可思議な事象や謎めいた事件を振り返っていくムーペディア。今回は、災厄をもたらす無気味な飛行生物「モスマン」を取り上げる。
記事を読む
ご存じだろうか、近年、フランスでミステリーサークルの出現頻度が上がっていることを! フランスやヨーロッパ大陸での実例の数々、とくとご覧あれ。
フランス東部のアン県に位置する、とある村の近郊にミステリーサークルが出現した。ミステリーサークルといえば本場はイギリスなので、フランスに出現したことを知って驚く人もいるかもしれない。しかし、例年決して低くない頻度で出現しているのが事実のようだ。
出現場所の位置関係を示す航空写真、および全体像をイラスト化したデータを公開しているサイトを見ると、近年イギリスで見られるような曲線が強調された“流行り”のパターンが感じられる。ただし、全体のサイズ感はイギリスほど大きくはない。
詳しく見てみよう。全体的には、大きな円の中に描かれた7つの円が曲線でつなげられている絵柄だ。
過去にイギリスやスイスに現れたサークルにも似たパターンであることが感じられる(リンク上がイギリス、下がスイス)。
2009年には同じコンセプトのサークルが北東部、ドイツと国境を接するロレーヌ地域圏のブルスケード村に出現している。
https://listentotheearth.net/public/crop-circles/crop-circles-lorraine#lorraine_2009
そして2020年7月5日、「フランスのサークルで最もセンセーショナル」と形容されるパターンが北部のヴィミーという都市にある畑に現れた。その外見から「テンプル騎士団の紋章」と名づけられている。
農地の所有者が写真を撮影してFBに上げたところ、多くの人が見物に訪れた。
フランスにおいても、サークルは人工的な方法で作られたものではないかという説が根強い時期があったが、大きく精緻な模様が描かれるようになるにつれ、説得力が弱まっていったという背景がある。スケプティクスを黙らせたサークルは、このテンプル騎士団の紋章が代表格といえるだろう。
2019年には、クロップサークル現象のフラップが起きている。6月に入ってからわずか数週間で、6つのサークルが国内のあちこちに現れたのだ。
6月14日、ワインの産地として有名なメノトゥー・サロンに現れたサークルは多数の円がつながったデザインで、全長は約40メートルだったが、模様の精緻さが際立っていた。
同じ日にノルマンディー地方のコンデ・シュル・ヴィルでも全長約50メートルのサークルが出現している。
さらにその3日後、アルザス地域でドイツと国境を接するサン=ジャン=ド=バセルに、ハチの巣型サークルが現れた。
この短期間に起きたフラップの過程で模様がどんどん精緻になっているのが確認できる。3つのサークルに触発された数学教師が、“トラック2台分”の学生を注ぎ込んで作ったサークルも出現した。
フランス国内のサークル出現数は2014=2、2016=0、2017=2、そして2018=1という推移を見せていた。
2021年にも出現している。
そして今年は冒頭で紹介したサークルが現れたというわけだ。
FacebookにもCrop Circles Franceというプライベートグループのページ(以下リンク)がある。これから先の時代のフランスは、クロップサークルのメッカとしてイギリスと並ぶ知名度になるのかもしれない。
https://www.facebook.com/Les-crop-circles-sont-fantastiques-160267050799991/
宇佐和通
翻訳家、作家、都市伝説研究家。海外情報に通じ、並木伸一郎氏のバディとしてロズウェルをはじめ現地取材にも参加している。
ランキング
RANKING
おすすめ記事
PICK UP
関連記事
奇現象を招き、災厄をもたらす有翼の怪物「モスマン」/ムーペディア
毎回、「ムー」的な視点から、世界中にあふれる不可思議な事象や謎めいた事件を振り返っていくムーペディア。今回は、災厄をもたらす無気味な飛行生物「モスマン」を取り上げる。
記事を読む
正体はドゥエンデかウクマールか!? アルゼンチンの農場に“漆黒の人影”が飛来、従業員を襲撃する凶悪事件発生!
農場に現れ、従業員を襲撃した“謎の人影”の正体はゴブリンか、ウクマールか、それともドゥエンデなのか──? 想像を超えた凶悪事件が人々を震え上がらせている!
記事を読む
自転車特訓中の子どもを睨みつける女の霊!? 背景に悲しい歴史 ほか不思議ニュースまとめ/web MU HOT PRESS
今週世界を驚かせた最新不思議情報を一挙紹介!
記事を読む
捕獲時には生きていた! 衝撃の「ツチノコのミイラ」発見現場へ突撃/山口直樹
ツチノコの目撃で知られる町・兵庫県宍粟市千種町で、ツチノコが発見・捕獲されていた! ムー編集部にもたらされた衝撃の情報を受けて、その真偽を確認するために、長らくツチノコを取材する研究家・山口直樹が現地
記事を読む
おすすめ記事