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船瀬俊介 著
未知の世界を解き明かしていく一冊
先般の本欄で、同じ著者による『NASAは"何か"を隠してる』をご紹介した。月は異星人が建造した巨大宇宙船だとか、木星ほどもあるUFOが太陽のエネルギーを吸収しているとか、NASAの目的は全人類の家畜化であるとか、驚くべき情報を暴露する小気味よい本である。
さて本書は、副題からもわかるとおり、一応同書の続編ということになっているが、本書から先に読んでもまったく差し支えない。
というより、本書を先に読むと、前書も読まずにはいられなくなってしまうという仕かけである。
標題でもある「幽体離脱」にはじまって、本書で俎上に載せられるトピックは、「UFOアブダクション」「世界を支配する闇の勢力」「隠蔽された量子力学」「輪廻転生の真実」「地球を支配する宇宙人」などなど。驚愕の情報が、これでもかと暴露されてゆく。
著者である船瀬俊介氏は「地球文明批評家」であり、主として消費や環境問題を中心に活動している。かつて一世を風靡した『買ってはいけない』シリーズにも参加している。
改行を多用する挑発的な文体を自在に駆使する「船瀬節」は本書でも全開で、テンポよく、すらすらと読める。
その文体の軽快さとは裏腹に、ある意味、内容的には非常に危険でもある。取り扱い注意の劇薬的な書物でもあり、だからこそ「面白い」ともいえるわけだが。
(2023年12月号掲載)
星野太朗
書評家、神秘思想研究家。ムーの新刊ガイドを担当する。
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