元NASA宇宙飛行士がUFOとのニアミスを激白! テキサス上空に現れた「謎の球体」の驚異的挙動
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イエス・キリストが磔刑により絶命した時、月は真っ赤に染まったのか――。その月が“ブラッドムーン”だった場合、キリストの死亡日が正確に特定できるという。
皆既月食の際、不気味に赤黒く染まって見える月は「ブラッドムーン」と呼ばれ、古来からヨーロッパでは神の怒りや警告のサインと解釈されることが多く、疫病や戦争の前兆ではないかと恐れられていた。
キリスト教では、イエスの磔刑後に月が血のように赤くなったとされる。この赤い月について言及している聖書の一節は、新約聖書の一部である『使徒言行録』の2章20節。イエスの死を見届けた使徒ペテロが、磔刑の50日後に「主の大いなる栄光の日が来る前に、太陽は暗くなり、月は血のように赤くなる」と語ったのだ。
つまり、イエスの磔刑と時を同じくして、皆既月食によるブラッドムーン現象が起きていたのではないか。そう考えたNASAの「ジェット推進研究所(JPL)」の天文学者チームは、過去3200年間に及ぶ日食と月食が観測された正確な日時を求めた。
そうしてついに判明した、イエス・キリストの磔刑が起きたと考えられる日。それは、「西暦33年4月3日の金曜日」だという。
一方、前述のペテロの言葉について、少なくない歴史家が「磔刑について語ったのではなく、キリストの再臨を預言するもの」であると主張している。つまり、これは未来の話であり、キリストの再臨がブラッドムーンと時を同じくして起こると解釈されているのだ。
しかし、オックスフォード大学の聖書学者コリン・ハンフリーズ氏とW・グレアム・ワディントン氏は、NASAによる調査結果と磔刑に関する文献を参考に、イエスの死の直後、月が実際に血のように赤く染まっていたと主張する。というのも、ペテロの言葉は“ヨエルの預言”が成就したことを公に告げるものだった可能性が高いからだ。
彼らの分析によると、ペテロの言葉は旧約聖書『ヨエル書』の第2章28~31節を引用したものだという。そこに記されている内容は、宇宙の兆候と霊的な目覚めについて。旧約聖書は磔刑の数世紀前から存在するため、実際に磔刑の後にブラッドムーンを目撃したペテロが、ヨエルの言葉を思い出し「磔刑は預言されていた」と考えても不思議はない。
ちなみに、『マタイによる福音書』によれば、イエスが十字架にかけられていた間、正午から午後3時まで「地上は暗闇に包まれた」とされており、これはヨエルの預言に記されたイメージにも一致するとハンフリーズ氏とワディントン氏は指摘する。昼に暗くなることと月食は関係ないはずだが、急に雲が厚くなるなど何らかの理由で空が暗くなったのかもしれない。
研究者らはまた、イエスの幼少時代、神性、家族や弟子たちとの関係など、その生涯に関する記述が含むまれる新約聖書の『外典福音書』にも注目している。『外典福音書』は、神の啓示によって書かれたものではないと考えられていたため、今日でもあまり知られておらず、伝統的な聖書正典には含まれていない。
この『外典福音書』の「ピラトからティベリウスへの報告書」には、イエスの裁判、磔刑、そして復活の状況がピラトによって詳しく書かれているのだが、その中に「彼が十字架にかけられると、太陽は暗くなり、星が現れ、世界中の人々は午後6時から夕方までランプをともした。月は血のように見えた」との記述がある。この記述こそ、イエスが古代の皆既月食の日に亡くなったことを示すさらなる証拠であるということだ。
とすればNASAの計算通り、やはりイエスの磔刑は西暦33年4月3日の金曜日のことであり、復活はその3日後となる4月5日の日曜日だったのか。
ちなみに、2025年は皆既月食が2度起こる年で、もう過ぎてしまった3月11~12日の皆既月食に続き、次回は9月7~8日に起きることになっている。この皆既月食でアジア全域、欧州、アフリカの広範囲でブラッドムーンが観測できる見込みであり、天気が良ければ日本では8日未明に全国で赤く染まった月が見られる。この日は少し夜更かししてみるのも一興だ。
【参考】
https://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-14625815/nasa-biblical-details-jesus-crucifixion-day-died-good-friday.html
https://science.nasa.gov/eclipses/history/
仲田しんじ
場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター https://twitter.com/nakata66shinji
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