ナチス残党がチリに築いた地獄施設の実体ーー映画「コロニアの子供たち」が描く歴史的タブーと収容者の悲劇
チリに渡ったナチスの残党が築いた悪夢の施設「コロニア・ディグニダ」の身も凍るような真実とは? 映画の題材として取り上げることで世に問う覚悟を決めた監督が明かす!
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現在の価値にして一兆円規模と噂される「ナチスの隠し財宝」について、確度の高い新情報が明らかとなった。ナチス将校にしてフリーメーソンの日記から、その隠し場所が特定されようとしているーー!
世界中に伝わるナチス・ドイツの隠し財宝伝説。侵略や略奪を繰り返し巨万の富をため込んだナチス・ドイツは、来るべき復活の日に備え、莫大な財宝を各地に隠したといわれている。日本円で最大1兆円にものぼるともいうナチス・ドイツの財宝は、どこで眠っているのだろうかー。
その謎を解く手がかりが、なんとドイツのフリーメイソンロッジにあった。「正当な所有者へ返還してほしい」という依頼のもと、ドイツのシレジアンブリッジ財団が譲り受けたのは、フリーメイソンのメンバーであり、ナチス・ドイツの武装親衛隊将校であったエゴリ・オレンハウアーが書き残した隠し財宝のリストや場所が記された日記だったのだ。
第二次世界大戦末期、ポーランド南西部に位置するバウブジフを占領していたナチス・ドイツは、ソ連赤軍の略奪から逃れるため、所有する莫大な金塊、美術品、宝飾品などを隠した、というのは有名な話である。オレンハウアーの日記にも、当時指令本部として使用していたクションシュ城を拠点として、ポーランド、チェコ、ドイツの3ヵ国、計11ヵ所にトラック260台分の財宝を分けて隠したことが書かれており、美術品の中には、ルーベンス、セザンヌ、モネなどの47枚の絵画が含まれていたことが明らかになった。
そして今回、ファーマニアック氏は、ナチス・ドイツが指令本部として使用していたバウブジフのクションシュ城から20キロほどの場所にあるロストカ城がオレンハウアーの日記に書かれていた場所と一致することを突き止めた。氏によると、この城の地下60メートルに金塊や宝飾品、コインが28トン以上、金額にすると1700億円相当の財宝が埋まっているという。だが、ポーランド政府の許可がまだ下りないため、発掘作業は足止め状態のようだ。
クションシュ城周辺の地下にはトンネルやシェルターが無数に作られており、ナチス・ドイツは巨大な地下帝国の建設を目論んでいたといわれている。オレンハウアーの日記が本物ならば、財宝を運ぶためこれらの地下トンネルを使用した可能性があるかもしれない。また、クションシュ城周辺は、総額200億円相当の財宝を積んだまま忽然と消えた幻の列車、通称「黄金列車」が眠っているとささやかれている地域でもある。
この日記を足掛かりに、財宝を運んだルートまで解明できれば、これまで都市伝説とされてきた財宝を目にすることができる日が来るのかもしれない。
(2020年6月13日記事を再編集)
遠野そら
UFO、怪奇現象、オーパーツなど、海外ミステリー情報に通じるオカルトライター。超常現象研究の第一人者・並木伸一郎氏のスタッフも務める。
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