不老不死の霊薬を求めてやってきた! 徐福ゆかりの地の歩き方/ムー的地球の歩き方JAPAN
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東京・三軒茶屋のビルで巻き起こる驚異の超常現象の数々を三上編集長がMUTubeで解説。
間もなく公開される心霊ドキュメンタリー映画が、これまでのオカルト界の常識を覆そうとしている。タイトルは『新・三茶のポルターガイスト』(6月21日公開予定)。本作は、“100パーセント出る”心霊スポットとして注目を集める、東京・三軒茶屋のビルに居を構える俳優育成スクール「ヨコザワ・プロダクション」の真実に迫った映画の第2弾だ。
幽霊というにはあまりにもはっきりとした“白い手”が出現するヨコザワ・プロダクション。YouTubeやテレビでもたびたび取りあげられ、高い確率で白い手が写ることから、「あの手は本当か、嘘か」と、ネット上でも熱い議論が繰り広げられている。
出るのは“手”だけではない。あまり知られていないが、実は、足や顔、全身までもが撮影されているのだ。
さらに、あろうことか映画『新・三茶のポルターガイスト』では、歴史上だれも撮影できなかった“透明度ゼロ”の霊の上半身の動画撮影に成功している。そこで今回は、映画の制作にも関わった筆者が、これまでヨコザワ・プロダクションで起こった怪奇現象と制作の舞台裏を紹介していくことにする。
まずは上半身の映像だが、これはヨコザワ・プロダクションのスタッフが設置した、2台の定点カメラによって撮影されたものだ。
2023年10月の深夜、隣の店のカラオケの音が聞こえてくるほど静まりかえった部屋のちょうど中心あたりの天井から、音もなく指が降りてきて写りこむところから映像は始まる。逆光のシルエットで、指先の細かな動きまでが写っている。
推測するに、逆さ吊りになっているのだろうか……指先がうねるような動きを見せると、次に手首、腕……と続き、頭、首、胴体までが天井からブラリと垂れ下がった状態で現れた。しかも、それは“踊って”いたのだ。
“踊る上半身”は頭や腕、指先など全身をくねらせ、まるでバレリーナのように腕でアーチを作ったり伸ばしたりと、優雅な動きを見せる。そして一回転したかと思うと、すうっと天井に吸いこまれるように消えていった。もちろん、無音のままで。
“バレリーナのよう”と書けば、さぞ美しい映像だろうと想像が膨らむかもしれないが、そうではない。異様であり異形なのだ。
人間ではあり得ない位置で曲がる腕や手首は、複数の関節が外れているようにも見える。
上腕や肘、首のつけ根は大きく膨らんでおり、頭の形も頭頂部の尖り方などが特徴的だ。また奇妙なことに、横顔からは鼻や口の凹凸が確認できない。
もう一方の定点カメラには、顔の造形がはっきりと映っていた。その顔はどう見ても、この世の人間とは違う何かだ。ドロドロに潰れた顔からデロリと突きでる舌、顔の奥で光る目のようなもの、焼けたように禿げた頭にわずかに残ったチリチリの髪の毛……これまでのどんなホラー映画でも観たことがない異形の姿である。
“踊る上半身”の顔の全貌は映画で見てほしいが、本稿では一部、手や腕が写った部分のみ紹介させてもらう。
このふたつの定点動画を、ドラマや映画で活躍するCGの専門家に見せたところ、次のような見解をいただいた。
「この映像を見たうえで、模倣してCGを作成しろといわれれば、似たようなものはできるかもしれないが、難しい作業ではある。また、この造形をゼロから思いつくことができるのかというと、疑問が残る。どうもCGではない可能性が高いのではないか」
CGではないのだとしたら、人間が衣装を着、特殊メイクをして踊っていたのだろうか? それも関節を外し、ネズミが通っただけでも音がする脆い天井から音もなくぶら下がって……? 実はヨコザワ・プロダクションでは、この“踊る上半身”以前にも“泳ぐ全身”が撮影されており、その映像は前作映画の『三茶のポルターガイスト』に収録されている。
“泳ぐ全身”は、舞台に設置された大型鏡のなかを、ゆっくりとバタ足で泳ぐような動きを見せながら垂直回転して上昇していく裸の少年の姿だった。見た目から察するに、今回撮影された人物とは別人で、全体的に体の線が細く、足はやたらと長い、若くてボブヘアーの少年だった。
その映像が撮れたときも「凄いものが撮れた!」と興奮したものだが、残念なことに半透明で少しピントもボケていたため、造形の細部までは見ることができなかった。
しかし、今回は違う。完全にすべてが写っている。
映画のプロデューサーは「本当にこれを公開していいのだろうか。観客が失神するのではないか」と最後まで頭を抱えていたが、一方で“彼ら”が確実にわれわれにその姿を見せようとしていることは間違いない。カメラの前で踊り、泳ぎ、回転し、目立ちたがるその姿は「私を見て! もっと注目して!」と、訴えかけているようにも見えるのだ。
だが、彼らが姿を見せたがる目的とは、いったい何なのだろうか?
(文=角由紀子)
続きは本誌(電子版)で。
webムー編集部
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