アメリカの天才児教育プログラムは「CIAの極秘実験」だった!? 暗号解読やロシア語教育… 参加者から疑問の声が続出!

文=webムー編集部

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    米国で取り入れられている天才児教育プログラム「ギフテッド教育」。かつての受講生がCIAの極秘プログラムではないかと訴え、大きな波紋を広げている!

    CIAのプログラムと酷似した音声テスト

     ギフテッド教育の先進国と呼ばれ、1950年代から才能教育に力を注いできたアメリカ。「GATE(Gifted And Talented Education program)」が有名だが、実はこのプログラムがCIAの極秘実験であり、極秘裏に子どもたちを訓練していたのではないかという指摘が寄せられている。

     疑問の声を上げたのは、1980年代から1990年代にかけてGATEに参加していたアンナ・ミルズと名乗る女性。ミルズさんは、幼い頃に与えられたプログラムのワークシートや課題を動画に収めて投稿しており、彼女と同じようにCIAの関与を疑う元受講生も次々と現れているという。

     そもそもGATEとは「創造性と批判的思考力」を育成するための、高度なカリキュラムとアクティビティを学生に提供するプログラム。一方でミルズさんが提示したワークシートは、暗号解読や手話、モールス信号、ロシア語の学習を扱うものばかり。当時を振り返ったミルズさんは、「私たちは何のために訓練されていたの? と思いました」と首を傾げた。

     また、元GATE参加者の中には、同プログラムがCIAの「ゲートウェイ・プログラム」と関連していると主張する人もいる。CIAが以前公開した文書によると、1980年代に開発された同プログラムは、“内なる能力”や“知覚モードを切り替える技術”などを訓練するためのもの。プログラムに使用した音声には「非言語的音声パターン」が隠されているとされ、GATE参加者の多くが入学試験時に同じ(もしくはよく似た)音声を聞いたそうだ。

    @rachelthedreamer

    CIA Gateway Program & GT Gate gifted and talented program for kids 1980s out of body experiences #giftedandtalented #gate #gt #gatewayexperience #cia #giftedkid #conspiracytiktok #1980s

    ♬ original sound – rachelthedreamer

     音声には電子音のような高音のノイズや、「これはゲートウェイへの道の第一歩です」といった男性の声が収録され、聞く者を瞑想状態へ導いたという。CIAのプログラムと同じ音声が使用されたと訴える人々からは、「CIAが子どもたちの霊的能力を探っていたのではないか」と指摘する声も寄せられていた。

    人体実験も厭わないCIAの実像

     もちろん、GATEがCIAの極秘プログラムだと断定する証拠はない。しかし、CIAといえば1950年代から極秘洗脳実験プロジェクト「MKウルトラ」を推進していた過去がある。幻覚剤や電気ショックなどを用いた危険な人体実験を繰り返し、多数の死者を出したことでも有名だ。

    イメージ画像:「Adobe Stock」

     またCIAでは、中国の特殊な力をもつ子どもたちの監視をおこなっていたとされている。1985年1月付の文章では、中国の少年少女たちについて「剣の刃で胸を打たれても無傷で済むなど、並外れた身体能力を発揮することがある」と言及。また、妊婦の子宮内を透視した少年が「胎児に頭ができた」と口にし、診断によって少年の透視が正しかったと証明されたケースについても触れていた。

     CIAはギフテッドの才能に目をつけ、利用しようとしているのだろうか。GATEの背景や、訴えを受けたCIAの反応が気になるところだ。

    【参考】
    https://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-14280257/gifted-gate-classes-kids-secret-cia-program.html

    webムー編集部

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