エリア51の地下基地へとつながる入り口が発見された?/宇佐和通・パラノーマルヘッドライン
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アポロ計画は17号で中止されていなかった! 密かに「20号」まで続けられていたとされる「裏アポロ計画」で明かされた”月のモナリザ”の謎に迫る。
アメリカ航空宇宙局(NASA)による月面探査計画「アポロ計画」は、1969年7月20日、アポロ11号によって人類初の有人月面着陸に成功。科学技術および宇宙開発において偉大な足跡を残したものの、6度目の月面着陸をはたした17号を最後に中断された。以来、およそ50年間、人類は月に足を踏み入れていない。
20号まで予定されていた計画が頓挫したのは、予算やサターンVの生産打ち切りに起因するとされているが、長きにわたり別の理由が噂されてきた。それは、宇宙飛行士たちが月面で地球外生命体、あるいはその痕跡と邂逅したことがきっかけとなり、計画が中断されたというものだ。
さらに憶測が憶測を呼び、地球外生命文明探索のために計画は秘密裏に続行、20号まで完遂していたという噂までささやかれている。
近年、この噂を裏づけるような映像が動画サイトに投稿されたことは記憶に新しい。映像は20号の極秘ミッションで獲得されたものとして話題を呼んだが、情報に乏しく信憑性は低いとみなされてきた。
だが、2018年末、評価は一変する。その撮影者を自称する人物が現れたのだ。驚くことに彼は、3度にわたり極秘ミッションに参加。映像に映る宇宙船の調査にも従事したという。本稿では、この〝幻の宇宙飛行士〟の独白を追うことで、もうひとつのアポロ計画の実相を明らかにしていきたい。
周知の通り、アポロ計画は発足の時点で地球外生命体との接触を予見していた。NASA設立時に作成された報告書「ブルッキングズ・レポート」にもそれが明記されている。文書は平和利用のための宇宙探査を嚆矢に作成されたものだが、同時に、地球外生命体との遭遇やその遺物の発見も前提としていたのだ。
そして、1968年12月21日に打ちあげられたアポロ8号によって、文書の〝予言〟は現実となる。月軌道の周回に成功した同機が、その裏側で大型UFOと遭遇し、2度も攻撃を受けたのだ。
その後も、UFOや地球外文明の痕跡の目撃は相次いでなされた。たとえば、11号では着陸船の至近距離を通り抜けるUFOや月面に遺る廃墟が映像で残されていた。
続く12号では、アラン・ビーン宇宙飛行士の背後や彼のバイザーに不可解な建造物が、14号や15号が捉えた記録画像には1000メートルを超える巨大構造物が写り込んでいた。さらに、17号ではヒト型生物の頭骨が発見され、それ以上の〝何か〟を目撃した通信も記録されている。
これらの〝証拠〟のほとんどは公式記録に残されているものの、横たわる不都合な真実をNASAが認めたことはただの一度もない。それがアポロ計画に謎と伝説を生んでいるのだが、その謎を解く鍵を握る人物がいる。彼の名はジョン・H・ラヴィン。アポロ計画の極秘ミッションに従事した〝秘密宇宙飛行士〟だ。
ラヴィンが最初に参加したのは、17号に課せられた極秘プログラムだ。その目的は、NASAの公式サイトでナンバー「AS-15-P-9625」が割り当てられた画像に写り込む巨大な構造物の調査にあった。
宇宙船を連想させる流線形の物体が映る画像は15号によってもたらされ、月の裏側にあるデルポット・クレーター南西の「Izsak-D」地点で撮影されていた。NASAはこれを地球外生命体の〝船〟だと確信しており、エイリアンとのコンタクトも期待できると踏んでいた。
はたして、月に降り立ったラヴィンは上層部の推測が正しかったことを思い知る。宇宙飛行士たちはタウルス・リトロウ渓谷で75時間を過ごしているが、その間に、ゴルフカートに似た車輪のない乗り物を目撃し、それを操るエイリアンにも遭遇したのだ。
エイリアンは大きな黒目が特徴のグレイ・タイプ。宇宙服らしきものを着用していたが、ヘルメットは被っていない。彼らはテレパシーの使い手であったようで、ラヴィンの言語中枢に直接語りかけてきた。
それによると、彼らに攻撃の意思はないが、人類が月に到達したことをよしとせず、早急に撤退するよう求めていた。母船とのドッキングには時間を要する、というラヴィンの説明に彼らは納得したものの、二度と月に戻ってこないように念を押して去っていったという。
