高松・野田池の怪談とペガサス降臨の謎/松原タニシ・田中俊行・恐怖新聞健太郎の怪談行脚
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アマゾン源流域に重なる「モホス大平原」では、謎の先住民族文明を築いていた!?研究年月も短く情報も少ない「古代モホス文明」。本誌の独自取材で得た貴重な最新情報を三上編集長がMUTubeで解説。
毎年の雨期と乾期に5メートル以上の水位変動が起きるモホス平原は、ボリビア国土の北側半分以上(約4500平方キロ)を占める。この世界屈指の秘境地帯でも1970年代に米国系メジャー石油企業による空中からの地下資源探査が行われた。
当時は今よりも地中レーダー装置の感度が低く、小型飛行機かヘリで数平方キロの狭い調査グリッド上を低空低速で何度も行き来して収集データの精度を高めた。
一方、その反復飛行のおかげで搭乗員たちは違った角度から地上を詳しく目視できたので、すぐに平原全体に漂う”異様さ”に気づく結果となった。
アンデス山脈から流下する大量の雪解け水を一時キープし、先に大陸内部の自然界を潤してから大アマゾン河へ流し出す。それが、モホス平原でくり返されてきた自然界の循環作用である。ただし実際に現地を空中から観察すると、むしろ通常の自然界とはまったくかけ離れた印象に驚かされる。
まず気づくのは、この巨大な天然遊水施設の全域に見られる細長い直線状の地形である。1点の場所から数本の直線が放射状に分かれ、それぞれの先が水平線の彼方にまで延びているものもある。
このアマゾン源流域には、現代の測量器で正確な直線や放射状のルート設計をした道路・鉄道網はまだ存在しない。しかし、荒野を数十キロも貫く一直線の地形が偶然の産物であるはずはなく、いつのころか大勢の人々が力を合わせて完成させた構造物に違いない。その当時は、秘境どころか力強い地域社会が成立していたのだ。
2000年前後に、各種の歴史書や専門誌に古代モホス文明の関連記事が掲載されると、急激に国際的な注目度が高まり、日本を含めた複数の大学機関による現地発掘調査、大がかりなドキュメント番組制作などが行われた。
そして筆者も、この時期に3度の現地取材を実施。2003年夏に初めて小型機上から眺めた地上の様子を、次のように時間を追って録音メモした。
「……トリニダート飛行場から東へ約40分間、高度約2000メートルを時速250キロで飛行中。前方には何本かの川筋が合流した大湿原が広がり、濃い緑色に盛り上がる大小の島々のような地形が点在している。それらは、昔からボリビア北部で墓地ともいわれてきた土盛り遺構(マウンド)で、直径は数十~数百メートル、高さは15~20メートル。北へ進路を変えると、さらに前方の平原にも複数のロマ地形が現れ、推定20キロ以上も離れたロマ同士を結ぶ何本もの緑の直線が見えてきた。至近距離から確認すると、地面から数メートルの高さまで土砂をかさ上げした幅4、5メートルの土手状構造物で、現在は上に並んで生えたヤシ科樹木が濃い緑色の直線を際立たせている……」
(文=有賀訓)
続きは本誌(電子版)で。
webムー編集部
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