警視庁の呪われ係、容疑者は怨霊! ミステリーすぎる小説「怪談刑事」

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    時代はいよいよここまできた!?

    怪談師も登場する「ミステリ×怪談」小説

     警視庁の地下に存在する「第二種未解決事件整理係」、通称「呪われ係」。そんな不名誉(?)な名前で呼ばれるのには理由がある。この部署、ふつうの事件ではなく、怪奇現象めいた未解決事件を再調査することが任務なのだ。
     いちど「未解決事件」として区切りをつけた事件を掘り返されるのだから、刑事たちも面白くない。身内からも煙たがられながら、怪奇現象をデータベース化しパターンを見つけ出す、およそデカらしからぬ事件調査を行なう「呪われ係」に、突然配属された只倉恵三。
     不本意ながら毎日渋々仕事をこなすベテラン刑事がある日家に帰ると、そこに見知らぬ一人の男がいた。和服をきて長い髪を後ろ結びにしたその男は、なんと愛娘の彼氏を名乗る。しかも職業は「怪談師」だといいーー。

    『浜村渚の計算ノート』などミステリー小説で多くのヒット作を放つ一方で、自身が収集した実話怪談集を出すほどの怪談フリークでもある青柳氏。そんな著者が手がけた「ミステリ×怪談」小説、おもしろくないことがあるだろうか。市川友章氏が描く表紙イラストも雰囲気たっぷり。

    『怪談刑事』青柳碧人著、1,870円(税込)、実業之日本社

    webムー編集部

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