ちなみに、ラヴィンは彼らの許可を得て、宇宙服に備えつけのハッセルブラッドでその姿を近接撮影。写真には、グレイの黒く大きな瞳に着陸船とエイリアンの乗り物が写り込んでおり、彼の告白に信憑性を与えている。
はたしてラヴィンたちは目的を果たせぬまま月を去り、NASAは計画の変更を余儀なくされた。すなわち、アポロ計画の中断である。だが実際には、計画は続行され、これに参加したラヴィンはさらに驚くべき存在との邂逅をはたしている。
〝裏のアポロ計画〟ともいえる18号のミッションは、結論からいえば失敗に終わった。月面で活動中の宇宙飛行士たちが突如として精神を病み、司令船のパイロットとして参加していたラヴィンは、彼らを残したまま帰投を命じられたのだ。
これについてラヴィンは、再び月に現れた人類に対する直接的な警告だと主張するが、筆者もその可能性は高いと考える。なぜならば、続く19号では宇宙飛行士のすべてが地球に帰還できなかったからだ。
それでもNASAは計画を諦めなかった。かくして1976年8月、20号の打ち上げを決行。エイリアンの縄張りを避けるよう計画を練り直したうえで、デルポット・クレーターの巨大構造物を目指した。その調査にあたったのが、ラヴィンと20号の司令官ウィリアム・ラトレッジである。
現物を目の前にしたラヴィンは、この巨大な構造物が少なくとも数百万年もの間、この地で眠っていたと直観的に理解した。その姿は葉巻形UFOそのもので、全長は約5キロ。動画でも確認できる機体上部のスリットが通路となっており、動線上にハッチが点在していた。
ラトレッジとラヴィンは中央のハッチから艦内に侵入。内部は三重構造になっており、約9メートル幅の通路が縦横無尽に走っていた。ふたりは長い通路に連なる部屋を確認しながら進み、やがて到達したコックピットと思しき場所で、朽ち果てたグレイ・タイプ2体の亡骸と、ほぼ無傷の状態で横たわる女性エイリアンらしき遺体を発見した。
グレイはゼータ・レティキュリアンに似ていたが、顔はそれより小さく、身長は150センチほど。指は全部で6本あった。一方の女性エイリアンは黒髪に褐色の肌で、ポリネシア民族を彷彿とさせ、その姿形から、〝月のモナリザ〟と呼ばれる。
彼女はジャンプスーツのような衣服を身につけていたほか、頭部に灰色がかったパイプ状の物体が直結されていた。そして全身には、薄い金属質の物体が刺青のように広がっていた。ラヴィンはこれをウェアラブル・コンピューターのようなものと考え、彼女が脳波で船体をコントロールしていたと推測している。
不可解なのが、グレイが朽ち果てていたのに対し、モナリザが生前とほぼ変わらないであろう姿で眠っていたことである。一種のコールドスリープ状態であった可能性もあるが、ラヴィンは彼女の皮膚の一部にメカニカルな物体が一体化していたことを根拠に、〝サイボーグであった可能性が高い〟と主張している。
こうした謎を解明するためにも、グレイの頭部、およびモナリザは地球へ運ばれた。だが、バンデンバーグ空軍基地に引き取られたあと、その行方はようとして知れない。ラヴィンの見解では、一連の動画はNASAからソ連へと漏洩したもので、同時にモナリザもソ連の手に渡った可能性が高いというが、その真偽は定かではない。
いずれにしても、20号の帰還をもってアポロ計画は真の意味で完遂され、ラヴィンもその任を解かれた。なお、彼の証言によれば、ミッション終了後、催眠療法あるいは薬物による記憶の操作が自身に施された可能性があるという。過去の事例を見れば、宇宙探査計画の機密を洩らした者は何らかの〝口封じ〟がなされ、命を落とした者もいる。ラヴィンがこうして公の場で語ることができるのは、彼が主張する〝口封じ〟が何らかの原因で解かれたからかもしれない。
しかし、その影響であるかは判断できないが、彼の証言の一部には整合性のとれない齟齬が生じているという。それゆえ、直接取材したジャーナリストのリンダ・ハウは、現段階で彼の証言すべてを信頼することは難しいとし、有識者のチームによる調査・分析を行っている。
この結果は注視する必要があるが、ラヴィン自身の記憶のすべてがひも解かれ、より精度な情報がもたらされることを期待したい。
並木伸一郎
「ムー」創刊当初から寄稿するベテランライター。UFO研究団体ICER日本代表、日本宇宙現象研究会(JSPS)会長などを兼任。ロズウェルやエリア51をはじめ現地調査を重ねて考察し、独自の仮説を「ムー」や自身のYouTubeなどで発表している。
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