“いないはずの赤ちゃん”の声が… 清水崇監督最新作「あのコはだぁれ?」の撮影現場で怪奇現象が起きていた
“あのコ”が口ずさむ呪いのメロディ…前作「ミンナのウタ」のDNAを引き継ぐ清水監督最新作をレビュー。
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石垣島はUFO出現ホットスポットだった! 17年前からUFOに合図を送り交信を続けているという島の人気者「UFOおじさん」にたっぷりインタビュー。石垣島をUFOが救う!
前半では『丸木舟とUFO』というふしぎな映画がなぜ誕生したのか、そして丸木舟とUFOの意外な共通点について水本博之監督と吉田友厚さんに話をうかがったが、ムーとしては「UFOおじさん」こと前田末和さんに話をきかないことには終われない。
UFOおじさんはなぜUFOとの交信をはじめ、どのようにUFOとコンタクトをとっているのだろうか。
——ここからは石垣島のUFO事情について詳しくうかがっていきたんですが、まず、前田さんがUFOを初めて見たのはいつ頃だったんでしょう?
前田 最初は2005年だったね。UFO呼びはじめて、もう今年で17年になります。
——UFOにも宇宙人の乗り物、プラズマ生物、未知の自然現象などいろいろありますが、前田さんが交流するUFOはどんな存在なのでしょうか?
前田 自分としてはね、宇宙人の乗り物だと思ってます。誰が乗ってて、どんな顔をしてるか見てみたいなって、それだけ。それだけの気持ちで17年間UFO呼んでるわけ。
最近では、夏場は20〜30機まとまって見えることもあるよ。マックスは70機くらい並んで雲の間からでてきたこともあったね。クリスマスツリーのランプみたいに並んで出てくるわけ。小さいのがそれだけいて、あと母船のでっかいのが2機ついてくる。これはねー、ぜひ見せてあげたいし、いろんな人に見てもらいたい。
——70機はすごいですね! 最初からそんなに大編隊で出現したんですか?
前田 初めの頃はこっちから合図しても光で返してくるだけだったけど、呼びはじめて5年目くらいかな、家の前まで来るようになったのは。マイクロバスくらいの大きさのね、オレンジ色の輪がぴかーっと光ってるものが、玄関までくるんだよ、夕方の薄暗いころに。そして、家の前でそれが音もなく一瞬にして消えるわけ。
——そのサイズものが、そんな距離まで接近してくるんですか!
前田 よくきてたんだけど、ここ何年かは遠慮してるのか、雲の下にはあまりおりてこなくなったね。家の上で光って消えるのが多い。点滅しただけで消えるのもいるし、U字形にふわーっと動いて消えるのもある。
——前田さんは懐中電灯で夜空を照らす「フラッシング」をされていますが、この方法に気づいたのはいつ頃でしょうか?
前田 これも2005年から。だからもう17年目。懐中電灯つかうのはね、いま沖縄のあちこちでやってる人がいっぱいいるんだよね。みんなぼくのマネしてるの。最初なわけよ、ぼくが。
2005年に懐中電灯での交信を始めて、最初は合図をくれるのも1機だったのが、2、3……とふえていった。で、最終的にはマックス70機までいったわけ。
——そもそものところで、最初に「懐中電灯を照らすと合図がある」という方法はどう思いついたんですか?
前田 夜にさ、トイレに起きるじゃないですか。夜遅くに。17年前のある晩も、トイレで目が覚めて外にでたんですよ。それで何気なく空を見上げたら星があんまりきれいなもんで、足元を照らすために持っていた懐中電灯で天の川を照らしたんですよ。
そしたら、一番星くらいの光が返ってきた。あれ……? おかしいな、見間違いかな……と思ったんだけど、またそれから2、3日後かな、トイレに起きた時にもう一度やってみたの。今度は実験です。そしたらやっぱり光が返ってくるわけよ!
それ以来ですよ。そこから毎晩空を照らすようになったわけ。
——たまたま天の川を照らしてみた……ということは、最初はUFOを呼びたいとかではなく、まったくの偶然だったんですか??
前田 そう、たまたま生まれたものなの。最初は1機の小さな光が返ってきて……。それからずいぶん長い間光って合図が帰ってくるだけだったんだけどね、そばにくるようになったのは3年後かな。だからそうなるまで毎日合図を送り続けてたわけ、3年間。
それで、はじめてUFOが近づいてきたときはね、川平湾のほうの水平線(注:久宇良集落からみて南西方面)から光がふたつ、ゆっくりとやってきて、それが家の前で空に向かってすーっとあがって、ぱちっと消えたの。これは見事だったよ。光は飛行機のライトくらいあったかな。
その後、おなじUFOはもう10回以上みてるよ。
——驚きました! おっしゃるようにフラッシングをやる方はたくさんいらっしゃいますが、この技法を発明した「元祖」が前田さんだったんですね。これはムー的にもたいへんな新事実です!
