超能力者と神道研究家が提唱 「2030年 大終末を超える唯一の方法」/ムー民のためのブックガイド
「ムー」本誌の隠れ人気記事、ブックインフォメーションをウェブで公開。編集部が選定した新刊書籍情報をお届けします。
記事を読む
文=大槻ケンヂ 挿絵=チビル松村
学校のクラスにいた「見える」同級生が賑わせた、ひと時の悪魔騒動。ほんのイタズラだったのか、それとも…?
プーチン大統領がエクソシストになるのだそうだ。もうなったのかもしれない。10月27日「Newsweek」ネット記事は「ロシア正教もプーチンを『首席エクソシスト』に任命」とプーチン悪魔祓い師化計画を報じている。なんでも、今までウクライナの非ナチ化を軍事侵攻の理由にしてきたロシアだが、このところ旗色が今一つのためなのかわからないが、その理由を、ウクライナと西側諸国がサタニズムに毒されているので、この悪魔崇拝主義化、いうなればサタン化を阻止するためと改め、プーチン大統領を首席エクソシストとして、世界のサタン化に敢然と立ち上がるのだと宣言してみせたわけだ。サタンVSプーチン……中二病かな?
思わず心配になってしまうプーチン首席任命であるが、エクソシストと聞くと、昭和の生まれとしてはプーチンが神父服着て首の180°回ったリンダ・ブレアーに聖水をかける図を想像せずにはいられない。
74年日本公開の映画「エクソシスト」は、リンダ・ブレアー演じる少女に取り憑いた悪魔と、悪魔祓いの神父・エクソシストとの戦いを描いたホラー映画だ。当時大ブームになった。特に少女の首が180°回転したり緑のドロドロしたものをウヴァーッ!と吐いてみせる場面など、今観るとちょっと笑っちゃう愛嬌もあるものの、小学生の僕にはとても正視できない恐ろしさであった。
どのくらい恐かったかというと、この映画の続編「エクソシスト2」(77‘)を、小学校の同級生数人で観に行こうと計画を立てていたのに、当日になって「ちょっとお腹が痛くなって」とあからさまなおじ気付きでドタキャンした程だ。その後しばらく学校でヘタレの烙印を押された状態になりアレはつらかった。同級生の中には好きな女子もいて痛恨の逃走劇と言えた。プーチンだったら率先して観に行ったのだろうなぁ……そんなポイントでプーチンとおのれを比較してなんになる。
★この続きは二見書房から発売の書籍「医者にオカルトを止められた男」でお楽しみください。
https://www.futami.co.jp/book/6281
大槻ケンヂ
1966年生まれ。ロックミュージシャン、筋肉少女帯、特撮、オケミスなどで活動。超常現象ビリーバーの沼からエンタメ派に這い上がり、UFOを愛した過去を抱く。
筋肉少女帯最新アルバム『君だけが憶えている映画』特撮ライブBlu-ray「TOKUSATSUリベンジャーズ」発売中。
関連記事
超能力者と神道研究家が提唱 「2030年 大終末を超える唯一の方法」/ムー民のためのブックガイド
「ムー」本誌の隠れ人気記事、ブックインフォメーションをウェブで公開。編集部が選定した新刊書籍情報をお届けします。
記事を読む
山形・善宝寺に「人面魚」の記録を求めて…KAIBAMI NO IKEみやげを追う!/山下メロ
「ファンシー絵みやげ」研究家の山下メロが、山形の人面魚を追う。バブル期に造られた「みやげ」はどんな姿だったのか?
記事を読む
北欧神話の神々から「ご神託」をいただく! 高橋桐矢の「ルーン占い」/この占術を見よ!
毎回ひとつの占術を取りあげ、占い師の方が現場でどんなふうに占っているのかを見せていただくコーナー「この占術を見よ!」。第3回は、高橋桐矢さんの「ルーン占い」です。
記事を読む
巨大“おそそ”神輿「大縣神社豊年祭」ほか 3月の奇祭まとめ
全国各地に春を呼び込む、ユニークな3月の奇祭の数々。
記事を読む
おすすめ記事