マヤ暦の「13の月の暦」リズムが生活を豊かにする!/辛酸なめ子の魂活巡業
マヤ暦を現代人向けに再構築した「13の月の暦」と1995年に出会い、そのすばらしさに惚れ込んで、カレンダーや手帳、日記などを製作しているという倉元孝三さん。この暦をベースにして日々を過ごすと、心身が整
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日本を代表する魔女にして魔術師・ヘイズ中村氏が、ハロウィンについて指南する集中連載! 第2回は、「ハロウィンにおすすめの開運魔術」がテーマです。
ひとつ前の記事でお話ししたように、ハロウィンのような大サバトは、霊界の潮流が変わる「境目の時期」に行われる。 こうしたときには霊界と現実界との境界線がとても薄くなっているので、さまざまな占いが当たりやすく、しかも呪術性も高いとされている。普段、あまり占いはしないという人も、この時期だけは! という意気込みで実践してみるとよいだろう。
好んで行われるのは、この時期に旬を迎える「リンゴ」を使った呪術だ。アダムとイブの伝説ではリンゴが重要な役割を担っているが(実際には、乾燥地帯の逸話なので、リンゴではなく他の果実だった)それはリンゴが豊穣のシンボルでもあるからだ。これから冬を迎えるこの日、自然の恵みを表すリンゴに、さまざまな実りの祈りが託されるわけだ。
さて、肝心の占いは独身の人、ステディなパートナーがいない人におすすめだ。ひとりでしんみりと行うよりは、複数でワイワイ楽しみながら実践するほうが向いている。そして、占いの場を取り仕切るのは、なるべく今パートナーがいて幸福な日々を送っている人がよい。その人が持っている幸運を分けてもらうために、である。 【用意するもの】 ・完熟したリンゴをひとりにつき1個(赤い色がきれいに出ている物) ・ひとりにつきナイフ1本 【実施の手順】 [1] 参加する人たちが集まったところで、「用意、ドン!」とでも掛け声をかけてもらい、一斉にナイフを使ってリンゴを剥く。このとき、リンゴを回して皮をむきながら、できるだけきれいに長く、くるくると皮がつながるようにむく。
[2] 全員が皮をむき終わったら、一斉にでもよいし、ひとりずつでもよいので、自分がむいたリンゴの皮から、いちばん長くむけた部分を選んで、肩越しに後ろへ放り投げる。より本格的に行いたいならば、目隠しをした状態で投げるとよい。そのときに唱える呪文については、いろいろなバリエーションが伝えられているが、日本語で語呂よく唱えるには、以下がおすすめだ。 「リンゴ、リンゴ、真っ赤なリンゴ。未来の恋を教えておくれ」 [3] 投げたリンゴの皮が、床の上でどんな形になっているかをよく観察しよう。「C」にみえたり「へ」や「し」などに見えたりするかもしれない。もちろん、英語の小文字で「e」などに見える、という場合もあるはずだ。これが、この日から一年間の間に、皮を投げた人の前に現れる恋人のイニシャルだとされている。たとえば「S」と出たら、椎名さんや志田さん、しおりさん、俊介さん、などが期待できそうだ。イニシャルなので、苗字、名前のどちらで解釈してもかまわないし、ニックネームやSNSのハンドルネームで考えてもよい。 [補足] 落ちたリンゴの皮が、どうしても文字には見えないこともあるだろうが、悲観することはない。「次のハロウィンまでは運命の人が出てこない可能性が高い」というだけのことだ。この占いが生まれた中世ほど厳格なモラルがない現代ならば、それなりに仲よくできる相手が出てくる可能性もある。 [4] どちらの場合も占って終わり、ではなく、愛する人の出現を真剣に願うのであれば、占いに使ったリンゴを愛の女神への供物として、祈りを捧げるとよい。また、霊界と現実界との境目が薄くなるこの日には、祖先たちへの捧げ物としてもリンゴが使われてきたので、ご先祖様に祈ってもよい。 庭がある人は、占いに使ったリンゴを木の根元などに埋めて、新たな命の成長や誕生が促されるように祈ろう。半端に浅く埋めると害虫などが湧いて大変なので、ある程度の深さまで掘って埋めること! 庭がない人は、ハロウィンの夜に訪れるとされる精霊やご先祖のための食事をテーブルに用意し、そこにこのリンゴを添えればよい。生きている人に出すときのように、きちんとカットしてフォークなども添えておくことが肝心だ。ハロウィーンの夜が終わったら、普通にゴミとして処分する。リンゴの生気が精霊たちに吸われてしまっているので、食べてもまずいだけだ。 以上を実践すれば、きっと不思議なことが起こるに違いない……。
ヘイズ中村
魔女・魔術師・占い師・翻訳家。中学生頃から本格的に西洋密儀思想の研究を開始。その後、複数の欧米魔術団体に参入し、学習と修行の道に入る。現在はタロットを使った魔術的技法に関する本を執筆しながら、講座などでの身近な人との触れあいを大切に活動中。
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