——UFOとコンタクトして17年とのことですが、はじめのうち久宇良の皆さんの反応はどうだったんでしょう?
前田 最初は誰も信じてくれなかったよ。(船大工の)吉田さんが信じてくれた早いほうで、信じない人は絶対に信じない。「あんたはバカか」と今でもいう人はいる。光ってるのを見せたって、信じない人は信じないんだよね。
水本 これにはちょっと理由もあって、実は前田さんはタコとりの名人でもあるんですが、水中にいるタコを探すってすごく難しいんですよ。海面下でタコの体が光ってるのを見つけ出して獲るんだというんですが、前田さんに「そこにいるでしょ」といわれても普通の人は全然わからない。
前田さんにしかみえない、前田さんにしかわからない感覚があるんですよね。だからUFOも「そういう前田さんにしか見えないんだ」っていう人もいるんです。
吉田 ぼくがまず前田さんを信じて、それからこうやってあちこちでUFOだ、UFOが出るぞ、って言ってきたじゃないですか。そうするとだんだん、自分のUFO目撃体験を話してくれる方も増えてきたんですよ。
たとえば、別の集落の70代のおじいさんは「集落への入植当時、小学生の頃に兄弟で一緒にUFOをみた」というお話をしてくれました。光が木の上まで降りてきて、怖くて兄弟ふたりで固まってしまって、しばらくたって光が消えてから逃げたんだそうです。それをお兄さんも同じく記憶している。70年もの間バカにされるからと誰にも話していなかったんだけど、お前たち信じるか……? と打ち明けてくれた。
前田 昼間にUFOがでて、集落の人が追いかけられた話とかね。びっくりして、みんなして畑から逃げたっていうんだけど、その目撃人数が多いわけ。そんな話があっちこっちである。
——映画にでてくるUFO映像でもじゅうぶんにすごいですが、体験談としてはもっとずっと近い距離での、それこそ地上でみたような目撃談がたくさんあるわけですね。そしてそれは前田さんがUFOを呼ぶ以前からのことであると。
吉田 山の上でくるくる回転しているUFOの映像を撮った人もいるし、なかには金属片のようなものを埋め込まれたなんて体験を語ってくれた人もいます。だから今後はそういう、これまで公には語られてこなかった、地域に埋もれたUFO体験をまとめた記録を作ろうか、という話もしているんですよ。
——石垣島は想像以上のUFOスポットですね。吉田さんはいま自作のサバニをつかったガイドツアーなどされていますが、久宇良は高齢の方も多く、いわゆる限界集落のような状況です。地域の今後の展望などはどうお考えでしょう?
吉田 たとえば、ぼくのやっているサバニでのガイドに前田さんのUFOを組み合わせて、「海とUFOのツアー」ができたらいいな、と考えています。島には星空ツアーや民宿など、いろんな仕事をやっている人がいます。前田さんのUFOを「キラーコンテンツ」として中心において、島、集落のいろんなものを盛り上げていけるんじゃないか……そう思うんです。
今では集落の公式な会議でも「UFOを地域おこしに使えるんじゃないか」って議題がでるくらいなんですよ。
前田 観光に来た人にも楽しんでもらいたいね。UFOをね。一回はみたいって人がいっぱいいるんだよ。それで一度きて、また僕に会いたいってリピーターになってくれる人もいる。夜だけじゃなくて昼間もけっこう飛んでるんだよ。黒く光ってたり、金色だったりのが。そしてあの何十機ものUFOはね、ぜひ島に来て、みてもらいたいんだよね。
実は前田さんは石垣島の有名人で、島の学校でこどもたちに社会見学の希望地を募ると「UFOおじさんのところにいきたい」の声があがるほどなのだとか。
また、吉田さんの構想するUFOガイドツアーには水本監督も魅力を感じるという。現金収入が得にくい離島の小集落という環境で地域に仕事を生み出すことは、地域での生活を次世代につなげることでもある。そうした活動そのものが魅力的だというのが、吉田さんを追ってきた監督の思いであり、リスペクトなのだ。
このインタビュー記事も、なんらかのかたちで久宇良集落の今後のためになるのならばこれ以上の喜びはない。そしてなにより、ムーとしては、石垣島、久宇良集落で詳細なUFO取材をおこないたい……その必要性を痛感している。
『丸木舟とUFO』 は9/24(土)よりポレポレ東中野(東京都)にて公開。
webムー編集部
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