乗組員が消失した「幽霊飛行船L-8」の謎! 80年前の未解決事件
誰も乗っていない「幽霊飛行船」が米西海岸サンフランシスコ上空を漂っていた――。第二次世界大戦中のアメリカで起きた不可解な失踪事件は今なお解決されていない。
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この数週間、全英中の話題をさらっていた「ニコラさん失踪事件」。警察も手がかりを掴めなかったこの事件に、霊媒師が捜査協力することで進展が見られた――!
約1か月にわたり全英が固唾を呑んでその経過を見守っていた「ニコラさん失踪事件」をご存じだろうか。BBCなどの報道によると2月19日にニコラさんが遺体で発見されるという最悪の展開を迎えた。
この事件は先月27日の朝、ランカシャー州郊外に暮らす女性ニコラ・ブーリーさん(45)が6歳と9歳の娘2人を学校に送った後、犬の散歩へ出かけたまま行方不明となったもの。ワイア川沿いのベンチでは、勤務先のオンライン会議に接続したままのスマホが発見され、その周辺を1匹でさまよっていた飼い犬も保護されている。すぐに潜水士や探知犬のほかヘリやドローンまで動員した大掛かりな捜索活動が始まるも、ランカシャー警察は一向に手がかりをつかめずにいた。
住宅ローンアドバイザーとして活躍しながら、パートナー(44)と娘たちと何不自由なく幸せに暮らしていた美しい女性が、忽然と姿を消してしまうというドラマのような展開。報道はどんどん過熱し、さまざまな憶測が飛び交った。SNSではニコラさんのプライバシーに関わる情報や、根も葉もない浮気疑惑が流され、さらに警察が「彼女はアルコール依存と更年期障害に悩まされていた」と発表したこともあって人々の妄想は加速。事件は絶えずメディアのトップニュースを飾り、さまざまな識者による分析合戦の様相を呈するとともに、救助・パトロール隊を組織したり独自捜査に乗り出す一般人まで出現。単なる事件報道を超えた社会現象にまで発展しつつあった。
「川に落ち、海まで流された可能性が高い」という水中法医学の専門家。「彼女は人生をやり直したいと自らの意志で立ち去ったのだ」と語る元警察官。「パートナーが何らかの事情を知っているはず」と疑うSNSユーザー。「誘拐された可能性が最も高く、自ら命を絶った恐れも」と訴えるメンタルヘルスの博士――。いったい誰がブーリーさんの居場所を正しく分析していたのか?
ニコラさんは19日、最後に目撃された場所から1マイル(約1.6km)も離れていないワイア川沿いにある葦の茂みで、変わり果てた姿となって発見された。そこはすでに、警察による捜索が実施された場所でもあった。発見時の状況は詳しく明かされていないが、その瞬間をメディアのカメラが捉えており、そこには茂みを指差す一般人らしき男性と、応援を要請する警察官の姿が確認できる。遺体の場所を警察に伝えたこの人物は、いったい誰なのか? 報道はますます加速していく。
そして数日後、この男性がついにメディアに名乗り出たことで、英国はさらに驚かされた。というのも、ニコラさんの遺体を発見したのは、ジェイソン・ロスウェル氏(33)という無名の若手霊媒師・タロット占い師だったのだ。英紙「Daily Mail」は、ロスウェル氏の次のような声明を報じている。
「ニコラ・ブーリーさんの事件について、遺体がある場所を警察に伝えたのは私と友人です。ランカシャー警察が、私たちの呼びかけに応じて心を開き、協力してくださったことに心から感謝します。警察にとって霊媒師やスピリチュアリストのような人は毎日顔を合わせるような存在ではないでしょうから」
「私は警察やニコラさんのご家族から捜索に加わるよう求められたわけではありません。しかし、野蛮な憶測がたくさん飛び交っているのを目にして、自分に与えられた“特別な力”を使ってニコラさんの発見をお手伝いすることを決意したのです」
ニコラさんの遺体は発見されたが、まだ死因は判明せず、彼女に何が起きたのか依然として謎に包まれている。ロスウェル氏がそこまで見抜けなかったことは残念としか言いようがないが、これほど鮮やかな霊視は、心霊捜査の驚異的実例として語り継がれることになるかもしれない。ニコラさん失踪事件の全貌が1日も早く明らかになることを願うとともに、彗星のように現れたジェイソン・ロスウェル氏から今後も目が離せない。
webムー編集部
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