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FBI超能力捜査官が見た異常構造物群。この記事を三上編集長がMUTubeで解説。
17年ぶりにジョー&ナンシー・マクモニーグル夫妻が来日した。
これは大ニュースだ!
ジョー・マクモニーグルが何者かは、本誌読者ならよくご存じだろうが、念のために紹介をしておこう。
ジョーは20年前に日本のテレビ番組に14回登場し、超能力を披露した人物だ。行方不明者を捜しだし、一躍、茶の間の人気者となった。『FBI超能力捜査官ジョー・マクモニーグル』という翻訳書も出ている。
実をいうと、ジョーはアメリカ陸軍の超能力スパイ第1号でもある。超能力スパイとは何なのか?──疑問を持たれることだろう。
今から50年前の世界は、ソ連=ソビエト連邦(現ロシア)とアメリカが、「冷戦」の最中だった。
この冷たい戦争のなか、アメリカの情報機関CIAは、ソ連が超能力スパイ組織を持つことを知った。当然、この組織が脅威かどうかを確認する必要があった。そこで自らも独自の超能力スパイ組織を創設することにしたのだ。その仕事のために最初に選ばれたのが、遠隔透視者「001」のジョーだった。
なぜジョーがスパイ第1号に選ばれたのか? ふたつの理由があった。
ひとつはベトナム戦争での実績だ。当時のジョーは陸軍の情報将校で、ベトナム戦争に3回召集され、北ベトナム軍の占領地帯で危険な情報活動を行っていた。ジョーは20代初めだったが、予知能力を駆使していた。北ベトナム軍の砲弾が落ちる寸前に陣地から離れるのを得意としていたのだ。
ジョーの部下たちは戦死を避けるため、ジョーから一歩も離れなかったという。この実績を見て陸軍情報部トップは、「こいつは特殊な能力を持っているらしい」と目をつけたのだ。
もうひとつの理由は、当時、物理学者たちがスタンフォード研究所で「超能力」の研究をしていたのだが、そこでジョーがテストを受けて、高度な超能力を持つことが証明されたからだった。 アメリカの「遠隔透視」部隊は、陸軍の情報部内に作られたが、これは結果的に大成功だった。ジョーと仲間5人は優れた遠隔透視能力を発揮した。ジョーは200のミッションを成功させ、その業績で陸軍からレギオン・オブ・メリットという米軍の最高勲章をもらっている。ちなみにジョーの遠隔透視の精度は、科学者たちによる38年間以上の客観的評価の結果、80パーセントとされている。
アメリカ陸軍の超能力者組織は、最終的には「スターゲート」と呼ばれたが、1972年から1995年までの23年間続いた。ジョーは年1回、首都ワシントンに赴き、議会関係者たちに「遠隔透視」の実力について説明した。「スターゲート」は予算を確保するために、毎年、存在価値を証明しなければならなかったのだ。23年の間に「スターゲート」は当時のお金で20ミリオンドル(30億円)を使っている。「スターゲート」に実用価値がなければ、政府が23年間もお金を投じつづけるわけがない。
ここで超能力について説明をしておこう。実のところ超能力は、人間ならばだれでも持っている能力だ。スポーツ能力と同じだ。スポーツはだれでもできる。しかし、実力となると差が出てくる。テニスでいえばジョー・マクモニーグルは、フェデラーかアラカラスのような存在だ。サッカーならば、メッシだろう。メッシのサッカーを見ると、まるで予知能力を持っているかのように、ドリブルで守備陣を簡単に突破していく。
そう、メッシが世界ナンバーワンのサッカー選手であるのは、超能力を活用しているからなのだ。
つまり世の中で成功する人々の多くが、自分では気づいてはいなくとも、超能力を活用している。
もうひとつ、スポーツと超能力が似ているのは、子どものころの環境が能力に影響することだ。
『心の科学』(エリザベス・ロイド・メイヤー博士)によると、特殊な超能力を持つ人々のほとんどが、子ども時代に生き残りの才能を試される環境にいたという。
ジョー・マクモニーグルは、貧しい地域で育ったために、妹たちをギャングから守らねばならなかった。そこで柔道などの格闘技を学んだが、妹たちを守るための危険予知能力も身につけたのだ。
トップスポーツ選手も子どものころからの環境が大切だ。サッカーでブラジルが強いのは、サッカー界での生存競争が激しいためだともいわれている。超能力は生き残りのための能力なのだ。
(文=大地 舜)
続きは本誌(電子版)で。
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webムー編集部
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