「すずめの戸締まり」呪術的考察(2)現世と常世の往還と「お返しもうす」地鎮はいかに描かれたか?
新海誠監督の「すずめの戸締まり」は独特のワードや意味深なモチーフ、隠れテーマなどを想起させる。本稿では、地脈を詠み、地霊と対峙し、大地を鎮めることを生業とする麒麟(きりん)師の視点で、作品を読み解いて
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タイ×怪談×旅!
怪談好きには有名だが、一般的にはあまり知られていない事実。それは「タイ人は怖い話が大好きだ」ということだ。
ムー本誌や公式サイトwebムーの記事でも取りあげているが、タイでは、ごく普通の街なかやホテルの敷地に幽霊出現スポットがあったり、市場で呪物が売られていたりすることも少なくないのである。最近では、インパクト絶大な亡者像が立ち並ぶ地獄寺もじわりと人気のスポットになってきている。
タイ在住の著者による『タイぐるり怪談紀行』は、怪談集であり、エッセイであり、生なタイ文化を知ることのできる旅ガイドでもあるという興味深い本。バンコク、アユタヤ、パタヤの歓楽街など、日本人にもおなじみの街で語られる、各地の風土を映し出す怪談とは、いったいどんなものなのか。
「死の遊園地ハッピーランド」「マッサージパーラー嬢と呪術」「日本人を狙い撃つ軍人霊」などなど、タイトルを見るだけでも気になって仕方ない39話を収録。怪談師としてもおなじみの文様作家・Apsu Shuheiさんの手がけた美しい表紙にも目をうばわれてしまう。
『タイぐるり怪談紀行』(バンナー星人著、1,800円+税、アプレミディ)
webムー編集部
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