ペルーで大地震!? 本当に大地を揺るがしたゴールの歓喜/サッカー都市伝説(3)

文=中野雄二

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    世界最大のスポーツの祭典にまつわる、ウソのような本当の話。

     W杯は魔物だ。
     人々の熱が生みだすこの魔物は、ときに信じられないような厄災を招来する。しかしもそれは、人為的な出来事だけではない。W杯という魔物が暴れだしたとき、その影響は人の手の及ばない自然現象まで巻き起こすのである。

     2017年11月15日。南米ペルーの首都リマでは、W杯予選の試合が原因となった摩訶不思議な現象が記録されている。

     W杯予選の大陸間プレーオフに回ったペルーは、ニュージーランドと激突。この試合に勝てば、なんと36年ぶりにW杯出場が決まるという大一番だった。スタジアムはもちろん、国内各所に設けられたパブリックビューイング会場は超満員のすし詰め状態。36年ぶりのW杯本大会出場へ向けて、人々の期待と熱気は頂点にまで高まっていた。
     やがてペルー国民の圧倒的な声援を受けて、前半27分、MFジェフェルソン・ファルファンの放った強烈なシュートがゴールネットに突き刺さった。その瞬間のことである。ペルーの地震観測所が、地震発生警報を全国に発令したのだ。

     震源地は……。
     驚くべきことに、先制ゴールに喜んだ人々が国中で飛び跳ねた結果、地面が揺れ、それを観測所のセンサーが巨大地震発生と勘違いしてしまったのである。
    「ボールがゴールネットを揺らした」とは、サッカー記事でよく目にする決まり文句である。
     しかし、MFファルファンの放ったシュートは、ゴールネットどころか「大地を揺らした一撃」として、永く語り継がれることだろう。

    ジェフェルソン・ファルファン画像=Wikipedia
    画像=Adobe Stock

    月刊ムー 2018年7月号より

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