2023年のネッシー“公式”目撃事例「第1号」は10代少女の快挙! 本物認定に必要な条件とは!?
少女が目撃したネッシーが今年「第1号」として公式に認定された! 本物と偽物の意外な違いとは!?
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ネッシーとよく似た水棲獣UMAの存在は、実は世界各地で確認されている! あなたは何種知っているだろうか?
webムー読者は「UMA」も「ネッシー」も基本的なイメージは共有できていると思うが、実は意外なことに「UMA」という言葉は一般的にはほとんど通じない。
筆者はテレビ番組などに出演した際に、UMAの意味が分からないというタレントに「ネッシーのように、まだ発見されていない生き物のことですよ」と説明して納得してもらったことが何度かある。
つまり、世間的には「UMA」以上に「ネッシー」の知名度が圧倒的に高く、かつイメージも共有されているのだ。
そして、世界各地の湖には「ご当地ネッシー」とも呼ぶべき水棲獣UMAの話も多く存在する。今回は、そんな世界の湖で目撃されているネッシーの仲間たちを紹介しよう。
念のため申し添えると、湖で目撃されている巨大未確認生物の話は無数にあるが、ここではネッシーのビジュアルイメージとしては一番ポピュラーな「プレシオサウルス」のような姿をしている水棲獣UMAと、明確に名前がネッシーを意識しているUMAを、今回はご当地ネッシー(ポスト・ネッシー)として紹介する。
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目次
ネッシーを世界的にメジャーな存在にしたのは、1934年に撮影された通称「外科医の写真」だ。長い首を湖面から出した首長竜を連想させる写真のインパクトは絶大であった。残念ながら、今では外科医の写真はカワウソを撮影したものであることが判明している。しかし、この写真がなければ、世界中からネッシーが注目されることもなかったはずだ。
アメリカのシャンプレーン湖で目撃されている水棲獣UMA「チャンプ」も、1枚の衝撃的な写真が撮られたことで、アメリカを代表する水棲獣UMAとなった。
1977年に、サンドラ・マンシ氏が湖面から背中のコブと長い首を出現させた巨大生物の姿を撮影することに成功したのである。この写真に関してはフェイクであることを示すような証拠は発見されておらず、ネッシーのような首長竜の存在にロマンを抱く者には重要な証拠として人気がある。
チャンプは地元では大変な人気者であり、毎年夏には「チャンプの日」というイベント(お祭り)が開催されている。また、チャンプをマスコットキャラに採用している野球チームなどもある。
地元に愛されて、観光にも利用されているところも、ネッシーとよく似ている。
アルゼンチンのナウエル・ウアピ湖で目撃されている「ナウエリート」は、パタゴニアのプレシオサウルスとも呼ばれている。ネッシーのように長い首がはっきりとわかる写真が撮影されている。
また、頭部のみではあるが、湖面から姿を現した非常に鮮明な写真も撮影されている。この写真が本物なら、巨大な爬虫類のようにも見える。
ナウエリートの凄いところは、かつて現地のお札にもその姿が描かれていたということだ。
旧1ペソ紙幣には、ナウエリートのイラストも印刷されていたらしい。お札のデザインに採用されたUMAは相当珍しい。
アイルランドのリーン湖で目撃されている「リーン・モンスター」も、ネッシーのような首長竜タイプの巨大生物だと言われている。
1981年には、パトリック・ケリー氏が、湖面から出た背中のコブと長い首の写真撮影に成功。
否定派からは象が泳いでいるところを撮ったのではないかという意見も出ているが、現時点では正体は不明である。
ネッシーがいるイギリスでは、ネス湖以外の湖でも多くの水棲獣UMAが目撃されている。ネス湖から60キロほど離れた場所にあるモラー湖に現れる「モラーグ」は、ネッシーと同種の巨大生物とも言われている。
しかし、イギリスでポスト・ネッシーが目撃されているのは湖だけではない。テムズ川には「テッシー」と呼ばれる巨大生物が出現した。
最初に目撃されたのは2016年という、近年になって登場した新UMAだ。
ロープウェイに乗っていた男性が、テムズ川を泳ぐ巨大な生物のコブらしきものを発見。慌てて動画に撮影した。
テムズ川は海とも繋がっているため、海からやって来た生物ではないかとも言われている。イギリスは湖、川、海にネッシーのような生物がいる国なのだ。
ポスト・ネッシーを紹介するうえで外すわけにはいかないのが、1977年に日本の漁船がニュージーランドの海で引き上げた巨大生物の死体だろう。(引き上げたのは日本の漁船であった)
首長竜の死体のようにも見えるその姿から「ニューネッシー」と名付けられ、当時はテレビのニュースや新聞でもトップニュースのような大々的な報道がなされた。
ニューネッシーに関しては、腐敗したウバザメの死骸が、たまたまプレシオサウルスのような見た目になってしまったという説が広まっている。
ただし、ウバザメ説はあくまでも有力な説の一つであり、決して完全に答えが解明されたわけではないということはこの場で強く言っておきたい。
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まだまだ世界には、ポスト・ネッシーとも呼ぶべきUMAの話が無数に存在する。それだけネッシー(さらにいえば外科医の写真)が世界中に大きな影響を与えていたのだ。
もちろん、それは日本も同様であり、ポスト・ネッシーとも呼ぶべき話はいくつもある。次回はそんな日本版ネッシーについて紹介していきたい。
ひょっとすると、あなたの暮らす町にもネッシーはいるかもしれない。
中沢健
作家、UMA研究家。UMAのお土産を集めるのが最大の趣味で、町興しや観光に利用されているUMAが特に好き。
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