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成瀬雅春師によれば、クンダリニー覚醒のために必要な技術は、きわめて簡単にいえば「肛門を締め続けること」だという。今回ご紹介する「ムーラバンダ行法」は、まさにそのためのテクニックだ。
古のヨーガ経典をつぶさに読むと、「ムーラバンダ」を実践しつづけることでエネルギーが尾てい骨部から頭頂部まで上昇し、クンダリニー覚醒にいたることがわかります。 ムーラとは「秘所(肛門)」、バンダとは「引き締める」を意味します。つまり、ごく簡単にいうなら、肛門を引き締めつづければクンダリニー覚醒が得られるのです。 自己流で肛門を締めたり緩めたりするだけでも生命力は高まりますが、この行法を実践するときは、できるだけ肛門周辺の筋肉のみを動かすようにしてください。つまり、臀部や腹部などに力が入らないようにします。この点を意識して行うことで繊細なコントロール能力が養われます。 なお、ムーラバンダは秒数や回数を数えながら行いますが、これについてはマーラーを使うと便利です(イラスト参照)。 マーラーがない場合は、シヴァ神のマントラ「オームナマシヴァーヤ」を頭の中で唱えながら秒数をカウントするとよいでしょう。回数の数え方については、たとえば2枚の小皿の片方に大豆や小豆などを適宜入れておき、10回行ったら他方へひと粒移すなど、各自で工夫してみてください。
まずは呼吸と肛門の動きを合わせて、次の第1段階から第3段階までを実践しましょう。 呼吸をするときは口を閉じ、鼻からほんの少し息を出入りさせるようにします。「ほんの少し」の目安は、胸部や腹部があまり動かない程度です。肛門を締めるときに息を吸い、緩めるときに吐きます。 【第1段階】 肛門を締める(1秒)、緩める(1秒)、休む(2秒)というバランスで、4秒かけて1回のムーラバンダを行う。27回(マーラー1周分)つづける。 マントラを唱えながら行うときは、締める(オームナマシ)、緩める(ヴァーヤ)、休む(オームナマシヴァーヤ)というリズムとなる。 【第2段階】 締める(1秒)、緩める(1秒)、休む(1秒)というバランスで、3秒かけて1回のムーラバンダを行う。36回(マーラー1周分)つづける。 マントラを唱えながら行うときは、締める(オーム)、緩める(ナマシ)、休む(ヴァーヤ)というリズムで。 【第3段階】 締める(1秒)、緩める(1秒)と、2秒で1回のムーラバンダを行う。これを108回(マーラーが1周したら逆に繰っていき、1往復するとこの回数になる)つづける。 マントラを唱えながら行うときは、締める(オームナマシ)、緩める(ヴァーヤ)となる。
呼吸を伴う行法がある程度できるようになったら、今度は呼吸と切り離してムーラバンダを練習します。最初はゆっくりと丁寧に行ってください。肛門を締めるときはしっかりと絞りあげ、緩めるときは緊張を残さずに緩めるのがコツです。また、ゆっくり行うときもスピードを上げて行うときも、テンポは一定に保ちましょう。 【第1段階】 締める(1秒)、緩める(1秒)と、2秒で1回のムーラバンダを行う。これを108回(マーラーが1周したら逆に繰っていき、1往復するとこの回数になる)つづける。 マントラを唱えながら行うときは、締める(オームナマシ)、緩める(ヴァーヤ)となる。 【第2段階】 締める、緩める(1秒)というバランスで、1回のムーラバンダを1秒で行う。216回(マーラー1往復分)つづける。 マントラは、締める、緩める(オームナマシ)、締める、緩める(ヴァーヤ)となる。 【第3段階】 締める、緩める(0.5秒)というバランスで、2回のムーラバンダを1秒で行う。216回つづける。マーラーを使う場合は0.5秒で1個の珠を繰り、1往復分つづける。 マントラは、締める、緩める(オーム)、締める、緩める(ナマシ)、締める、緩める(ヴァー)、締める、緩める(ヤ)となる。
ここまでの行法は、最後に述べる第3段階を確実に実践するためにあります。このレベルのムーラバンダ行法を徹底的に練習すれば、クンダリニー覚醒を得ることができます。 【第1段階】 締める(4秒)、緩める(4秒)というバランスで、1回のムーラバンダを8秒で行う。27回つづける。マーラーを使う場合は1秒で1個の珠を繰り、1往復分つづける。 マントラは、締めている間にオームナマシヴァーヤを4回、緩めている間にオームナマシヴァーヤを4回唱える。 【第2段階】 締める(6秒)、緩める(6秒)というバランスで、1回のムーラバンダを12秒で行う。36回つづける。マーラーを使う場合は1秒で1個の珠を繰り、2往復分つづける。 マントラは、締めている間にオームナマシヴァーヤを6回、緩めている間にオームナマシヴァーヤを6回唱える。 【第3段階】 締める(8秒)、緩める(8秒)というバランスで、1回のムーラバンダを16秒で行う。27回つづける。マーラーを使う場合は1秒で1個の珠を繰り、2往復分つづける。 マントラは、締めている間にオームナマシヴァーヤを8回、緩めている間にオームナマシヴァーヤを8回唱える。
成瀬雅春
ヨーガ行者、ヨーガ指導者。12歳の頃に「即身成仏」願望が生じ、今日までハタ・ヨーガを中心に独自の修行を続けている。現在は日本とインドを中心にヨーガ指導、講演等の活動を行う。著書多数。
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