巨石遺構は異星人テクノロジーに由来する!/ヒストリーチャンネル「古代の宇宙人」
古代宇宙飛行士説を、歴史学や考古学の視点から読み解いていく『古代の宇宙人』シリーズ。今回は、世界各地の巨石建造物が地球外生命体による建造物だった可能性について言及していく。
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協力=ヒストリーチャンネル
「古代の宇宙人」シーズン15日本放送開始! 三上セレクトでシリーズの厚みを予習しておこう。
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「古代宇宙飛行士説の提唱者によれば……」
このフレーズが耳になじんだ「ムー」読者も多いだろう。ヒストリーチャンネルの人気番組「古代の宇宙人」で、あっと驚く仮説が展開される際の鉄板フレーズだ。
「古代の宇宙人」(原題 Ancient Aliens)シリーズは、2009年に放送開始され、現地アメリカではシーズン17まで放送され、日本では2023年7月にシーズン15の放送が開始になる。スカパー!やケーブルテレビ、または各種動画配信サービス、YouTubeなどでも視聴できる。
「古代宇宙飛行士説」とは、UFOコンタクティのジョージ・ハント・ウィリアムソンが提唱した仮説。
「エゼキエル書」をはじめとする『旧約聖書』や世界各地の伝説、さらにナスカの地上絵などの古代遺跡と異星人の関係を読み解くことで、「太古の昔に地球を訪れた異星人=超越存在」の痕跡や影響を見出すというものだ。
「古代宇宙飛行士説」はエーリッヒ・フォン・デニケンの「未来の記憶」などベストセラーにつながり、世界的に認知された。デニケンもまた「古代の宇宙人」の常連コメンテーターである。
この「古代の宇宙人」では、いわゆるUFOや宇宙人と古代文明の関係だけでなく、古今東西の超能力者、聖人にまつわる奇跡、火山活動や地震などの自然現象、ネッシーやビッグフットなどのUMA、シンクロニシティ、現代の戦争や国際問題などなど、あらゆる事象がターゲットとなる。
「それも異星人がもたらしたのか!?」という驚きもあるが、現象そのものを丁寧に分析したうえで、大胆な仮説を提示する展開には毎度、納得させられてしまう。まるで「ムー」を読んでいるような……そんな刺激的な視聴体験なのだ。「ムー」との親和性は高く、定期的に番組紹介の記事を組んでいる。
今回はシーズン15の日本放送開始を記念して、月刊ムー編集長・三上丈晴がセレクトした「古代の宇宙人」神回をご案内しよう。以下はすべてYouTubeで視聴できる。
<番組概要>1947年におきたロズウェル事件。墜落したのは宇宙船ではなく、ただの気球だと米軍は長らく否定してきた。ところが2011年に発表されたFBIの資料には、当時のFBI長官に宛てたメモが残されており、3つの“空飛ぶ円盤”の回収について記されていたのだ。本当にアメリカ政府は宇宙船を持っているのだろうか? 古代宇宙飛行士説論者たちは、ロズウェルは氷山の一角に過ぎないと言う。
三上「ロズウェル事件こそ、UFO問題の核心であるといっても過言ではない。次々現れる証言者と物的証拠。それらを丹念に取材し、政府が隠蔽する事件の真相に迫る。あたかも第一級の推理ドラマを見ているようだ」
<番組概要>契約の箱は、これまで最も探し求められてきた宗教的な遺物のひとつである。しかしこれは単に十戒の石板が納められた箱というだけではなく、聖書の物語によると契約の箱は神との通信もできるという、神聖な力を秘めた装置であるというのだ。わたしたちがこの契約の箱を再発見し、再び起動させられる日は近いのか? 発見された時こそが、過去に断絶された地球外存在とのつながりが明らかになる時なのかもしれない。
三上「『旧約聖書』に記された古代ユダヤ人の秘宝アーク。それは恐るべき兵器でもあった。アークを与えた創造主は高度な科学技術をもった宇宙人だったのではないか。現代科学の視点からアークの謎に迫っており、まさに必見だ」
<番組概要>今日の技術の進歩は我々だけの努力で獲得できたものではないと信じる人々がいる。古代宇宙飛行士説によると、ここまでの相互接続技術を私たちが手にできたのは、地球外生命体によって設計図がもたらされたからであり、われわれは地球外から今でも監視されているというのである。もしかすると、古代に残されたストーリーの中に私たちが宇宙人から監視されているという証拠が見つかるのではないだろうか?
三上「古代において地球人が宇宙人と接触していたとすれば、その情報を現代にまで独占してきた人々がいるのではないか。歴史を裏で操ってきたとされる秘密結社の謎は、宇宙人というキーワードで明らかになるという発想が大胆だ」
<番組概要>神はおごり高ぶる人類を戒め、文明を破壊するために大洪水を起こしたという伝説は、世界の1200以上の文化の中で語り継がれている。選ばれし者たちを選別する大洪水は本当にあったのか?そして、人類が壊滅危機に直面する時に他ならぬ地球外生命体が救済したとする説を検証する。
三上「超古代文明は、なぜ滅んだのか。世界中にある大洪水伝説は史実を語っているのかもしれない。滅んだものと生き残ったもの。両者を分けたノアの箱舟とは巨大なUFOだったとすれば、すべての辻褄が合う。見事な論理展開だ」
<番組概要>神々の聖地に続く入口、スターゲートと呼ばれる異次元への門は、単なる虚構の産物なのだろうか。それとも、古代の人類は、実際に時空を超えて恒星間を旅していたのか。恒星間を旅する科学的な技術開発が進められる一方で、天上へと続く道が既に存在する可能性はないだろうか? 異次元トンネルの謎を検証する!
三上「UFOが宇宙人の乗り物だとすれば、遠い宇宙の果てから、どうやって地球にやってきたのか。広大な宇宙を移動するには、時空を超えるワープ技術が必要である。スターゲート仮説によってUFO現象を解明する意欲作である」
最新シーズンとなるシーズン15は、これまで単独で特集番組が作られてきた「スキンウォーカー牧場」や、UFO事件の多発地帯、または心霊現象、怪奇現象が集中して発生する「ホットスポット」と呼ばれるミステリアスな場所の再検証へ踏みこんでいく。1万1000年以上前に建造されたカラハン・テペ遺跡の技術や建造背景から、一般的な世界史の教科書に載っていない文明の存在を指摘する考古学的な挑戦から、世界50か国以上で発生している「ミステリーサークル」を暗号として解読するなど、骨太な検証&考察スタイルは変わらない。
シーズン15の初回放送は7月25日。タイトルは「ホットスポット」!
YouTubeでの予習をして、放送をお見逃しなく。
webムー編集部
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