超能力者が書いた文字を透視せよ! 「ムー」創刊45周年記念“超能力実験”結果報告

文=ムー編集部

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    2024年11月号で実施した「超能力実験」の結果をお知らせする。今回の実験では、3枚の紙に書かれたアルファベットを参加者が透視した。はたして結果はいかに? 透視能力を日常生活にどう生かすかについても秋山氏にレクチャーしていただいた。

    正解はK、G、Eの3文字

     超能力者・秋山眞人氏のご協力のもと、「ムー」創刊45周年を記念して、2024年11月号で誌上超能力実験を行った。その結果をご報告する。

     今回の実験では、読者諸氏に透視をお願いした。ターゲットは、秋山氏が黒い紙に金色のインクで書いた3文字のアルファベットだ。これら3枚を封筒に入れ、本誌編集部の神棚に安置しておいた。また、実施期間中は、参加者の透視がうまくいくよう、秋山氏にサポートの念を送っていただいた。
     まずは正解から発表しよう。
     K、G、Eの3文字である。

    秋山氏が黒い紙に書いたアルファベットは画像のとおり。
     じつは、この3つは、秋山氏のある意図によって選ばれていた。
    「アルファベットのなかでも形が多少複雑で、透視するのが難しいものをピックアップしました」
     結果は表のとおり。ターゲットの3文字それぞれの数字を見ると、ほかに比べてまあまあ多いことがわかる。この結果は上々といえるのか、それとも偶然の範囲内なのだろうか。
    「そもそもアルファベットには、われわれが思い浮かべやすいものと、そうでないものがあります。当然ですが、こうした透視実験をした場合、思い浮かべやすいものに回答が偏る傾向が見られます。その筆頭がAなので、この結果は納得できますね。続くB、C、Dも、日常生活のなかで見たり使ったりする頻度が高いので、回答が集まるのは自然なことでしょう。
     それ以外でイメージしやすいのは、おそらくI、O、S、Uあたりでしょう。そうした傾向が、今回の実験にも表れています」
     今回は、残念ながら3文字すべて正解という参加者はいなかった。3文字のうち2文字正解した参加者が5名、1文字は30名であった。
    参加者の回答をまとめた表。応募総数は102通、3文字正解はゼロ、2文字正解は5名、1文字正解は30名であった。
     秋山氏によれば、この成績は、かなりよいものだという。
    「先ほども申しましたようにK、G、Eは、アルファベットのなかでは透視が難しい文字です。また、ふだんこういう実験をしたときに、選ばれにくい文字であることもわかっています。
     にもかかわらず、3文字いずれも回答者が多くなっています。これはなかなか優秀な成績だといえるでしょう。これまで何度か透視実験をくり返すうちに、皆さんが透視のコツを理解してきたのかもしれません。また、11月号でレクチャーした、触覚を意識するトレーニングが功を奏したという可能性も大いにあります。ターゲットに触れるというイメージを持つことで、透視能力が発揮されやすくなる。このことが改めて確認できました」
     触覚を研ぎ澄ませることが、透視のみならず、念力やヒーリングなどのさまざまな超能力を発現させることにつながる。それが秋山氏の考えだ。
     なお、正解の3文字と形状が似ているアルファベットに、回答が集中したという面もあるようだ。
    「たとえば、Kの上の部分をつなげるとRになります。また、Eの下のラインを消すとFになります。Cの書き終わりを少し曲げたり、D、Oに切れ目を入れたりすればGに近づきます。つまり、よく似た形のアルファベットを回答した人が多かったわけです。
     誌上実験を行って毎回感じることですが、やはり読者の皆さんの多くは、サイキックとしての潜在能力をお持ちだと思います。できればこれからもトレーニングを続けて、能力を伸ばしていただきたいものです」
     講評を終えたところで、成績優秀者の発表だ。上位3名の方には、秋山氏から賞品が贈られる。
    「この3名にしましょう」
     そういうと秋山氏は、G、E、Aの3文字が記された3枚の回答用紙を指し示した。回答者は次の方々だ。

    ・愛知県一宮市 H・Tさん(男性)
    ・岡山県岡山市 O・Yさん(女性)
    ・群馬県藤岡市 J・Nさん(女性)
    創刊45周年記念の超能力実験に協力してくださった秋山眞人氏。手にしているのは成績優秀者3名の回答用紙だ。

