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青森ミステリー取材で十和田湖へ向かう。湖底ピラミッドやキリスト像、そして発見された洞窟の「目」が意味するものとは……?
筆者は、45年前に中学校の修学旅行で十和田湖を訪れた。その時は湖畔の遊歩道を行ったり来たりして、乙女の像の前で写真を撮ったことくらいしか記憶にない。しかし、本当に久しぶりに訪れた十和田湖は謎に満ちた、これ以上ない魅力的な場所に感じられた。
今回の取材では、リブパイオニアさんのパワーボートで十和田湖のミステリースポットを巡っていただいた。コンパクトなライフジャケットを装着し、手すりが付いた平均台くらいの幅の突起に座って出発を待つ。出だしはかなりゆっくりだったので「パワーボートってこの程度か」と思った。しかし船長が「それでは、目的地に一気に向かってまいりまーす!」と言いながらスロットルを上げると、体ごと後ろに持っていかれそうな加速でボートが湖面を突き進み始めた。この日は風が強くて波が立っていたので、起伏の多いアスファルトの道を走っているような振動が伝わってきた。
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まず訪れたのは、十和田湖三大聖地のひとつである「奥の院」だ。パワーボートを水際の岸壁の下につけ、船長がふんばって自力で岸とボートの間隔を一定に保ってもらっている状態で上陸する。表面に苔がついた太い木の幹の上を、滑らないようにしながら慎重に歩みを進め、ひと安心した。次はかなり急な角度の鉄製の梯子を登っていく。その先にあるのが、森の中にいきなり現れる洞窟だ。
別名「御室」(おむろ)と呼ばれている内部は、天井に同心円状の模様が描かれている。これを見た三上編集長は「目だな」とつぶやいた。確かに、プロビデンス・アイにも似ている。
北極星を中心に据え、星空を模したものという説もあるこの壁画を写真に撮影すると、オーブのようなものが写ることも珍しくないらしい。ちなみに、ここに入るためには林野庁の許可を得なければならない。地元の方々の協力のおかげで、貴重な体験をすることができた。
登った時よりもはるかに慎重な足取りで梯子を下り、岩場で滑らないようにしてボートに戻る。ごくゆっくりとしたペースで少し進んだところに、不思議な形の岩が見えてきた。その形状から、キリスト像と呼ばれている。
この不思議な岩は、東日本大震災で崖が崩れ、十和田湖の水位が急激に下がった時に発見されたという。像の顔の部分は西側を向いていて、十和田湖西湖畔にある礼拝堂と正対している。さらに、このキリスト像と礼拝堂、そしてキリストの墓は一直線上に並ぶ位置関係にある。
誰かが計算して意図的に作ったのか。それとも、人知を超えた領域で起きる偶然なのか。シンボリックな「奥の院」のすぐ近くにあるというだけでも不思議なのに…。ちなみに、十和田湖の「十」は十字架、「和」はプラス(+)、「田」は十字架を囲ったものという説がある。
最大水深327メートルの湖水のほぼ中央部にあるピラミッド状構造も不思議だ。湖面が凪いでいる日は、かなり深いところまで斜面が続いているのが見えるという。大石神/上大石神だけではなく、十和田湖にもピラミッドがあるのだ。
湖底ピラミッドは、アメリカならウィスコンシン州のロック湖、中国なら澂江県、江川区、華寧県にまたがって位置するフーシアン湖(撫仙湖)にあるものが有名だ。もしかしたら、湖底ピラミッドも意味を持たせる形で世界各地に配置され、ネットワークが意図的に構築されているのかもしれない。
奥の院にキリスト像、そして湖底ピラミッド。十和田湖は本当に不思議な場所だ。この地に宿るスピリチュアリティを体験するボートツアーも各種準備されている。十和田湖の不思議は、地元YouTuberの田中なつきさんの動画でも詳しく紹介されている。さらなる調査で青森ミステリーが深まっていくことは間違いない。
謝意とともに、動画を紹介しておく。
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