「ヒル夫妻誘拐事件」のDNA解析で判明! 異星人レティキュリアンの正体/並木伸一郎
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フィリップ殿下がUFO愛好家だった、というのは知られた話。その活動に影響を与えたマウントバッテン卿は、UFOに遭遇していた! (2021年5月17日記事の再掲載)
2021年4月に99歳でこの世を去った英王室・フィリップ殿下。エリザベス女王の夫として公私ともに妻を支え続けてきたフィリップ殿下だが、実はUFO愛好家としても良く知られている。長年UFOや宇宙人に関する本を集め、バッキンガム宮殿内にはフィリップ殿下秘蔵のコレクションを並べたライブラリーまでがあったほど。仕えていた補佐官にイギリス空軍のX-fileともいえるUFO報告の閲覧権限を与えられていたというから、殿下がどれだけ興味を抱いていたかがわかるだろう。
フィリップ殿下がここまでUFOに興味を持ったきっかけ、それは、叔父のマウントバッテン卿の影響だという。マウントバッテン卿は“隠れ”UFO愛好家であったが、ただの愛好家ではない。イギリス国内のUFO研究に多大な影響を持つキーパーソンであったとも言われているのだ。マウントバッテン卿自身も屋敷の敷地にUFOが着陸、宇宙人が目撃されるという事件が起きており、UFOの存在を誰よりも確信していたのだ。
マウントバッテン卿はその時の状況を公式な報告書として作成しており、彼の死後公開されている。
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それによると事件は1955年2月、まだ雪が残るイングランド南部・ロムジーにあるブロードランズ屋敷で起きた。
当時、屋敷のレンガ職人として働いていたブリッグス氏は、庭で巨大なコマのような形をしたUFOが浮かんでいるのを目撃する。それは6~メートル程で、鍋のようなくすんだアルミニウム色をしており、中央部には丸い窓がいくつも並んでいた。
突然の出来事であっけにとられていたブリッグス氏だったが、少しすると機体下部、中央から太い柱が下てくるのが見えた。そして、その柱が地面に近づくと、そこには人のようなものが立っていたというのだ。
すると、1つの窓から差し込んできた水銀灯のような青みがかった奇妙な光がブリッグス氏に当てられた。
次の瞬間、「ドンッ!」と目に見えない力で押されたかのように、ブリッグス氏は自転車ごと雪の中に転倒、その後も何かに組み敷かれたように身動きができなかったという。
そしてUFOはほぼ瞬間的に消えてしまった……ということだ。
この報告を受けてマウントバッテン卿はすぐさま現場を視察、転倒した自転車の跡などから、彼の証言が真実であることを確信したという。
報告書の中でブリッグス氏は、現れた人のようなものを「それは男性のように見えました。全身は暗い色の服でつつまれており、ぴったりとした帽子、それかヘルメットのようなものをかぶっていました」と証言しているが、それはやはり宇宙人だったのだろうか。
恐らくフィリップ殿下もこの話をマウントバッテン卿から聞いていただろう。殿下もまたマウントバッテン卿の意思を継ぐかのように、UFO現象の調査に何年も費やしていたと言われている。フィリップ殿下が特に興味を持っていたのは、イギリス版ロズウェルともいえる『レンデルシャムの森事件』だというが、殿下はいったいどのような真実を見聞きしてきたのだろうか。
イギリスでもUFOに関する報告書の開示が来る日を期待したい。
遠野そら
UFO、怪奇現象、オーパーツなど、海外ミステリー情報に通じるオカルトライター。超常現象研究の第一人者・並木伸一郎氏のスタッフも務める。
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