火星超古代文明は核戦争で滅亡した!? 大気中のキセノン同位体から考察する先代文明の終焉/嵩夜ゆう
火星の超古代文明はなぜ滅んだのか? 大気中のデータを分析した結果、「核」の使用が明らかになった……?
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古代宇宙飛行士説を、歴史学や考古学の視点から読み解いていく『古代の宇宙人』シリーズ。今回は、世界各地の巨石建造物が地球外生命体による建造物だった可能性について言及していく。
オルターナティブ・ヒストリー=代替歴史学およびオルターナティブ・アーケオロジー=代替考古学的な立ち位置から地球人類の隠れた営みをつまびらかにしていくヒストリーチャンネルの『古代の宇宙人』シリーズ。今回の番組のタイトルは『神殿の秘密』だ。
ペルーのクスコ、レバノンのバールベック、ボリビアのティワナク、そしてミクロネシア連邦の古代都市ナンマドール。こうした遺跡を通して、シリーズならではの“古代宇宙飛行士説”的歴史観・考古学観が展開されていく。テーマについてさらに詳しくいうなら、古代人類があえて同じ場所を選んで神殿を建てつづけてきた理由を掘り下げていくという流れになっている。
オーパーツ的な要素が強く感じられる遺跡は少なくない。たとえば人類最古の可能性があるトルコの巨大神殿ギョベクリ・テペは、高度な幾何学的・天文学的知識を基に建設されているといわれている。1万1500年前の人々は、かなり特殊な種類の専門的知識をどのようにして得たのだろうか。これは今回の番組のテーマに直結する疑問にもなるのだが、トルコの地を選んだ理由は何か。共通要素として挙げられるのは、古代の宇宙飛行士という存在にほかならない。
スペイン人がクスコに到達したのは1533年だった。近郊のサクサイワマン遺跡は、5キロも離れた石切り場から運ばれた重さ100トン以上の石が使われている。これだけ大きな石が使われているにもかかわらず、石組みはきわめて精巧で、紙幣を差し込む隙間さえない。しかしこの遺跡は、インカの技術力の高さを示すものではないようだ。スペイン人の記録に、こんな記述がある。
──われわれがインカ人に「この壮麗な遺跡を作ったのは君たちか?」と尋ねると、「いいえ、私たちが500年前にここに来たときにはもうありました」──
この記述は今回の番組のテーマである「神殿の上に神殿を重ねるように建造する」ことの謎と意味に直結するはずだ。サクサイワマン遺跡はインカよりも数千年以上前に建てられたもので、インカの人たちはその上に建物を足していった。ジョルジョ・ツォカロスはこう語る。
「インカの人たちは天空の存在に関する逸話を残しています。遠い昔、空からやってきて、地球人に知識をもたらしました。古代宇宙飛行士説では、サクワイマンは地球外生命体の指導の下、当時の人々が造ったと考えます」
遺跡のオーパーツ的性質は、レバノンのバールベックにも見られる。この遺跡はトリトンという名前で知られる3つの巨石ブロックがあるが、それぞれの重さが800トンもある。長さ19メートル・幅4メートル・高さ3.5メートルというスケールの石だ。これだけ大きな石が一度高さ6メートルま
で持ち上げられ、正確な位置を割り出したうえで少しのズレもなく設置されている。
古代宇宙飛行士説に立ってものを考えてみよう。まず、太古の地球を訪れた地球外知的生命体の指導の下に、アーキタイプとなる建物が建造された。そしてずっと後の時代になって、最初のコンタクトから世代を重ねてきた古代人がリスペクトを込めながら、同じ場所に同じ性質の建物を造った。そんなシナリオが思い浮かばないだろうか。
同じ場所、あるいはきわめて近いポイントが選ばれたことにも理由がある。リバースエンジニアリング的な手法が用いられたために、モデルとなる建物をすぐに見ることができる必要があったのかもしれない。
世界各地に残された遺跡──少なくともそのいくつかは──古代の地球人類と古代宇宙飛行士の関わり合いを雄弁に物語る物証なのかもしれない。遺跡というものに対する見方が変わる気がする内容だ。
宇佐和通
翻訳家、作家、都市伝説研究家。海外情報に通じ、並木伸一郎氏のバディとしてロズウェルをはじめ現地取材にも参加している。
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