阿蘇で山に向かう「ヤマワロ」を撮影! 実りの秋を祝う田の神が現れた?/ナナフシギ大赤見ノヴ
2022年夏、防犯カメラに映り込んだ奇妙な黒い影。 その正体は、はるか昔から伝えられるご当地妖怪である可能性が浮上した!
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お笑い芸人のナナフシギがオカルトや怪談に特化したチャンネルで自由に語る。実際に心霊体験のある大赤見ノヴは体験者が語る臨場感を大切にする一方で、心霊体験のない吉田猛々は見たことがない視点での考察や探求心で活動する。
ナナフシギ
https://www.youtube.com/@nanafushigi
チャンネル登録者数 20.9万人(2023年7月段階)
僕の代表作は苗字にまつわる話です。この話にはいわくがあって、話すと僕の体調が悪くなります。僕は障りのある部分をある程度理解しているので、それを除いて話せば何とか話せます。だから、松嶋初音ちゃんのイベントでそれをやったら、初音ちゃんと僕と前列のお客さんに「あかんで」と聞こえました。「話すならちゃんと話せということなのかな?」と思って、抜いていた部分を喋ろうとしたら、上手く喋れなくなったんですよ。
僕の大赤見は分家です。本家は石川県にありますが、骨を墓から抜いているので、完全に本家から独立しています。僕のひいばあさんが家を出て分家になったいきさつが絡んでいる話です。
この話のとっかかりは僕が中学生のときに遡ります。卒業アルバムのクラス写真が撮り直しになりました。その理由が僕の顔の周りを黒い影が覆っていたからだと友達から聞いて、僕は合点がいったんですよ。
撮り直しの日の前日にたまたま親父と話したら、お守り代わりに数珠を渡されました。この数珠を持って撮影に臨んだところ、ポケットに入れていた数珠がめちゃくちゃ熱くなってきましたが、撮影はOKでした。このこともあって合点がいったんですね。
実は数珠を渡されたとき、親父から「おまえ、苗字を調べんなよ」と言われたんですよ。理由を聞いたら、「大赤見の男は早死にするんだ」とのことでした。
時を経てお笑い芸人になった僕は、苗字が珍しいのは引きがあるので、大赤見について調べ出したんですよ。そのタイミングで同居人のお父さんの引っ越しを手伝うことになりました。作業の最中、誰かに名前を呼ばれた気がして車から離れた次の瞬間、上から氷の塊が落ちてきて、車のトランクに直撃しました。見上げたら、ビルの屋根に黒い影が見えたんですね。このとき、僕は親父の言葉を思い出しました。
親父もじいさんも長生きはしています。長生きの理由には、おそらくひいばあさんが関わっているんですよ。
この話を島田秀平さんのチャンネルで喋らせてもらってから、僕らのYouTubeが回り出しました。そんなきっかけの話でもあります。(大赤見ノヴ)
一番印象的なのは「小一郎信仰」の怪談です。自分のところには、いろんな方からSNSで怪談が寄せられます。その中で、60代の男性の方から「自分はこんな体験をした。その体験がすごく変わっているから、ぜひ取り上げたほしい」というお手紙をいただいたんですね。その方はお年を召していてSNSの使い方がわからないので、娘さんが代筆して届けてくださったお話でした。
体験者の方は1950年代後半、大分県の山奥に住んでいました。家の近くに石みたいなものが祀られていて、毎年その石に紙でできた服のようなものを着せるという信仰があったというんですよ。これが、その地域だけに伝わる珍しい小一郎信仰で、毎年服を着せ替えないとその地域に災いが起こるという類のものでした。
その方は小学2年のときに東京から引っ越してきて、信仰のことを知らず、その石に対して不敬を働いてしまったんですね。帰宅後に寝ようとしたら、昔お世話になった人たちや狐らしきものが出てくる不思議な夢を見たそうです。このときに白目を剥いて暴れまわってしまい、おじいちゃんに平手打ちされて目を覚ましたといいます。結局、おじいちゃんに石のことを話し、「何てことをしたんだ」と怒られて、信仰の歴史を知ったというお話です。
お手紙をいただいたタイミングで、僕は桜井徳太郎先生の『民間信仰』という本をたまたま読んでいたんですよ。その本で確かに小一郎信仰というものが紹介されていたことを頭の端で覚えていて、「あの手紙にあったのは、この本に載っているやつだ」となって、自分の中で信憑性がすごく増しました。引き寄せではないけれども、「こういう本を読んでいたから、このお話が来たのかな?」という不思議さがあったのも印象的でした。
その後、竹書房さんが主催する怪談の大会に僕は初めて出場しました。決勝戦に進出して呪物コレクターの田中俊行さんと一対一で戦いましたが、そこで話したのが小一郎信仰なんですね。自分を大舞台に連れて行ってくれたのも小一郎のおかげかな、なんていう思い入れもあるエピソードです。(吉田猛々)
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