神さまとつながってツキを呼び込む!! 下川友子のパワースポット開運法〈準備編〉

監修=下川友子 企画協力=遠藤励起

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    「パワースポット案内人」下川氏がパワースポットで神さまとつながりやすくなるための準備を紹介。

    不思議体験を経てパワスポ案内人となる

     これまでに、国内では約3000か所以上、海外では約400か所以上のパワースポットを訪れたという下川友子氏。現在は「パワースポット案内人」としてさまざまな情報を発信し、多くのファンを得ている。
    
     この道へ入るきっかけとなったのは、20代のころに体験した不思議な出来事だ。
     あるCM撮影の現場で出会ったヘアメイク担当者に、こんなことをいわれたという。
    「君には箒(ほうき)を持った巫女さんが見えるから、神社に導かれるよ」
     帰宅後、下川氏が入浴していると、「水、きれい、島、神社」という単語がポンポンと降りてきて、頭から離れなくなった。
    「お風呂を出てパソコンを開き、すべての単語を打ち込むと、トップに挙がってきたのは広島県の厳島神社のホームページでした。風景を見た瞬間、その中に吸い込まれそうになって、目がぐるぐると回るような感覚がありました」
     下川氏はいても立ってもいられなくなり、ヘアメイク担当者に連絡して「私、行く神社がわかった気がします!」と伝えた。すると、「厳島神社でしょ(笑)」と即答されたという。
    「ええええーーっ! と、天地がひっくり返ったような気分になって、すぐさま厳島神社に向けて旅に出ました」
    広島県の厳島神社。ご祭神の宗像三女神(むなかたさんじょしん)は、別名を道主貴(みちぬしのむち)といい、あらゆる「道」の導き手となる。
     これ以後、下川氏は、行ったことも見たこともない神社の映像を夢で見るようになった。目覚めた瞬間にその景色をメモしておき、あとでネット検索すると、そのものズバリの場所が見つかるのだという。
     何度もくり返し、同じ神社名を見たり聞いたりすることもある。たまたま雑誌で神社の記事を読んだあと、フラリと入った飲食店で、隣のテーブルの人が同じ神社の話をしている、といったことが頻繁に起こった。
    
     こうして神社に参拝する日々をつづけていた下川氏は、あるとき霊能者にこういわれた。
    「あなたには、たくさんの神さまと天照大御神(あまてらすおみかみ)さまが見えます。北と南に天照さまとゆかりのある土地があるから、そこに行きなさい。あなたの下川という名前と関係があるわ」
     さっそく調べると、北海道に該当する神社があった。下川神社。ご祭神は天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)だ。
     南に関してはリサーチに少し時間がかったが、見つかった。宮古島の万古山御嶽(ばんこやまうたき)だ。住所が「下川」で、サイトによれば「天照大神の生誕の地の中継拝所」。しかもサイト内の文章には、偶然にも下川氏の誕生日と同じ日付が記載されていた。下川氏が喜び勇んで宮古島を訪れたことは、いうまでもない。
     もともと下川氏は見えない世界を感じ取るセンスと豊かな直感力に恵まれていたが、神々とのつながりが深まるにつれ、それがどんどん伸びていった。また、修験道や密教の僧侶と出会い、さまざまなことを教えてもらう機会も得られたという。
    宮古島の万古山御嶽(ばんこやまうたき)。住所が「下川」で、紹介サイトによれば「天照大神の生誕の地の中継拝所」である(写真=下川友子)。

    五感に意識を向けて「思考の空白」をつくる

     次回は、パワースポットへ行く前日と帰宅時の行動についてお伝えするが、その前に、神さまとつながりやすくなるためのポイントを教えていただいた。それは「思考の空白」をつくることだ。
     われわれは、常に頭の中で何かを考えている。それをしばしとめて「思考の空白」をつくると同時に、五感に意識を向け、その感覚を魂で味わう。すると第六感が働きだし、神さまとつながりやすくなると、下川氏はいう。具体的な方法は以下のとおりだ。
    
     ゆっくりと息を吐き、今ある景色をぼんやりと眺める。何かが頭に浮かんで考えだしたら、また「ぼんやり」に戻す。価値判断をしないで、ただありのままをボーッと受け取る。
     今度は目をゆっくり閉じて、聞こえてくる音を受け取る。意識して音を拾おうとせず、遠くの音や近くの音、小さくて繊細な音も受け取っていく。心臓の鼓動にも耳を澄ませよう。
     ひとつひとつの音の余韻、バイブレーション、音が自分の内側に浸透して広がっていく感じを静かに味わう。
     ほかの感覚も同じように、ぼんやりと味わっていく。耳で聞いた音も、鼻でかいだ香りも、体の中で小さくこだましながらつながっていき、スーッと溶けてなくなっていくのを、魂で穏やかに味わう。
     自分の内側に静かに意識を向けていると、透き通った空白が生まれてくる。この空白は、魂がふわりと浮上するような心地よさがある。ゆるりと眠くなるような心地よさに包まれて柔らかく癒され、あなたの波動も上がっていく。
    
     また、日常生活の中で「風」に意識を向け、全身に取り入れることもおすすめだという。
    「風は感覚の浄化に役立ちます。そして、浄化されるほど、清らかな神さまとつながりやすくなります」
     散歩中などに、風の感じをぼんやりと味わってみる。今の風は柔らかい、暖かい、優しい、爽やかなど。できれば緑の多い公園など、気持ちのよい場所で試すこと。
     その風はどちらから吹いてきた? 肌に触れる感じや頭上を通り抜ける感じ、風が耳に当たって聞こえる音。そうした小さな感覚に意識を向ける。
    「じつは、目に見えない良質な気は、風に乗って運ばれてきます。風のちょっとした違いや変化に気づけるようになると、たとえば神社の拝殿の前に立ったときに、ご神気が感じられるようになります」
     自分なりにコツがつかめただろうか?
     次回は、パワースポットへ行く前日と、パワースポットから帰宅する途中と帰宅後の留意点についてご紹介いただく。
    下川氏の著書『「パワースポット」で神さまに好かれて開運する方法』(ヒカルランド刊/税込み1980円)。神さまとつながるためのノウハウが、わかりやすくまとまっている。

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