核実験に巻き込まれて墜落したUFOを米軍が回収していた!? 1962年「ブルーギルトリプルプライム」実験をめぐる新事実
米ソ冷戦時代に行われていたアメリカの高高度核実験において、核爆発で損傷したUFOが墜落し、米海軍艦によって回収されていた――。衝撃的言説に研究家たちの注目が集まっている。
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核実験が再開されてしまうと、今以上にUFO/UAPの出現が増えるのかもしれない。新たな研究で、冷戦時代の核実験でUAPの出現が著しく増加していたことがついに確定!
1990年代以降、大国による爆発を伴う核実験は行われていないが、ここにきて不穏なことに実験再開の動きも見えてきている。
ウクライナとの停戦交渉に難色を示すロシアのプーチン大統領が10月29日、核弾頭が搭載可能な新型原子力魚雷「ポセイドン」の実験に成功したと発表したのだが、この発表から数時間後、トランプ大統領は核兵器実験を開始するよう国防総省に指示したことをSNSで表明した。
これを受けてプーチン大統領は11月5日、核兵器実験の提案を起草するよう指示したことが報じられている。ちなみに同日、米空軍はカリフォルニア州バンデンバーグ宇宙軍基地で大陸間弾道ミサイル(ICBM)「ミニットマン3」の発射テストを行い、成功したと発表している。
なにやらキナ臭い情勢だが、“非人間知性”もまたこの不吉な動向を注視しているのかもしれない。もしも核実験が再開されれば、彼らが姿を現す可能性が高いのだ。
新たな研究では、人類初の人工衛星が軌道上に打ち上げられるずっと前から、核実験時に衛星軌道上に正体不明の光るUAP(未確認航空現象)が多数出現していたことが報告されている。
スウェーデン・ストックホルム大学のベアトリス・ビジャロエル氏と米ヴァンダービルト大学のスティーブン・ブルール氏が今年10月に学術誌「Scientific Reports」で発表した研究では、1949〜57年にかけて行われた核実験と、衛星軌道上に現れる「トランシェンツ(transients、一時滞在者の意味)」と呼ばれる明るい光を放つ一時的UAP現象の増加との間に、明確な関連性があることを報告している。
これらのUAP現象は自然現象ではないと考えられており、ビジャロエル氏によれば「鏡のように反射性が高く光を放っており、空飛ぶ円盤のように回転する挙動さえ見られた」という。
米カリフォルニア州サンディエゴ郡にあるパロマー天文台では、1948年11月から1958年4月までの間に天体観測プロジェクト「パロマー天文台スカイサーベイ」が行われた。研究チームは同時期にアメリカ、イギリス、ソビエト連邦で行われた地上核実験(計124件)の日と、パロマー天文台スカイサーベイの観測データを照らし合わせ、驚くべき事実に気づいた。
なんと、核実験の直前または直後に、上空の衛星軌道上で謎のUAP現象が目撃される可能性が45%高くなっていたのだ。
「(世界初の人工衛星である)スプートニク1号が打ち上げられる前、人類がそこ(衛星軌道)にまだなにも持っていなかった時代のUAPです。どれも平らで、鏡のように光を反射していたとされますが、私は個人的にそのように見える自然物をなにも知りません」と、ビジャロエル氏は米メディア「NewsNation」の番組「Reality Check with Ross Coulthart」で述べている。
核実験の前後にUFOが目撃される可能性が高まったこと以外に、写真に捉えられた未確認飛行物体の総数も8.5%増加していたという。また、これらのUAPは核実験の翌日に現れる可能性が最も高いことから、爆発によって生じた単なる煙や残照であったという説明はできそうもない。
「私の想像を超えた説明がある可能性も排除できません。私が見た限りでは、なんらかの人工物を見ていたということ以外、適当な説明は見つかりません」とビジャロエル氏は断言する。
番組司会の調査ジャーナリストで作家のロス・コールサート氏は、「これは人間以外の知能の存在を示す初の科学的証拠となる可能性がある」と指摘。メインストリームの科学誌にUAP現象を扱った研究が掲載されるのは異例のことであり、UFOコミュニティにとって画期的な快挙と言えそうだ。
ビジャロエル氏は、1950年代に地球の軌道上で発見された未確認飛行物体が今もそこにあるかどうかまでは調査できなかったが、「もしそれらが本当に人間以外の知性体によって作られたものであれば、今も地球を周回している可能性はあるでしょう」と指摘する。
今回の研究は、1940〜50年代に行われた核実験と、当時の空の写真に現れたUAPとの間に明確な相関関係があることを示唆する説得力ある証拠を提示したことになる。しかも、ほとんどのUFO研究とは異なり、この研究は査読を受けており、著者らの方法論と結論に科学的価値があることが示されている。
現在の国際情勢の中で核実験が再開されてほしくないものだが、不幸にしてもし行われてしまった場合に備えて、その上空の衛星軌道上も観測する準備を整えておくべきかもしれない。
仲田しんじ
場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター https://twitter.com/nakata66shinji
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