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名作ドラマ「刑事コロンボ」に、物語とまったく関係なくUFOが映り込んでいた!
2023.02.18記事を再編集
「うちのかみさんがね……」の台詞とヨレヨレのコートに葉巻を咥えた姿、のらりくらりと犯人を追い詰めていく展開で長きにわたり日本でも人気を博した米テレビシリーズ『刑事コロンボ』。1968~78年、1989~2003年にかけて全69話が製作され、日本の刑事ドラマにも多大な影響を与えた。昨今はNHK-BSでの再放送も好評を博しているようだ。

そんな刑事コロンボの作品のうち、今から半世紀以上前となる1972年11月に初回放送されたエピソード「The Most Crucial Game(アリバイのダイヤル)」劇中のワンシーンに、はっきりとUFOが映り込んでいることがファンサイトなどで指摘され、UFOコミュニティに衝撃が広がっているのだ。
問題のシーンを見てみよう。カリフォルニア州サンタモニカ、コロラド・アベニューからビーチへと突き出した大きな桟橋サンタモニカ・ピアにあるオーシャン・サイド・イースト・カフェで、事件について会話を繰り広げるコロンボ(ピーター・フォーク)と探偵のダブス(ヴァル・エイヴリー)。彼らの背後に広がっている雲ひとつない青空に、明らかに異質な“何か”が姿を覗かせるのだ。
拡大してみると、それは何もない空中に突如として現れ、ゆっくり横へと移動しながら一瞬だけ強烈に白く輝き、やがて消失していた。わずか10秒程度の出来事だが、これぞまさに未確認飛行物体(UFO)、現代のペンタゴンが言うところの未確認航空現象(UAP)を思わせるものではないか。


正体について、世界のUFOコミュニティでは紙片や袋だろうと考察する声もあるようだが、その動きは極めてスムーズかつ海風に煽られている様子もない。また、青空に映える“白さ”は今まさに国際問題化している中国のスパイ気球に通じるビジュアルでもあるが、仮に気球の類だったとしても、空に突然現れては消えた奇妙な挙動を説明することができない。
さらに当時ドローンは一般に普及していないうえ、他のシーンと比較すれば映像のノイズでもないことが一目瞭然。専門家たちが必死に考えれば考えるほど、謎が深まっていく状況なのだ。
なお、本エピソードには『スタートレック』シリーズの最初期作『宇宙大作戦』への出演経験を持つスーザン・ハワードやジェームズ・グレゴリーも登場しており、その点もさまざまな憶測を呼んでいる模様だ。

ちなみに、日本での初回放送は1973年6月。すでに1972年の介良事件は起きていたし、各種、現在では基本的なUFO情報は専門誌などで発信されていた。矢追純一氏が手掛けたユリ・ゲラー来日や数々のUFO特番が始まって超常現象ブームが本格化する1974年の前夜に「コロンボUFO事件」が放送されていたとは驚きである。
50年以上前の初回放送時から一部で話題になり、さらに昨今のUFO情報開示の流れやスパイ気球騒動の中で、改めて注目を集めている「刑事コロンボのUFO」。刑事コロンボ本人ならば、この現象をどのように推理するだろうか。当時の製作関係者が存命のうちに新たな情報が明かされることを、多くの人々が待ち望んでいる。
webムー編集部
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