人間も冬眠できる!? 実現のカギを握るのは「恐怖のにおい」と「目覚めてから」の技術にある！
人間は冬眠できるのか？ もし冬眠できたら、今よりも何倍も長生きできるかもしれない。不治の病にかかったら冷凍睡眠で何十年も眠り、病気の進行を遅らせて未来の治療で治す。あるいは宇宙旅行で、数年間、眠ったま
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オカルト、都市伝説、怖い話などで人気を博すラジオ系YouTuber。 たっくー（澤村拓亨）が、声真似なども交えつつ、幅広いテーマで語る。 夜の校内放送感覚で聞ける番組は多くの視聴者を魅了している。
たっくーTVれいでぃお
https://www.youtube.com/@takkutv
チャンネル登録者数 193万人（2023年09月段階）
肛門を日光にさらす!? などなど変な医療が流行る本当の理由
毎日30秒肛門を日光にさらす肛門日光浴が２０１９年ごろから流行りはじめました。健康系インフルエンサーが提唱した健康促進法とされています。エネルギーを高め、快眠でき、クリエイティブになり、肛門のバクテリアを減らして痔の治療にもなるそうです。
こういう医学的根拠のない医療は「疑似医学」「ニセ医学」とされます。肛門日光浴も、確実に効果があると裏づける科学的根拠はまったく存在しないそうです。専門家の間では、逆に皮膚がんのリスクが高まる可能性すらあるといわれています。
ただ、だれにも迷惑をかけていないので、本人が健康を感じられるならやるべきでしょう。
一方、僕が怖いと思ったのは、１００ミリリットル前後の血液を静脈から取り出してオゾンを注入した後、その血液をもう１回体に戻すオゾン療法です。その効果には肩こり・頭痛・疲れ・血行の改善、免疫力アップ、がんや認知症などの再発防止があり、二日酔いにも効くといいます。これが医療なのかどうかは専門家の間でも議論されています。昔からあるという意見がある一方で、まったく根拠がないという意見もあります。
オゾン療法などは、国が安全性効果を確認していないものの、医師の判断のもとで行われる診療に分類されます。通常医療の領域外の代替医療で、科学的な根拠に基づいてはいません。
最近話題になったのは、紅茶がインフルエンザに効くという話です。日本紅茶協会がＳＮＳに投稿したことがきっかけに話題でなりました。紅茶に含まれるポリフェノールがインフルエンザウイルスを無効化するといいます。これも医学的に明らかとはいい切れないという意見が圧倒的多数です。
こうした科学的な根拠がない話を信じてしまうのは、人がエビデンスよりも物語を好む傾向があるからです。そもそも確証バイアスといって、人は基本的に自分に都合のいい情報ばかり集める傾向にあります。
一方で、肛門日光浴などを全部「ニセ医学」と決めつけるのではなく、あらゆる可能性を研究するのも医学の進歩では欠かせません。どんな物事でも疑ってみて、「自分は大丈夫」と思い込まずにケアすることも大事です。
なぜ刺青は世間からここまで嫌われるのか!?
日本では、反社のイメージがあった刺青が、アーティストやラッパーが入れているイメージに変わってきました。もっとも、日本人で刺青を入れているのは全体の約２パーセントです。
刺青は少なくとも縄文・弥生時代から存在し、神聖なものだったといわれます。江戸時代には、遊女と客の間で互いの名前を体に彫ったり、花形の職業の人たちの間で粋の象徴として流行ったりしました。一方、犯罪者に記号的な入墨を入れる入墨刑もあり、刺青に対するネガティブな印象が定着していきます。
１８７２年には明治政府が、欧米から野蛮な国と見なされないように、入墨刑を廃止し、装飾目的の刺青も禁止しました。敗戦後の１９４８年、ＧＨＱ主導で公布された新軽犯罪法によって、85年ぶりに刺青が違法行為ではなくなります。
１９６０年代には、刺青とヤクザがマッチした映画が流行する中で「刺青＝ヤクザ」という固定概念が生まれました。１９９１年、暴力団対策法が公布され、反社は悪として広く知られます。
そもそも反社の人が背中などに刺青を入れるのは、一般社会と決別して極道としての覚悟を決めるためです。脅しに利用する、見た目でわかるようにする、刑務所で舐められないようにするといった理由もあります。
一方、海外では、タトゥーに偏見をもっている人は少ないといわれています。２０１８年の市場調査では、イギリスやアメリカでタトゥーを入れている人の割合が２、３人にひとりでした。日本以外の国では、髪を染めたりピアスを付けたりするように、ファッション感覚でタトゥーを入れるのが主流です。
日本でもファッション感覚になりつつあるタトゥーですが、噂や都市伝説もあります。タトゥーがあると温泉に入れません。インクの酸化鉄が磁気と電波に反応するため、ＭＲＩ検査を受けられないことがあります。酸化鉄が肝臓病を引き起こすとも指摘されます。不衛生な施術は感染症のリスクもあって危険です。
タトゥーを入れた日本人の９割は後悔しているともいわれるので、年を重ねて考えが変わることも考えたうえで、タトゥーを入れるかを検討するといいと思います。
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