    失せ物のありかや株の動向を透視してみよう

     今回のような超能力実験を行うたびに、秋山氏からさまざまな能力開発法をレクチャーしていただいているわけだが、身についた超能力を日常生活に生かすとしたら、どのようなやり方があるのだろうか。
    「いちばんわかりやすく能力が発揮できるのは失せ物捜しでしょう。また、最近は株式投資をしている方も多いので、株価がどう推移するかを予測してみるという方法もあります。これは予知能力に近い。
     もうひとつあるとしたら、人の感情などを読み取るという、一種のテレパシー能力です。人の心を知るというのは、営業や接客には非常に有効だと思います」
     そんなことができるなら、ぜひとも試してみたいと思う人は少なくないだろう。それぞれについて、秋山氏にコツをうかがった。
    「失せ物捜しは、意外かもしれませんが、他人の持ち物を捜すところからトレーニングをはじめるといいのです。自分の失せ物を捜そうとすると、どうしてもストレスがかかって感覚が混乱しやすくなりますから」
     なるほど! まずは他人の物から。これは貴重なアドバイスだ。
    「次に、非常に簡単な2区分のどちらにあるかを透視します。たとえば、自宅にあるか、そうでないか。明るい場所にあるか、暗い場所か。こうして少しずつ捜す範囲を狭めていきます。
     この部屋だ、というところまできたら、部屋を2区分してどちらにあるかを見ます。こっちだとわかったら、それをさらに2区分して絞り込みます」
     透視で失せ物を捜すなどというと、一気に鮮明なビジョンが見えて、ありかがわかるのではないかと思いがちだが、そうではない。これも重要なポイントだ。
    「絵に描いたようにパッと見えるのが透視能力ではありません。このことを私はくり返し申しあげてきました。
     とても多くの方が、透視をするとCGのようにクリアな画像が見えると思い込んでいます。だから透視ができなくなってしまうのです」
     なお、2区分したときに、ターゲットがどちらにあるかを見る際は、自分の感覚を信じればよいそうだ。
    「場所を区分するほか、状況を区分するという方法もあります。たとえば、どこかに落ちているのか、人が持っているのか。どうも人が持っているようだとなれば、盗まれたという可能性もありますから、そっちの線で追跡していくわけです」

     続いて株の動向を見る方法だ。
    「当たり前のことですが、株価には横ばい、上がる、下がるという3つの動きがあります。また、アメリカの株が上下すれば、日本の株も上下します。
     そういう常識的な株の動きを知っていたとしても、今回はちょっと違う、急な変化が起こるぞ、というシグナルを感じるときがあります。それをキャッチすることが大事です。
     つまり、いつもどおりの変化なのか、それとも荒れるのか。これは競馬をするときも同じです。大方の予想どおり本命がくるのか、大穴がくるのか。このシグナルを感知することが、株や競馬で成功する秘訣です」
     そういわれても、かすかなシグナルを感知することは難しい。その場合、結果を左右するのは自分の心構えだと、秋山氏はいう。
    「なぜ株や競馬をやるのかといえば、お金がほしいからだと思いますが、その点について自分の心に理由を尋ね、自分を説得しておく必要があります」
     たとえば、こんな感じだ。
     なぜ株をやるのか。お金がほしいから。なぜお金がほしいのか。いろいろなしがらみや苦痛から解放されて自由になりたいから。なぜ自由になりたいのか。大事な人たちと一緒に、楽しい未来を過ごしたいから。
    「そういうポジティブなイメージをちゃんと持ち、お金を得ることについて自分を説得できていれば、当たるときは当たります」
     お金を汚いものだと思ったり、お金を求める自分を卑下したりすると、超能力は働かない。スッキリとポジティブな気持ちで、気になる銘柄の動向なり、競馬場の馬の様子なりを見てみよう。ピンとくるものがあるはずだ。
    株価の動向を予知するには、基本的な情報に加え、かすかなシグナルを感知することがポイントだと、秋山氏はいう。

    人の感情を読むコツと透視能力を上げる裏技

     それでは、人の感情を透視するというか、読み取る方法とは?
    「人の心は奥行きがありますから、全部が全部、手に取るようにわかるということはありえません。ただ、感情は確実にキャッチできます。その場合、全身で感じるのがコツです。
     相手と対峙したときに、自分の全身感覚を確認しましょう。硬直するような感じがした場合、相手は怒りなどのネガティブな感情で気持ちが凍りついています。そんなときは、あえてこちらがリラックスすれば、相手も徐々にリラックスしてきます。反対に、相手の顔を見てふっと肩の力が抜けた場合は、相手のメンタルが上々です。よい話しあいができるでしょう」
     そんなふうに相手のことを感じようとしていると、根本にある感情が見えてくるそうだ。
    「そうすると、相手がどう接してほしいのかがわかってきます。ほめてほしい、慰めてほしい、知恵を借りたい。求められているものを提供すれば、関係が滑らかになります」
     目を見ればわかるという話もしばしば聞くが、注意が必要だという。
    「目というのは強い気を放射する器官ですから、サイキックの傾向がある人は、目を見たり、見られたりということに苦痛を感じやすい。だから、あまり目だけに頼らないほうがいいと思います。ちょっとした所作でもわかりますし、何より自分の全身感覚に注意を向けたほうがよいでしょう」

     最後に、自分のコンディションを整えるためのちょっとした秘訣を3つ教えていただいた。
    「まずひとつめ。お手洗いにいった直後は調子が上がります。おそらく、お手洗いにいきたいという、ちょっとした焦燥感を抱えている状態から、用を足してホッとした状態へと変化するからでしょうね。
     ふたつめ。ほろ酔い気分のときは、だいたい透視能力が冴えます。ただし、お酒を受けつけない体質の人にはおすすめできません。
     3つめ。ヨーガの『立ち木のポーズ』をしてみましょう。体幹を使ってバランスを取りながらも、力まずに脱力するポーズです。これを行うと、全身感覚に意識が向きます」
     触覚を磨くとともにこの3つを実践すると、ますます透視能力が上がるかもしれない。
    ヨーガの「立ち木のポーズ」。右は背面から見た図。これを行うことで、一時的に透視能力が高まるという。

    webムー編集部

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