意識はやはり量子現象だった! われわれの意識は宇宙と繋がっているーー最新研究で確認
意識の源はどこにあるのか――。最先端の研究で、意識が量子現象であることを示唆する報告が相次いでいるという。
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この広い宇宙で、人類は孤独で儚い存在なのだろうか。新たな研究では、宇宙で誕生する高度文明の“寿命”が意外にも短いことが示されている。
夜空に浮かぶ満天の星を仰ぎ見る体験はまさにセンス・オブ・ワンダーなひと時だが、この無数の星々のいずれかに人類のような知的生命体が繁栄しているはずだと考えるのは自然なことだろう。
宇宙の年齢はおよそ138億年である。天の川銀河だけでも数千億の恒星が存在し、その相当数が惑星を宿し、しかもそれらの多くは液体の水が存在するのに適した温度範囲内にある。この客観的事実は、地球が形成されるはるか以前から、生命が多くの場所で何度も出現していたはずであることを示唆している。とはいえ、公式には今のところ人類は地球外文明が存在する証拠を掴むことができずにいる。この矛盾について物理学者のエンリコ・フェルミ(1901~1954)が「みんなはどこにいるんだ?」とつぶやいたことで“フェルミのパラドックス”として問題提起され、以来75年間未解決のままである。
アメリカの天文学者、フランク・ドレイク(1930~2022)は、太陽系の地球で起こったことを、宇宙のほかの恒星や恒星系にも当てはめてみることを考え「ドレイク方程式」を提唱した。ちなみにドレイク方程式は地球外知的生命体探査プロジェクト(SETI)誕生の萌芽となっている。
ドレイク方程式は、天の川銀河内に存在する、人類と通信可能な地球外文明の数(N)を推定するために、7つのパラメータを掛け合わせる方程式である。その7つとは下記の通りだ。
●銀河系で1年間に誕生する恒星の数
●恒星が惑星系をもつ割合
●生命が存在可能な惑星の平均数
●生命が存在可能な惑星で実際に生命が発生する確率
●発生した生命が知的生命体に進化する確率
●知的生命が技術文明を築き通信を行う確率
●技術文明が通信を続ける存続期間
これらのパラメーターがそれぞれ検証される必要があるのだが、天の川銀河について現在わかっていることに基づき、推定することは可能だ。地球の場合、こうしたことが起こるまでに数十億年かかり、われわれが認識する“知性”が出現したのは“ごく最近”のことだ。そして、われわれは地球外文明との通信を試みるようになったが、しかし、それがこの先どれだけ長く続くかはまったくの不明である。

イラン・テヘランのシャリフ工科大学の物理学者2人(ソラブ・ラハヴァル氏とシャヒン・ルーハニ氏)が2月に発表した最新の研究成果は、まさにこの点に切り込むものだ。彼らは地球外文明が発見されていない理由を問うのではなく、“沈黙”そのものが物語る意味――つまり、他の惑星と通信可能なほど発達した地球外文明があるとして、その文明がどれだけ長く存続するか、数学的に明確な上限を提示したのである。
天の川銀河において地球と似た環境の惑星が多数存在するならば、多数の地球外文明も存在すると仮定できる。しかし研究チームは、現在の人類が地球外文明と接触していないということは、それらの文明がもはや滅びていることを意味する可能性が高いと考えた。
研究チームによると、現在の最新鋭の電波望遠鏡はすでに十分な期間にわたって電波を観測しており、過去10万年間に銀河系内に存在し、地球に向かって信号を発信した文明があるならば、計算上は観測されていたはずだという。しかし、われわれは信号を受け取っていない。
この不可解な“沈黙”は人類の技術的劣勢に起因するものではなく、「真の不在」であると研究チームは結論づけている。ドレイクの方程式に基づく分析の結果、(銀河系において知的生命体が一般的であるならば)それらの技術文明は計算上5000年程度しか存続できないことを突き止めたのだ。
岩石質で居住可能な惑星をもつすべての恒星系で生命が誕生し、生命が誕生したすべての惑星は地球と同様に約40億年後には知的で技術的に進歩した文明を築き上げ、その文明は滅亡するまで検出可能な信号を送信し続ける――そんな最も楽観的なシナリオを採用しても、その文明の平均寿命は5000年未満でなければならないということだ。

今回の論文は文明滅亡の原因として、小惑星の衝突、超巨大火山の噴火、気候変動、パンデミック、核戦争、人工知能、バイオテクノロジーといった脅威を列挙し、歴史上にはローマ、マヤ、イースター島といった崩壊して二度と立ち直ることのなかった文明が数多く存在することも言及。そして今日の密接に繋がった世界では、文明を終焉させる大惨事が地球規模のものとなる可能性が高いと指摘している。
今回の研究は、あくまでも人類が直面している“沈黙”について説明しようと試みるならば、計算上は地球外文明が5000年より長く続かない可能性が高いことを明らかにしたものだ。もちろんほかの説明も十分に可能であり、高度な地球外文明がコミュニケーションを取らないことを選択している可能性や、人類が最初に出現した知的生命体である可能性、あるいは単に距離が遠すぎる可能性など、研究ではこれらのいずれの可能性も排除していない。
しかし、今回の研究の背後にある含意を無視するのは難しいかもしれない。天の川銀河ではかつて興隆を極めた文明が数多く存在していたものの、ことごとく人知れず息を引き取っていったのかもしれない。実は、宇宙は死屍累々の墓場なのだろうか。
われわれにとって少し安心できるのは、人類が地球外にも意味が及ぶ技術文明を築いてから、まだわずか200~300年ほどしか経っていないことである。仮に人類文明の寿命が5000年の“満期”だと仮定すれば、まだ4000年以上は優に時間が残されていることになる。だが、それでも小惑星の衝突、激甚自然災害などはいつ起きるかわからない。他惑星からの“助け舟”など来ないとすれば、自分たちで最悪の事態に備えていくしかなさそうだ。
【参考】
https://gizmodo.com/astronomers-calculated-the-lifespan-of-intelligent-civilizations-and-its-not-looking-good-for-us-2000728756
https://bigthink.com/starts-with-a-bang/drake-equation-final-term-humanity-demise/
仲田しんじ
場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター https://twitter.com/nakata66shinji
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