「すずめの戸締まり」呪術的考察(2)現世と常世の往還と「お返しもうす」地鎮はいかに描かれたか?
新海誠監督の「すずめの戸締まり」は独特のワードや意味深なモチーフ、隠れテーマなどを想起させる。本稿では、地脈を詠み、地霊と対峙し、大地を鎮めることを生業とする麒麟(きりん)師の視点で、作品を読み解いて
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320ページの大ボリューム!
おぞましい歴史をもつ一族に生まれた女子大生・煤は、その血筋にからみつく因縁のため長年おそろしい悪夢にうなされ続けていた。そんな姿をみかねた友人は、気分転換にとグループでホテルの短期バイトをすることを提案するのだが、そのホテルが、煤たちを襲うさらなる恐怖の入り口だったーー。
因業の家系に苦しめられる主人公、忌まわしい過去を隠し持つ友人、心霊スポットとしてしられる廃屋、何かを隠蔽しているホテル、そして強大な力を持つ異形の霊能者……。本書『たまわりの月』は、「恐怖」のモチーフをまとめて詰め込んだような、先の展開が全く読めないホラーコミックだ。
web連載をまとめた第1巻は、320ページとじっくり腰を据えて読みたい大ボリューム。悪夢と現実、心霊と悪意、過去と現在……謎と怪異が複雑に同時進行していく、怒涛的怪奇を味わえる一冊だ。

『たまわりの月』1巻(界 賀邑里著、税込990円、イースト・プレス)
webムー編集部
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