米コロラド州にUMAチュパカブラ出現!? 「シューシュー」音を立てながら獲物を貪る姿が大ニュースに

文=webムー編集部

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    階段の先でうごめく不気味な黒いシルエット──。アメリカ・コロラド州で激撮されたクリーチャーの正体は、あの「チュパカブラ」なのか!?

    チュパカブラか、それとも野生動物か

     スペイン語で「ヤギの血を吸う者」という意味の未確認生物「チュパカブラ」。家畜を襲い、体内の血を吸い尽くす恐ろしい存在であり、目撃証言の多さとは裏腹にいまだ捕獲には至っていない。そんな危険極まりないUMAが、米コロラド州プエブロに現れたのではないかと大騒ぎになっている。

     現地の報道によると、チュパカブラらしきクリーチャーが市内のショッピングモール付近に出没。動画の撮影に成功した目撃者が映像を地元テレビ局「KKTV」に提供し、4月6日夜に放送されたことで大反響を巻き起こした。ジャネイと名乗る目撃者の女性は、謎の生物は「シューシューと音を立てていた」と回想している。

    画像は「KKTV」より引用

     実際に映像を見てみると、謎の生物がいたのは階段の踊り場だった。ステップの高さと比較して体格はそれほど大きくはなく、丸みを帯びた頭部は鼻先に向かって細くなっているように見える。四足歩行型の生物のようだが、両前足をわずかに浮かせて後肢だけで立つ場面もあった。

     チュパカブラは数あるUMA目撃事例の中でも、最初の報告が1995年と比較的新しい。アメリカ合衆国自治領の島プエルトリコで、家畜のヤギ8頭が殺害された事件を皮切りに被害報告・目撃情報はアメリカやメキシコなどにも広がった。大きな赤い目や尖った鼻、鋭い牙など、凶暴性を感じさせる特徴があるという。

    画像は「KKTV」より引用

     今回撮影された謎の生物については、野生のアナグマやクズリだろうとの指摘がある。同州の野生生物当局者も、「(皮膚病の一種である疥癬を患った)アライグマだろう」との見解を発表し、今後目撃したら通報するよう呼びかけている。一方、撮影者自身は既知の野生生物ではありえないと語ったことから、チュパカブラ説を唱える人が多いのも事実。問題のクリーチャーを詳細に観察できるほど周囲が明るくないため、どちらも断言するのは難しいが、数々の目撃証言から伝えられているチュパカブラの容姿と似ていることは確かだ。

    正体をめぐるさまざまな考察

     今回の生物に限らず、もともとチュパカブラの正体については「野生動物の誤認」と指摘する声が根強い。しかし、既知の野生動物ではなかった場合、可能性のひとつとして「エイリアン・アニマル説」は注目に値する。プエルトリコのカノバナス村付近では、1984年に起きたUFO墜落事件以降、正体不明の生物が目撃されるようになった。チュパカブラがUFOに吸い込まれていくのを見たという証言もあり、謎の吸血生物はUFOに乗って地球に運ばれてきたとも考えられているのだ。

    ネット上に出回るでチュパカブラとされる写真。

     エイリアン・アニマル説と同じく有力なのが、「秘密実験による産物説」。プエルトリコは数十年にわたってアメリカ軍の極秘実験場だった過去があり、経口避妊薬の開発やダイオキシン系化学薬品などの実験がおこなわれてきた。海軍基地に極秘の遺伝子組み換え実験場が設けられていたという話もあり、チュパカブラは化学薬品による突然変異、あるいは遺伝子操作によって生み出された怪物である可能性も捨てきれない。

     チュパカブラの正体がなんであれ、家畜を襲い吸血するという意味では危険極まりない存在。プエブロの生物も、早急に捕獲作戦を展開すべきではないだろうか。

    【参考】
    https://www.kktv.com/video/2025/04/07/creepy-creature-caught-camera-pueblo/
    https://www.koaa.com/news/covering-colorado/it-was-also-hissing-at-me-creepy-critter-spotted-in-colorado

    webムー編集部

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