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台湾の不思議なスポットを巡るツアーに参加した辛酸なめ子氏は、神仏を降ろす現地のシャーマン「タンキー」のお宮を訪れて人生相談をしました。その結果はいかに?
不思議なスポットを巡るツアーに参加して、台湾を初訪問。タンキーと呼ばれる現地のシャーマンに会ってきました。
まず訪れたのは、観音菩薩とつながる許芳栄先生のところ。相談した人たちからはこんな報告が寄せられているそう。
「失職しかけたけれど、アドバイスどおり同じ職場にとどまったら、急に職場の景気がよくなって収入もアップした」
「実家のぬいぐるみを片づけなさいと唐突にいわれて、そのとおりにしたら開運した」
「先生の助言に従って婚活したら、いわれていた月に運命の人と出会った」
どうやら許先生には、何かがはっきり見えているようです。
ドキドキしながら平屋の奥に案内されると、仙人っぽい雰囲気の先生が迎えてくれ、仕事の場面で度胸がつく呪文を書いた紙をくださいました。相談者から受け取る謝礼はお賽銭程度というストイックな許先生。海外からの相談者が空港で買ったタバコをお土産として受け取り、それをお店で販売して収入の足しにしているようです。
そんな先生に「お金儲けしたいんだね」と見抜かれ、「7月中に、株が下がっているときに買って、上がったら売れば儲かるよ」と貴重なアドバイスをいただいたのですが……。株が下がっていたのはトランプ関税がまだ不透明な時期で、上がったのは15パーセントに決まったときだったと、後で気づきました。タイミングを逃してしまったようです。許先生のアドバイスを生かすには、自分から動く積極性が必要です。
つづいて夜に訪れたのは、紅面太子という子供の姿の神様とつながるタンキーのお宮。許先生よりもディープな印象です。
お宮の中にはたくさんの神様の像が祀られ、線香が大量に焚かれていました。地元の人が服を持ってきて、線香の煙でいぶしてもらっていたのは、浄化の儀式でしょうか。紅面太子を降ろしたタンキーが、なんと燃えている線香を数本口の中に入れて消したので驚きました。超人的な芸を見せられ、神様の存在を信じざるを得ませんでした。
台湾は日本より神様との距離が近い国だと感じました。神様に好かれるピュアな国民性を見習いたいです。
辛酸なめ子
漫画家、コラムニスト。芸能界から霊能界、セレブから宇宙人まで独自の視点で切りこむ。
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