モキュメンタリー×家の怪! 恐怖の伏線回収ホラー『撮ってはいけない家』

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    フィクションはどこまでがフィクションなのか?

    リアルと虚構が溶け合う恐怖

    「家にまつわる呪い」をテーマにしたモキュメンタリーホラーを制作するため、山梨県の旧家で撮影をすることになった映像制作会社ディレクターの杉田佑季。プロデューサーの小隈から渡されたプロットは「その旧家の男子は皆、十二歳で命を落とすーー」という不気味なものだったが、やがてスタッフたちはフィクションのはずの企画と現実のできごととの間に、奇妙な共通点があることに勘付きはじめる……。

     フェイクドキュメンタリーともいわれるモキュメンタリーと、家の怪異。昨今ホラーシーンを賑わせるふたつの人気テーマを織り込みつつ、それだけでは終わらない展開が話題の本作。「このミステリーがすごい!」大賞《隠し玉》などを受賞した著者の矢樹純自身が「伏線回収ホラー」と呼ぶ、「撮ってはいけない」とのタイトルに隠された真の意味とは……?

    『撮ってはいけない家』(矢樹純 著、税込1,925円、講談社)
    https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000403239

    webムー編集部

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