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明らかに周囲の環境・景観にそぐわず、突如理由もなく出現する謎のモニュメント「モノリス」。先日のラスベガスに続き、今度はコロラド州で新たなモノリスが発見された!
米コロラド州ベルビュー郊外にそびえる静かな丘陵地帯に「モノリス」が突如出現し、現地は大騒ぎになっている。もともとは映画『2001年宇宙の旅』に登場し、人類に知性の萌芽を与えた石柱状の謎の物体のことだが、近年は現実世界に現れる事例が相次ぎ、悪戯か、アート作品か、議論は絶えない。つい先日も、ラスベガス近郊のハイキングコースでもモノリスが発見されたばかりだが、果たしてコロラド州の事例とどのような関連があるのだろうか?
新たなモノリスが出現したのは、先週日曜日の朝のこと。発見現場は「ハウリング・カウ・カフェ」敷地内の丘の上。カフェのマネージャーであるブルック・ウィリアムズさんによると、来店客から「エイリアンによる建造物はどこか」と尋ねられ、初めてモノリスの出現を知ったそうだ。
実はウィリアムズさんも、カフェ開店前の時点で丘に“何か”があることには気づいていた。その時は深く考えていなかったが、来店者がモノリスであることに気づいてSNSに投稿し、情報が瞬く間に拡散したようだ。ウィリアムズさんも改めて外に出て、丘の上にあるモノリスを確認したという。
モノリスが出現した場所は、カフェのオーナーであるロブ・グレイブスさんとロリ・グレイブスさん夫妻の私有地だ。ただし、近くを走る道路からも確認できるため、道路沿いにはモノリスを一目見ようと列ができ、カフェにも大勢の客が押し寄せることになった。
問題のモノリスは、コンクリートの土台にボルトで固定された状態で、高さ8フィート(約2.4メートル)、幅が4フィート(約1.2メートル)。ウィリアムズさんはカフェのInstagramにモノリスの画像を投稿しており、周囲の景色を反射した金属らしき質感を確認できる。なお、モノリスの周辺には、何者かの足跡も残されていたらしい。
このような経緯から、今回の騒動についてネット上では「カフェの宣伝ではないか」と疑う声も少なくない。固定ボルトや、残された足跡からそのように考えるのはもっともだろう。しかしその一方で、地球外文明がボルトを使わないという証拠もない上、わずか一夜にして人々に気づかれることなく出現したのは、やはり人間業ではないとの指摘もある。そもそも、「手間をかけてこんなことをして、何になるのか」という最大の疑問は解決されないままだ。ロリ・グレイブスさんも「異星人の“作品”かもしれない」と推察しつつ、「私自身、答えを知りたい」と首を傾げている状況だ。
ラスベガスのモノリスはその後、なんの新情報も得られぬまま現地警察によって撤去されたが、間髪入れずに再び世界中を駆けめぐった新たなモノリス出現の一報。この状況を見て、やはりモノリスの出現が相次いだ2020年の出来事を思い出す人も多いだろう。同年11月18日にユタ州南東部の砂漠地帯で「ユタモノリス」が発見されたことに端を発した、不可解なモノリス出現・消失事件だ。
ユタモノリスは11月27日に突如姿を消したものの、なんと同じ日の夜に約9,500キロ離れたルーマニア北部の遺跡「ペトロデータ・ダキア要塞群」に新たなモノリスが出現。しかし、それも12月1日に消失している。
昨年には、あの「エリア51」の敷地内やイスラエルの砂漠地帯、さらには月面でも発見されているモノリス。今回はラスベガス、コロラド州と続いているが、これほど多くの人がモノリスに心を奪われていること自体も不可解だ。モノリス現象の“再活性化”には、いったいどのような意味があるのだろう。
webムー編集部
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