コロナ騒動で思い出す70年代”終末ブーム”の渦/初見健一・昭和こどもオカルト回顧録
昭和の時代、少年少女がどっぷり浸かった怪しげなあれこれを、“懐かしがり屋”ライターの初見健一が回想。世界を覆ったコロナ禍の中で振り返った「あのころの終末」を振り返る。
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個性や感性に即したルール設定で実践する「天宝風水」についてのインタビュー後編。ムー編集部のリモートワーク用の部屋をサンプルに、アドバイスをしてもらったが……風水以前の危険な状態だった!?
前回に続いて、いよいよ、叶ここさんに「天宝風水」での具体的なアドバイスをいただくことに。
まずはwebムー担当者(ムーやん)の自宅、リモートワーク用の部屋から鑑定してもらった。
ムーやんのアピアランスは「サフラン」、ジュエルは「翡翠」。言動に瞬発力があり、実はアイドルにサフランは多いらしい。ついつい物を集めてしまい。計画性がないという。ムー編集部での仕事を通じて、目を通さなければならない情報量は相当なものだろう。その結果、とにかく仕事用の本が多い部屋になってしまっている。
「これは……風水の前に、地震で危険なのが論外です。気にしていないつもりでも、無意識に感じる危険はストレスになるので、まずはモノを減らさないといけませんね」
ムーやんの部屋は命の危険があった! 風水以前の問題である。
「本を減らすうえで、窓をふさがないこと、仕事中に正面に来る本棚をスッキリさせること、床にものを置かないくらいにすること。このあたりを目標にしてください。それを最初のスモールステップにしてください」
ごもっとも、である。レンタル倉庫に全部つっこむという選択肢もあるが、「サフラン」+「翡翠」の場合は好きなものに囲まれてテンションが上がるため、部分的にできることから、というアドバイスだった。
「仕事部屋だと入り口に向かって座るように机や椅子を置いた方がいいんですが、間取りからして難しそうですね。そこは、今は考えなくて大丈夫です」
天宝風水は「~~はNG」は言わず、「~~しましょう」を重視する。
「少しでも違和感がある場所は、気が淀んでいたりするんですよね。でもそのままにしておくとだんだんその違和感に慣れてきてしまう。そうするといやだなって思っていることが自分の中で普通になってしまうんです。自分を大事にするという、生活の中での基本的なことが、どんどんおろそかになってしまうんですよね」
取材を経て、とりあえず「目の前の本棚を片付ける」ことに着手したムーやん。視界がくっきり明るくなり、気持ちがよくなったそうだ。つまり、これまで「なんとなく暗い」状態に慣れてしまっていたことになる。
全体が片付くのはいつになることだろうか……と思える物量だが、続報に期待しよう。
一方、雛形羽衣について、である。部屋の状態がアレで写真を見せられないのだが(察してほしい)、生年月日が逆算できてしまうため、大人の事情で「アピアランス」と「ジュエル」も公開NGとなってしまった。
文字で状況をお伝えすると、「そもそも広い部屋はない」「引っ越したばかりで梱包状態の段ボールが山積み」「私服と衣装と趣味にまたがってモノが多い」「PCまわりだけはスペースをとってゲーミングチェアで快適にしている」である。
そんな雛形部屋の鑑定を叶ここさんにしていただいた。
「まずは部屋の動線をしっかり確保することが大事です」
その通り。その通り過ぎて返す言葉が見つからない。引っ越し時の段ボールが動線に積まれている状態である。そもそも短期で引っ越しを繰り返すとお金も貯まらない。金運も最悪だ。自分の飽き性な性格を直したほうがいいと痛感する。
片付けるのはやる(決意)として、家具の色や形配置などについても伺った。
ソファー、ベッドシーツをグレー系で統一し、ほかにもホワイト系の家具で揃えて、ゲーミングチェアだけはピンク色にしている。配色は我ながらこだわっているところなのだ。
「グレーや金属は元気がないときにはあまりよいとは言えませんね。なるべく木製のものや緑色を選ぶ方が、元気がないときにはよいとされています」
だから体が不調だったのか? 宇宙的な部屋にしたい願望があって、なるべく白、グレー、金属で家具選びをしていたのだが、まさか、健康運として裏目に出ていた。ショックが大きい。
いったい、私はなにから手を付ければよいのか?
「例えば、この空間のお部屋の中で、なにかひとつだけ大事なスポットを見つけて、ここはいつも綺麗にしようという場所を決めてください。トイレでもいいし、玄関でもいいし、ここが毎日綺麗だと気持ちがいいって場所をまず見つけてほしいんですよね」
お気に入りの場所を整えるところから。そのスモールステップならできそうだ!
仕事で使うPCまわりの配線を綺麗に整え、物も減らしスッキリさせていこう。確かに気持ちいい。ここを雛形部屋が「神殿」とし、ここを綺麗にすることをマイルールとしよう。神殿ができることで、背後に積まれた段ボール箱の違和感も高まってきた。次にここを片づけようという気持ちが湧いてくるのも「神殿作り」の効果だろう。
「魔女が教えるマイルームインテリア風水」には、引っ越しのところ以外では「~~してはいけない」という記述はない。アドバイスはあるが強制的ではなく、優しく、感性を重視したメッセージが並ぶ。ズボラな自分も自己肯定感を得ながら実践できる。精密な方角などに基づくガチ風水にも挑戦したいが、まずは、気持ちのいい暮らしをするためのスモールステップから、心身ともに健康に過ごしたいと思う。
みなさんもこの本で天宝風水をやってみて自分を大切にする暮らしを手に入れてみてほしい。筆者にもできたのだから、始めやすさは保証する。
<書籍情報>
「天宝占術で人生変わる! 自己肯定感もアップ! 魔女が教えるマイルームインテリア風水」
叶ここ・著/光文社/1650円+税
https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334953355
叶ここ「天宝占術」
公式サイト:https://bit.ly/3UDMLov
無料占いページ:https://bit.ly/3hgiXjd
雛形羽衣
劇団ディアステージ所属の俳優。ディアステージオカルト研究部の部長。バラエティ番組や声優の仕事のほか秘密結社の情報を独自にリサーチする。
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