世界神道樹立を目指し地球全体を魔界と喝破! 神道系霊能者・金井南龍/不二龍彦
戦後の神道系行者として独自の神道を確立した金井南龍。その過激にして豊穣な知と行の蓄積は異彩であるがゆえに、今日に至るまで敬遠され、無視されてきた。そんな金井南龍の足跡を追いながら、彼の主張の一端に迫っ
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現在のイラクの一部、かつてのメソポタミアで発見された4500年前の女王の墓は、古代の地球を訪れて“神”と崇められたエイリアンの存在を暗示するかもしれないという――。
人類史上最古の文明が栄えたメソポタミアだが、この地で古代メソポタミア文明を華々しくスタートさせたのは謎多き民族、シュメール人である。彼らが遺した歴史的遺物にはどんなヒントが隠されているのだろうか。
1920年代後半にイギリスの考古学者、レオナード・ウーリーはそれまでに発掘された中で最も豪華なメソポタミアの墓を発見した。
墓はイラク南部の砂漠の奥深くにあり、4500年前の女性の遺体の骨格は、金と貴重な宝石をふんだんに用いた贅を尽くした装飾で覆われていた。
その後の検証で、この豪華な墓に安置された女性の遺体は「プアビ(Puabi)女王」と呼ばれるシュメール人の高位の女性であることが判明した。
プアビ女王は古代メソポタミア南部にあった古代都市、ウルが全盛期であった紀元前2600年頃に生きていた人物であった。彼女の治世中、ウルでは交易が盛んになり、交易路はインドから現代のスーダンにまで達していたことがわかっている。
当時のウルは、インドから製品を出荷するための主要な港として機能していたため富が集中し、栄華を誇っていた。そして繁栄の絶頂期にあったウルで多大な影響力を持っていたのが、このプアビ女王であったのだ。
ニューヨーク大学の人類学の名誉教授であり、考古学者で織物の専門家でもあるリタ・ライト氏によれば、古代ウルのエリート女性は都市の代表者として各地を旅し、交流と外交の窓口的な存在だったことから、かなりの政治的権力を持っていたという。
ツタンカーメン王と同時期にウルの王立墓地から発見されたプアビ女王の遺体だが、この墓地には他に約1800もの墓があり、1920年代から1930年代にかけて発掘が行われた。
プアビ王女の墓には高品質で保存状態の良い副葬品が数多く含まれているだけでなく、そこは何千年にもわたって略奪者によって手つかずのまま残されていた唯一の発掘現場でもあった。これによりプアビ女王の墓は他の遺跡よりも格段に価値の高い歴史的史料となっている。
ウーリーの発掘調査結果は、ロンドンの大英博物館、フィラデルフィアのペンシルバニア大学博物館、バグダッドの国立博物館の間で共有され、プアビ王女の墓からのより貴重な遺物のいくつかは、イギリスとアメリカを各地をめぐる巡回展示ツアーで取り上げられて大成功を収めている。
古代または超古代に宇宙人が地球を訪れて人間を創造し、超古代文明を授けたという理論は「古代宇宙飛行士説」と呼ばれ一定の支持を得ている。作家であり「古代宇宙飛行士説」を提唱する第一人者であるゼカリア・シッチン氏は、古代の宇宙飛行士が関与する人類の起源を解明し、世に知らしめることに生涯を捧げてきた。
そんなシッチン氏が亡くなる数か月前、彼は自然史博物館に異議を唱え、シュメール人のプアビ女王の遺体のDNA検査を行うよう要求した。彼は持説である「古代宇宙飛行士説」をプアビ女王の遺伝子解析に賭けたのである。
シッチン氏はイラクで発見されたシュメール人の高位の女性の遺体には、神々や半神のゲノムが含まれている可能性があると1970年代から主張してきた。さらに古代シュメールの書物や石板に記述されたアヌンナキの神々が人間のDNAの改変に関与していた可能性を指摘している。
そしてシッチン氏は、プアビ女王はアヌンナキと遺伝的なつながりを共有する古代の半神であると示唆し、古代のテキストには、超自然的な力、知性、健康、長寿を備えた超越的な存在の例がたくさんあり、これらの存在は大昔から存在していると説明している。
シッチン氏は我々の創造主が誰であろうと、我々の能力の範囲を意図的に制限していると仮定している。彼はプアビ女王の遺体には人間の進化において“失われた遺伝子”への答えが含まれていると確信しており、その欠落したDNAを特定するため、科学者にプアビ女王のDNAを鑑定してもらいたいと考えたのだ。
「おそらく、彼女のゲノムを私たちのゲノムと比較することで、彼らが故意に私たちに与えなかった欠落遺伝子が何であるかを見つけることができるでしょう」とシッチン氏は2010年にNBCニュースでのインタビューで語っている。
しかし、残念ながらシッチン氏の願いは叶わないまま2010年9月にこの世を去ることになってしまった。
世界各地で発掘されたミイラのDNA解析は例は少ないものの、これまでにも行われていきている。なぜこのプアビ女王の遺体では誰一人として行おうとしないのだろうか。そこに何かを隠蔽する意図が働いているのだとすれば疑惑は膨らむことになるだろう。
仲田しんじ
場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター https://twitter.com/nakata66shinji
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